Chapter 13. PostGIS関数索引

Table of Contents

13.1. PostGIS集約関数

次に示す関数は、PostGISが提供する空間集約関数です。sumaverageといった他のSQL集約関数のように使います。

  • CG_3DUnion - postgis_sfcgalを使用して3次元結合を実行します。
  • ST_3DExtent - ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_3DUnion - 3次元の結合を計算します。
  • ST_AsFlatGeobuf - 行の集合のFlatGeobuf表現を返します。
  • ST_AsGeobuf - 行集合のGeobuf表現を返します。
  • ST_AsMVT - 行集合のMVT表現を返す集約関数です。
  • ST_ClusterDBSCAN - 入力ジオメトリごとにDBSCANアルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterIntersecting - 入力ジオメトリを接続関係にある集合にクラスタリングする集約関数です。
  • ST_ClusterIntersectingWin - 入力ジオメトリごとに接続された集合にクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterKMeans - 入力ジオメトリごとにk平均法アルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterWithin - 分離距離でジオメトリのクラスタリングを行う集約関数です。
  • ST_ClusterWithinWin - 入力ジオメトリごとに分離距離を使ったクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_Collect - ジオメトリの集合からジオメトリコレクションまたはマルチ系ジオメトリを生成します。
  • ST_CoverageInvalidEdges - ポリゴンが妥当なカバレッジの形成に失敗する位置を検索するウィンドウ関数。
  • ST_CoverageSimplify - ポリゴンカバレッジのエッジを単純化するウィンドウ関数。
  • ST_CoverageUnion - 共有しているエッジを除去することでカバレッジを形成するポリゴンの集合の結合を計算します。
  • ST_Extent - ジオメトリのバウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_MakeLine - POINT、MULTIPOINT、LINESTRINGからLINESTRINGを生成します。
  • ST_MemUnion - ジオメトリを結合する集約関数で、メモリを効率的に使いますが処理時間のかかるものです。
  • ST_Polygonize - ジオメトリ集合のラインワークから形成されるポリゴンのコレクションを計算します。
  • ST_SameAlignment - ラスタが同じスキュー、スケール、空間参照系、オフセットを持つ (ピクセルが分割されることなく同じグリッドに置かれている)場合にTRUEを返し、そうでない場合は問題を詳述する通知とともにFALSEを返します。
  • ST_Union - 入力ジオメトリのポイント集合の結合を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Union - ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • TopoElementArray_Agg - element_idとタイプの配列 (topoelements)からなるtopoelementarrayを返します。

13.2. PostGISウィンドウ関数

次に示す関数は、PostGISが提供する空間ウィンドウ関数です。row_number(), lead(), lag()等のような他のSQLウィンドウ関数のように使います。全ての関数で、SQLのOVER()句が必要です。

  • ST_ClusterDBSCAN - 入力ジオメトリごとにDBSCANアルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterIntersectingWin - 入力ジオメトリごとに接続された集合にクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterKMeans - 入力ジオメトリごとにk平均法アルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterWithinWin - 入力ジオメトリごとに分離距離を使ったクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_CoverageInvalidEdges - ポリゴンが妥当なカバレッジの形成に失敗する位置を検索するウィンドウ関数。
  • ST_CoverageSimplify - ポリゴンカバレッジのエッジを単純化するウィンドウ関数。

13.3. PostGIS SQL-MM準拠関数

次に示す関数は、SQL/MM 3標準に準拠したPostGIS関数です。

  • CG_3DArea - 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • CG_3DDifference - 3次元の差分を計算します。
  • CG_3DIntersection - 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • CG_3DUnion - postgis_sfcgalを使用して3次元結合を実行します。
  • CG_Volume - 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • ST_3DArea - 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • ST_3DDWithin - 二つの3次元ジオメトリが与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDifference - 3次元の差分を計算します。
  • ST_3DDistance - 投影座標系の単位で、二つのジオメトリ間の3次元デカルト距離の最小値を返します (空間参照系に基づきます)。
  • ST_3DIntersection - 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • ST_3DIntersects - 二つのジオメトリが3次元空間において空間的にインタセクトするかどうかをテストします。ポイント、ラインストリング、ポリゴン、多面体サーフェス (面)についてのみ動作します。
  • ST_3DLength - 線ジオメトリの3次元長を返します。
  • ST_3DPerimeter - ポリゴンジオメトリの3次元周長を返します。
  • ST_3DUnion - 3次元の結合を計算します。
  • ST_AddEdgeModFace - 新しいエッジを追加します。新しいエッジがフェイスを分割する場合には、もとのフェイスを編集し、一つのフェイスを追加します。
  • ST_AddEdgeNewFaces - 新しいエッジを追加します。新しいエッジがフェイスを分割する場合には、もとのフェイスを削除して、分割した二つのフェイスに置き換えます。
  • ST_AddIsoEdge - anodeとanothernodeで指定される二つの既存孤立ノードを接続するトポロジに、ジオメトリalinestringで定義される孤立エッジを追加し、新しいエッジの識別番号を返します。
  • ST_AddIsoNode - フェイスに孤立ノードを追加し、新しいノードの識別番号を返します。フェイスがNULLの場合でもノードは生成されます。
  • ST_Area - ポリゴンジオメトリの面積を返します。
  • ST_AsBinary - ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsGML - GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsText - ジオメトリ/ジオグラフィのSRIDメタデータのないWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_Boundary - ジオメトリの境界を返します。
  • ST_Buffer - あるジオメトリからの距離が指定された距離以下となる点全ての集合となるジオメトリを返します。
  • ST_Centroid - ジオメトリの幾何学的重心を返します。
  • ST_ChangeEdgeGeom - トポロジ構造に影響を与えることなくエッジの形状を変更します。
  • ST_Contains - Bの全てのポイントがA内にあり、かつ、双方の内部に共有点が存在するかどうかをテストします。
  • ST_ConvexHull - ジオメトリの凸包を計算します。
  • ST_CoordDim - ジオメトリの座標次元を返します。
  • ST_CreateTopoGeo - 空のトポロジにジオメトリのコレクションを追加し、成否を示すメッセージを返します。
  • ST_Crosses - 二つのジオメトリが内部に共有ポイントを持ち、かつそれだけにならないようになっているかテストします。
  • ST_CurveN - 複合曲線のN番目の曲線ジオメトリを返します。
  • ST_CurveToLine - 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_Difference - ジオメトリBとインタセクトしていないジオメトリAの一部を表現するジオメトリを計算します。
  • ST_Dimension - ST_Geometry値の座標次元を返します。
  • ST_Disjoint - 二つのジオメトリが共有点を持たないようになっているかテストします。
  • ST_Distance - 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_EndPoint - LINESTRINGまたはCIRCULARLINESTRINGの終端のポイントを返します。
  • ST_Envelope - ジオメトリのバウンディングボックスを表現するジオメトリを返します。
  • ST_Equals - 二つのジオメトリが同じ点集合になっているかテストします。
  • ST_ExteriorRing - ポリゴンの外環を表現するラインストリングを返します。
  • ST_GMLToSQL - GML表現から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromGMLの別名です。
  • ST_GeomCollFromText - WKT表現と与えられたSRIDからジオメトリのコレクションを生成します。SRIDが与えられていない場合は0とします。
  • ST_GeomFromText - Well-Known Text表現 (WKT)から指定したST_Geometryを返します。
  • ST_GeomFromWKB - Well-Knwon Binaryジオメトリ表現 (WKB)と任意パラメタのSRIDからジオメトリインスタンスを生成します。
  • ST_GeometryFromText - Well-Knwon Text表現 (WKT)から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromTextの別名です。
  • ST_GeometryN - ジオメトリコレクションの要素を一つ返します。
  • ST_GeometryType - ジオメトリのSQL-MM型を文字列で返します。
  • ST_GetFaceEdges - 順序番号を含む、afaceの境界となる、整列したエッジの集合を返します。
  • ST_GetFaceGeometry - 指定されたトポロジの中の、フェイス識別番号で指定されたポリゴンを返します。
  • ST_InitTopoGeo - 新しいトポロジスキーマを生成し、topology.topologyテーブルに登録します。
  • ST_InteriorRingN - ポリゴンのN番目の内環 (穴)を返します。
  • ST_Intersection - ジオメトリAとジオメトリBの共通部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Intersects - 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_IsClosed - ラインストリングの始点と終点が一致しているかをテストします。多面体サーフェスについては閉じているか (立体であるか)をテストします。
  • ST_IsEmpty - ジオメトリが空かをテストします。
  • ST_IsRing - ラインストリングが閉じていてかつ単純であるかをテストします。
  • ST_IsSimple - ジオメトリが自己インタセクトまたは自己接触となるポイントが無いかをテストします。
  • ST_IsValid - ジオメトリが2次元で整形されているかのテスト。
  • ST_Length - 線系ジオメトリの2次元長を返します。
  • ST_LineFromText - WKT表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)となります。
  • ST_LineFromWKB - WKB表現と与えられたSRIDからLINESTRINGを生成します。
  • ST_LinestringFromWKB - WKB表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。
  • ST_LocateAlong - M値に一致するジオメトリ上のポイントを返します。
  • ST_LocateBetween - M値の範囲に合致する部分ジオメトリを返します。
  • ST_M - ポイントのM値を返します。
  • ST_MLineFromText - WKT表現から指定したST_MultiLineString値を返します。
  • ST_MPointFromText - Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。
  • ST_MPolyFromText - Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからマルチポリゴンを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)となります。
  • ST_ModEdgeHeal - 二つのエッジについて、接続しているノードを削除して修復します。1番目のエッジを編集して、2番目のエッジを削除します。削除されたノードの識別番号を返します。
  • ST_ModEdgeSplit - 既存のエッジに沿って新しいノードを生成してエッジを分割します。もとのエッジは変更され、新しいエッジが一つ追加されます。
  • ST_MoveIsoNode - トポロジ内の孤立ノードを別の位置に移動させます。新しいapointジオメトリがノードとして存在しているなら、エラーが投げられます。移動に関する説明を返します。
  • ST_NewEdgeHeal - 二つのエッジについて、接続しているノードを削除して修復します。両方のエッジを削除し、1番目のエッジと同じ方向のエッジに置き換えます。
  • ST_NewEdgesSplit - 新しいノードを既存のエッジに沿って作成して、エッジを分割します。もとのエッジは削除され、二つのエッジに置き換えられます。二つの新しいエッジに接続する新しいノードの識別番号を返します。
  • ST_NumCurves - 複合曲線内の曲線の数を返します。
  • ST_NumGeometries - ジオメトリコレクションの要素数を返します。
  • ST_NumInteriorRings - ポリゴンの内環 (穴)の数を返します。
  • ST_NumPatches - 多面体サーフェスのフェイス数を返します。多面体でないジオメトリの場合にはNULLを返します。
  • ST_NumPoints - ラインストリングまたは曲線ストリングのポイント数を返します。
  • ST_OrderingEquals - 二つのジオメトリが同じジオメトリを表現し、かつ点の並び順が同じかどうかをテストします。
  • ST_Overlaps - 二つのジオメトリが同じ次元を持ち、インタセクトして、かつ相手と重ならない点少なくとも一つあるかをテストします。
  • ST_PatchN - 多面体サーフェスのN番目のジオメトリ (フェイス)を返します。
  • ST_Perimeter - ポリゴンジオメトリまたはジオグラフィの境界の長さを返します。
  • ST_Point - X, YとSRIDの値からポイントを生成します。
  • ST_PointFromText - WKTと与えられたSRIDからポイントジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)とします。
  • ST_PointFromWKB - WKBと与えられたSRIDからジオメトリを生成します。
  • ST_PointN - ジオメトリの最初のラインストリングまたは曲線ストリングのN番目のポイントを返します。
  • ST_PointOnSurface - ポリゴン内またはジオメトリ上にあるのが保証されたポイントを返します。
  • ST_Polygon - ラインストリングから指定したSRIDを持つポリゴンを生成します。
  • ST_PolygonFromText - Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。
  • ST_Relate - 二つのジオメトリが与えられた交差行列パターンに合致するトポロジ関係があるかどうかを見るか、交差行列を計算するかします。
  • ST_RemEdgeModFace - エッジを削除します。削除されるエッジが二つのフェイスを分割していたなら、一方のフェイスを削除し、もう一方のフェイスを両方の空間を覆うように編集します。
  • ST_RemEdgeNewFace - エッジを削除し、消去対象エッジでフェイスが二つに分割されているなら元の二つのフェイスを削除し、一つの新しいフェイスに置き換えます。
  • ST_RemoveIsoEdge - 孤立エッジを削除し、実行結果の記述を返します。エッジが孤立していない場合には、例外が投げられます。
  • ST_RemoveIsoNode - 孤立ノードを削除し、実行結果が返されます。ノードが孤立していない (エッジの始端または終端である)場合には、例外が投げられます。
  • ST_SRID - ジオメトリの空間参照系識別子を返します。
  • ST_StartPoint - ラインストリングの始点を返します。
  • ST_SymDifference - ジオメトリAとジオメトリBがインタセクトしていない部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Touches - 二つのジオメトリが少なくとも一つの共有点を持ち、かつ内部でインタセクトしていないようになっているかテストします。
  • ST_Transform - 異なる空間参照系に投影変換された新しいジオメトリを返します。
  • ST_Union - 入力ジオメトリのポイント集合の結合を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Volume - 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • ST_WKBToSQL - Well-Known Binary表現 (WKB)からST_Geometry値を生成します。これはSRIDを取らないST_GeomFromWKBの別名です。
  • ST_WKTToSQL - Well-Knwon Text表現 (WKT)から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromTextの別名です。
  • ST_Within - Aの全てのポイントがB内にあり、かつ両方の内部が共有点を持つかどうかをテストします。
  • ST_X - ポイントのX値を返します。
  • ST_Y - ポイントのY値を返します。
  • ST_Z - ポイントのZ値を返します。
  • ST_SRID - TopoGeometryの空間参照識別子を返します。

13.4. PostGISジオグラフィ対応関数

次に示す関数と演算子は、ジオグラフィデータ型を入力または出力に取るPostGIS関数/演算子です。

[Note]

(T)の付いた関数はネイティブなジオグラフィ関数ではなく、実行時にST_Transformを使ってジオメトリとの変換を行います。結果として、日付変更線や極を超えたり、ひとつのUTMゾーンではカバーできない巨大なジオメトリを使用する場合に、予期しない挙動になることがあります。基本的な変換としては、UTMが望ましいですが、ランベルト正積方位図法(北/南)、最悪のシナリオでメルカトルに頼ります。

  • ST_Area - ポリゴンジオメトリの面積を返します。
  • ST_AsBinary - ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKT - ジオメトリのSRIDメタデータが付いたWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_AsGML - GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsGeoJSON - GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_AsKML - ジオメトリをKML要素として返します。
  • ST_AsSVG - ジオメトリからSVGパスデータを返します。
  • ST_AsText - ジオメトリ/ジオグラフィのSRIDメタデータのないWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_Azimuth - 北を基準とした2点間の線の方位角を返します。
  • ST_Buffer - あるジオメトリからの距離が指定された距離以下となる点全ての集合となるジオメトリを返します。
  • ST_Centroid - ジオメトリの幾何学的重心を返します。
  • ST_ClosestPoint - g1上にある、g2と最近傍となる2次元ポイントを返します。これは、あるジオメトリから他のジオメトリへの最短ラインの一つ目のポイントです。
  • ST_CoveredBy - Aの全てのポイントがB内にあるかをテストします。
  • ST_Covers - Bの全ての点がA内にあるかをテストします。
  • ST_DWithin - 二つのジオメトリが与えらえれた距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_Distance - 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_GeogFromText - Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。
  • ST_GeogFromWKB - Well-Known Binaryジオメトリ表現(WKB)または拡張WKB(EWKB)からジオグラフィインスタンスを生成します。
  • ST_GeographyFromText - Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。
  • = - ジオメトリ/ジオグラフィ Aの座標と座標の並び順がジオメトリ/ジオグラフィ Bと同じ場合にTRUEを返します。
  • ST_Intersection - ジオメトリAとジオメトリBの共通部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Intersects - 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_Length - 線系ジオメトリの2次元長を返します。
  • ST_LineInterpolatePoint - ラインに沿って、割合で示された位置の補間ポイントを返します。
  • ST_LineInterpolatePoints - ラインに沿って、割合で示された複数の位置の補間ポイントを返します。
  • ST_LineLocatePoint - ポイントに最も近いライン上のポイントの位置を割合で返します。
  • ST_LineSubstring - 二つの割合位置からラインの一部を返します。
  • ST_Perimeter - ポリゴンジオメトリまたはジオグラフィの境界の長さを返します。
  • ST_Project - 始点から距離と方位で算出されたポイントを返します。
  • ST_Segmentize - 与えた長さを超える線分を持たないよう変更したジオメトリ/ジオグラフィを返します。
  • ST_ShortestLine - 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。
  • ST_Summary - ジオメトリについての要約文を返します。
  • <-> - AとBの2次元距離を返します。
  • && - Aの2次元バウンディングボックスがBの2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。

13.5. PostGISラスタ機能関数

次に示す関数と演算子は、rasterデータ型を入力または出力に取るPostGIS関数/演算子です。アルファベット順に示します。

  • Box3D - ラスタを囲むボックスのbox3d表現を返します。
  • @ - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスに含まれる場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • ~ - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスを含む場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • = - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスと同じ場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • && - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &< - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスをオーバラップするか、Bのバウンディングボックスの左にある場合にTRUEを返します。
  • &> - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスをオーバラップするか、Bのバウンディングボックスの右にある場合に TRUE を返します。
  • ~= - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスと同じ場合に TRUEを返します。
  • ST_Retile - 任意のタイル化されたラスタカバレッジから構成されたタイルの集合を返します。
  • ST_AddBand - 与えられたタイプで、与えられた初期値にした新しいバンドを、与えられたインデックス位置に追加したラスタを返します。インデックス位置を指定していない場合には、バンドは末尾に追加されます。
  • ST_AsBinary/ST_AsWKB - ラスタのWell-Known Binary (WKB)表現を返します。
  • ST_AsGDALRaster - 指定されたGDALラスタ書式でラスタタイルを返します。ラスタ書式はコンパイルしたライブラリが対応するものです。ライブラリが対応する書式の一覧を得るにはST_GDALRasters()を使います。
  • ST_AsHexWKB - Well-Known Binary (WKB)ラスタを16進数表現で返します。
  • ST_AsJPEG - ラスタの選択されたバンドを、単一のJoint Photographic Exports Group (JPEG)画像としてバイト配列で返します。バンドを指定せず、1バンドか3より多いバンドがある場合には、1番バンドを使用します。3バンドのみ指定した場合には、3バンドを使用し、RGBに対応付けます。
  • ST_AsPNG - ラスタの選択されたバンドを、単一のportable network graphics (PNG)画像としてバイト配列で返します。バンドを指定せず、1バンドか3バンドか4バンドある場合には、全てのバンドを使用します。バンドを指定せず、2バンドか4より多いバンドがある場合には、1番バンドを使用します。対象バンドはRGBまたはRGBAに対応付けられます。
  • ST_AsRaster - PostGISジオメトリをPostGISラスタに変換します。
  • ST_AsTIFF - ラスタの選択されたバンドを、単一のTIFF画像 (バイト配列)として返します。バンドを指定しないか指定したバンドがラスタ内に無い場合には、全てのバンドの使用を試みます。
  • ST_Aspect - 標高ラスタバンドの傾斜方向 (デフォルトの単位は度)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_Band - 既存のラスタの、一つ以上のバンドを新しいラスタとして返します。既存のラスタから新しいラスタを構築する際に使えます。
  • ST_BandFileSize - ファイルシステムに格納されているバンドのファイルサイズを返します。バンド番号が指定されていない場合には、1番と仮定します。
  • ST_BandFileTimestamp - ファイルシステムに格納されているバンドのファイルタイムスタンプ返します。バンド番号が指定されていない場合には、1番と仮定します。
  • ST_BandIsNoData - 指定したバンドがNODATA値だけで満たされている場合には、TRUEを返します。
  • ST_BandMetaData - 指定したラスタバンドの基本的なメタデータを返します。バンド番号を指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_BandNoDataValue - 指定されたバンドについてデータが無いことを表現する値を返します。バンド番号を指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_BandPath - ファイルシステムに格納されているバンドのシステムファイルパスを返します。バンド番号が指定されていない場合には、1番と仮定します。
  • ST_BandPixelType - 指定したバンドのピクセルタイプを返します。バンド番号が指定されていない場合には、1番と仮定します。
  • ST_Clip - 入力ジオメトリで切り取ったラスタを返します。バンドが指定されていない場合には、全てのバンドが処理されます。cropが指定されていなかったりTRUE となっている場合には、出力ラスタは切り取られます。touchedがTRUEの場合には、接触するピクセルは取り込まれ、TRUEでない場合には、中心がジオメトリ内にあるピクセルだけが取り込まれます。
  • ST_ColorMap - 元のラスタと指定したバンドから4個までの8BUIバンド (grayscale, RGB, RGBA)からなる新しいラスタを生成します。
  • ST_Contains - rastAの外にrastBの点が無く、rastAの内部にrastBの内部の点が一つ以上ある場合にTRUEを返します。
  • ST_ContainsProperly - rastBがrastAの内部でインタセクトし、かつrastAの境界とも外部ともインタセクトしない場合にTRUEを返します。
  • ST_Contour - 与えられたラスタバンドから等高線ベクタを生成します。GDAL等高線生成アルゴリズムを使います。
  • ST_ConvexHull - BandNoDataValueと等しいピクセル値を含むラスタの凸包ジオメトリを返します。一般的な形状でスキューのないラスタでは、ST_Envelopeと同じ結果になります。不規則な形状をしているか回転しているラスタでのみ使います。
  • ST_Count - ラスタまたはラスタカバレッジの指定したバンドのピクセル数を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueをTRUEに設定している場合には、NODATA値と等しくないピクセルのみを数えます。
  • ST_CountAgg - 集約関数です。ラスタ集合の与えられたバンドのピクセル数を返します。バンドが指定されていない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueをTRUEに設定している場合には、NODATA値と等しくないピクセルのみを数えます。
  • ST_CoveredBy - rastAがrastBの外部に点を持たない場合にTRUEを返します。
  • ST_Covers - rastBがrastAの外部に点を持たない場合にTRUEを返します。
  • ST_DFullyWithin - rastAとrastBが指定した距離内に完全に収まる場合にTRUEを返します。
  • ST_DWithin - rastAとrastBが指定した距離内にある場合にTRUEを返します。
  • ST_Disjoint - rastAがrastBとインタセクトしない場合にTRUEを返します。
  • ST_DumpAsPolygons - 指定されたラスタバンドからgeomval (geom,val)行の集合を返します。バンドを指定しない場合のデフォルトは1です。
  • ST_DumpValues - 指定したバンドの値を2次元で得ます。
  • ST_Envelope - ラスタの範囲のポリゴン表現を返します。
  • ST_FromGDALRaster - 対応するGDALラスタファイルからラスタを返します。
  • ST_GeoReference - GDAL書式または一般的にワールドファイルでみられるESRI書式の地理参照メタデータを返します。デフォルトはGDALです。
  • ST_Grayscale - 元のラスタと指定したバンドを赤、緑、青バンドとして一つの8BUIバンドを持つラスタを生成します。
  • ST_HasNoBand - 指定したバンド番号のバンドが無い場合には、TRUEを返します。バンド番号を指定していない場合には、1番と仮定します。
  • ST_Height - ラスタの高さをピクセル単位で返します。
  • ST_HillShade - 与えられた方位、高度、明度、スケールの入力を使って標高ラスタバンドの仮想照明を返します。
  • ST_Histogram - ラスタまたはラスタカバレッジのビン範囲で分割したデータ分布をまとめるヒストグラムの集合を返します。ビン数を指定しない場合には自動計算されます。
  • ST_InterpolateRaster - X値とY値を使用してグリッド上のポイントを配置し、ポイントのZ値をサーフェス標高として配置し、3次元ポイントの入力セットに基づいてグリッドサーフェスを補間します。
  • ST_Intersection - 二つのラスタの共有部分またはベクタ化したラスタとジオメトリとのインタセクトした部分を表現する、ラスタまたはジオメトリとピクセル値の組の集合を返します。
  • ST_Intersects - rastAがrastBとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • ST_IsEmpty - ラスタが空 (幅が0で高さが0)の場合にはTRUEを返します。他の場合には、FALSEを返します。
  • ST_MakeEmptyCoverage - 空のラスタタイルのグリッドでジオリファレンスを施されている領域を生成します。
  • ST_MakeEmptyRaster - 与えられたピクセル範囲 (width & height)、左上のX,Y、ピクセルサイズ、回転 (scalex, scaley, skewx, skewy)と空間参照系 (srid)が指定された空ラスタ (バンドを持たないラスタ)を返します。ラスタが渡されると、新しいラスタは渡されたラスタと同じサイズ、アラインメント、SRIDになります。SRIDが指定されていない場合には、空間参照系は不明 (0)とされます。
  • ST_MapAlgebra (callback function version) - コールバック関数版 - 一つ以上の入力ラスタ、バンドインデックスと一つのユーザ定義コールバック関数から、一つのバンドからなるラスタを返します。
  • ST_MapAlgebraExpr - 1バンド版: 入力バンドに対する妥当なPostgreSQL代数演算で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、1番を仮定します。
  • ST_MapAlgebraExpr - 2バンド版: 二つの入力バンドに対する妥当なPostgreSQL代数演算で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、どちらも1番と仮定します。結果ラスタは、一つ目のラスタのアラインメント (スケール、スキュー、ピクセル角位置)にあわされます。範囲は"extenttype"引数で定義されます。取りうる"extenttype"の値はINTERSECTION, UNION, FIRST, SECONDです。
  • ST_MapAlgebraFct - 1バンド版 - 入力バンドに対する妥当なPostgreSQL関数で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_MapAlgebraFct - 2バンド版 - 二つの入力バンドに対する妥当なPostgreSQL関数で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。"extenttype"のデフォルトはINTERSECTIONです。
  • ST_MapAlgebraFctNgb - 1バンド版: ユーザ定義PostgreSQL関数を使用する最近傍地図代数関数です。入力ラスタバンドの近傍の値を与えたPL/pgSQLユーザ定義関数の結果からなるラスタを返します。
  • ST_MapAlgebra (expression version) - 数式版 - 一つか二つの入力ラスタ、バンド番号、一つ以上のユーザ定義SQL式から一つのバンドを持つラスタを返します。
  • ST_MemSize - ラスタが取る領域の合計をバイト単位で返します。
  • ST_MetaData - ピクセル数、回転 (スキュー)、左上隅位置等のラスタオブジェクトに関する基本的なメタデータを返します。
  • ST_MinConvexHull - NODATA値を除いたラスタの凸包ジオメトリを返します。
  • ST_NearestValue - 与えられたバンドの、columnxとrowyで指定されるか、またはラスタと同じ空間参照系で表現されたポイントで指定されたピクセルに最も近いNODATAでない値を返します。
  • ST_Neighborhood - 与えられたバンドのcolumnX, columnYか、ラスタと同じ空間参照系のジオメトリポイントで指定されたピクセルの周囲にある、NODATAでない2次元倍精度浮動小数点数配列を返します。
  • ST_NotSameAlignmentReason - ラスタが同じアラインメントを持つかどうか、また、持たない場合にはその理由を示す文字列を返します。
  • ST_NumBands - ラスタオブジェクトのバンド数を返します。
  • ST_Overlaps - rastAとrastBがインタセクトして、かつ一方がもう一方に完全には包含されない場合にはTRUEを返します。
  • ST_PixelAsCentroid - ピクセルで表現される面の重心 (ポイントジオメトリ)を返します。
  • ST_PixelAsCentroids - 全てのピクセルについて重心 (ポイントジオメト)リを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルで表現される面の重心です。
  • ST_PixelAsPoint - ピクセルの左上隅のポイントジオメトリを返します。
  • ST_PixelAsPoints - 全てのピクセルについてポイントジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルの左上隅です。
  • ST_PixelAsPolygon - 指定した行と列のピクセルの境界となるジオメトリを返します。
  • ST_PixelAsPolygons - 全てのピクセルについて境界となるジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。
  • ST_PixelHeight - 空間参照系の地理的な単位でのピクセルの高さを返します。
  • ST_PixelOfValue - 検索値と同じ値を持つピクセルのcolumnx, rowyピクセル座標を得ます。
  • ST_PixelWidth - 空間参照系の地理的な単位でのピクセルの幅を返します。
  • ST_Polygon - NODATA値でないピクセル値を持つピクセルの結合で形成されるマルチポリゴンジオメトリを返します。バンドを指定しない場合のデフォルトは1です。
  • ST_Quantile - ラスタまたはラスタテーブルカバレッジのサンプルまたは母集団の分位数を計算します。値がラスタの25%,50%,75%にあるかを調べることができます。
  • ST_RastFromHexWKB - Well-Knownバイナリ (WKB)ラスタの16進数表現からラスタを返します。
  • ST_RastFromWKB - Well-Known Binary (WKB)ラスタからラスタ値を返します。
  • ST_RasterToWorldCoord - ラスタの指定した列と行における左上隅の地理座標X値とY値 (経度と緯度)を返します。列と行の番号は1始まりです。
  • ST_RasterToWorldCoordX - ラスタの指定した列と行における左上隅の地理座標のX値を返します。列と行の番号は1始まりです。
  • ST_RasterToWorldCoordY - ラスタの指定した列と行における左上隅の地理座標のY値を返します。列と行の番号は1始まりです。
  • ST_Reclass - 元のラスタから再分類したバンドタイプからなるラスタを生成します。nbandは変更するバンドです。nbandが指定されていない場合には、1と仮定します。他の全てのバンドは変更せずに返します。可視画像の書式としてより単純な描画を行うために、16BUIバンドを8BUIバンドに変換する、等のために使います。
  • ST_Resample - 指定したリサンプリングアルゴリズム、新しいピクセル範囲、グリッドの隅、定義するか他のラスタから借りてきた地理参照属性を使ってリサンプリングを行います。
  • ST_Rescale - スケール (ピクセルサイズ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (英語または米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Resize - ラスタを新しい幅、高さにサイズ再設定を行います。
  • ST_Reskew - キュー (回転パラメタ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Rotation - ラスタの回転をラジアンで返します。
  • ST_Roughness - DEMの「粗度」を計算したラスタを返します。
  • ST_SRID - ラスタのspatial_ref_sysテーブルで定義されている空間参照系識別番号を返します。
  • ST_SameAlignment - ラスタが同じスキュー、スケール、空間参照系、オフセットを持つ (ピクセルが分割されることなく同じグリッドに置かれている)場合にTRUEを返し、そうでない場合は問題を詳述する通知とともにFALSEを返します。
  • ST_ScaleX - 空間参照系の地理的な単位でのピクセル幅のX成分を返します。
  • ST_ScaleY - 空間参照系の地理的な単位でのピクセル幅のY成分を返します。
  • ST_SetBandIndex - データベース外バンドの外部バンド番号の更新
  • ST_SetBandIsNoData - バンドのisnodataフラグをTRUEにします。
  • ST_SetBandNoDataValue - 指定したバンドにNODATAを表現する値を設定します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。NODATA値を持たないようにするには、nodatavalueにNULLを指定します。
  • ST_SetBandPath - データベース外バンドの外部パスとバンド番号を更新します。
  • ST_SetGeoReference - 地理参照6パラメタを一度に設定します。数値は空白で区切ります。GDALまたはESRI書式の入力を受け付けます。デフォルトはGDALです。
  • ST_SetM - 入力ジオメトリと同じX/Y値を持ち、かつ、指定されたリサンプリングアルゴリズムを使ってラスタから複写されたM値を持つジオメトリを返します。
  • ST_SetRotation - ラスタの回転をラジアン単位で設定します。
  • ST_SetSRID - スタのSRIDをspatial_ref_sysに定義されている特定の整数値に設定します。
  • ST_SetScale - ピクセルサイズのX値とY値を空間参照系の単位で設定します。数値は単位/ピクセルの幅または高さです。
  • ST_SetSkew - 地理参照のスキュー (回転パラメタ)のX値とY値を設定します。一つだけ渡した場合には、X値とY値は同じ値に設定されます。
  • ST_SetUpperLeft - ラスタの左上隅の投影座標系のX値とY値を設定します。
  • ST_SetValue - 与えられたバンドのcolumnX, columnYか、ラスタと同じ空間参照系のジオメトリポイントで指定されたピクセルの値または指定したジオメトリとインタセクトするピクセル群の値を設定することから得られる、変更されたラスタを返します。バンド番号は1始まりで、指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_SetValues - 与えられたバンドに複数の値を設定して、変更されたラスタを返します。
  • ST_SetZ - 入力ジオメトリと同じX/y座標値と、指定されたリサンプリングアルゴリズムを使ってラスタから複写されたZ値とを持つジオメトリを返します。
  • ST_SkewX - 空間参照のXスキュー (回転パラメータ)を返します。
  • ST_SkewY - 空間参照のYスキュー (回転パラメータ)を返します。
  • ST_Slope - 標高ラスタバンドの傾斜角 (デフォルトでは度単位)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_SnapToGrid - グリッドにスナップすることでラスタをリサンプリングします。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Summary - ラスタの中身の概要が文字列で返されます。
  • ST_SummaryStats - ラスタまたはラスタカバレッジの指定したバンドについて、ピクセル数、合計値、平均値、標準偏差、最小値、最大値からなる統計情報の概要を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_SummaryStatsAgg - 集約関数です。ラスタ集合の指定したバンドについて、ピクセル数、合計値、平均値、標準偏差、最小値、最大値からなる統計情報の概要を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_TPI - 地形的位置指数を計算したラスタを返します。
  • ST_TRI - 起伏指標を計算したラスタを返します。
  • ST_Tile - 求められた出力ラスタのピクセル数に基づいて入力ラスタを分割した結果のラスタ集合を返します。
  • ST_Touches - rastAとrastBが少なくとも一つの共通の点を持ち、かつ二つのラスタの内部同士がインタセクトしない場合にTRUEを返します。
  • ST_Transform - ラスタを既知の空間参照系から他の既知の空間参照系に、指定したリサンプリングアルゴリズムで投影変換します。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Union - ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • ST_UpperLeftX - 適用されている空間参照系でのラスタの左上隅のX座標値を返します。
  • ST_UpperLeftY - 適用されている空間参照系でのラスタの左上隅のY座標値を返します。
  • ST_Value - 指定したバンドにおけるcolumnx, rowyで指定したピクセルまたは指定したジオメトリポイントに対応するピクセルの値を返します。 バンド番号は1始まりで、指定しない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueがFALSEに設定された場合には、NODATA ピクセルを含む全てのピクセルがインタセクトするかが考慮され、値を返します。exclude_nodata_valueを渡さない場合には、ラスタのメタデータから読みます。
  • ST_ValueCount - ラスタ (またはラスタカバレッジ)の指定されたバンドで、指定した値を持つピクセルを対象として、ピクセルバンド値とピクセル数からなるレコードの集合を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。デフォルトではNODATA値のピクセルは数えられず、ピクセルの他の値は出力され、ピクセルバンド値は最も近い整数に丸められます。
  • ST_Width - ラスタの幅をピクセル単位で返します。
  • ST_Within - rastAがrastBの外部に点を持たず、rastAの内部の少なくとも一つの点がrastBの内部にある場合にTRUEを返します。
  • ST_WorldToRasterCoord - ラスタの空間参照系による地理座標のX値とY値 (経度と緯度)またはポイントジオメトリに対応するピクセルの左上隅を返します。
  • ST_WorldToRasterCoordX - ラスタの空間参照系に基づくポイントジオメトリ (pt)またはX,Y座標値 (xw,yw)に対応するラスタの列を返します。
  • ST_WorldToRasterCoordY - ラスタの空間参照系に基づくポイントジオメトリ (pt)またはX,Y座標値 (xw,yw)に対応するラスタの行を返します。
  • UpdateRasterSRID - ユーザが指定したカラムとテーブルにあるラスタの全てについてSRIDを変更します。

13.6. PostGISジオメトリ/ジオグラフィ/ラスタのダンプ関数

次に示す関数は、geometry_dumpまたはgeomvalデータ型の集合または単一データを入力または出力に取るPostGIS関数です。

  • ST_DumpAsPolygons - 指定されたラスタバンドからgeomval (geom,val)行の集合を返します。バンドを指定しない場合のデフォルトは1です。
  • ST_Intersection - 二つのラスタの共有部分またはベクタ化したラスタとジオメトリとのインタセクトした部分を表現する、ラスタまたはジオメトリとピクセル値の組の集合を返します。
  • ST_Dump - ジオメトリの要素となるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpPoints - ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpRings - ポリゴンのリングごとのgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpSegments - ジオメトリ内の辺の行であるgeometry_dump行の集合を返します。

13.7. PostGISボックス関数

次に示す関数は、PostGIS空間型のbox系の型を入力または出力に取るPostGIS関数です。ボックス系にはbox2dbox3dがあります。

  • Box2D - ジオメトリの2次元範囲を表現するBOX2Dを返します。
  • Box3D - ジオメトリの3次元範囲を表現するBOX3Dを返します。
  • Box3D - ラスタを囲むボックスのbox3d表現を返します。
  • ST_3DExtent - ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_3DMakeBox - 二つの3次元のポイントジオメトリで定義されるBOX3Dを生成します。
  • ST_AsMVTGeom - ジオメトリをMVTタイルの座標空間に変換します。
  • ST_AsTWKB - TWKB (Tiny Well-Known Binary)としてジオメトリを出力します。
  • ST_Box2dFromGeoHash - GeoHash文字列からBOX2Dを返します。
  • ST_ClipByBox2D - 長方形内に落ちるジオメトリの一部を返します。
  • ST_EstimatedExtent - 空間テーブルの推定範囲を返します。
  • ST_Expand - 他のバウンディングボックスまたはジオメトリから拡張されたバウンディングボックスを返します。
  • ST_Extent - ジオメトリのバウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_MakeBox2D - 二つの2次元のポイントジオメトリで定義されるBOX2Dを生成します。
  • ST_RemoveIrrelevantPointsForView - 指定した矩形表示範囲での描画に関係のないジオメトリのポイントを削除します。
  • ST_XMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのXの最大値を返します。
  • ST_XMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのXの最小値を返します。
  • ST_YMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのYの最大値を返します。
  • ST_YMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのYの最小値を返します。
  • ST_ZMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのZの最大値を返します。
  • ST_ZMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのZの最小値を返します。
  • RemoveUnusedPrimitives - 存在するTopoGeometryオブジェクトを定義するのに必要でないトポロジプリミティブを削除します。
  • ValidateTopology - トポロジの問題についての詳細を示すvalidatetopology_returntypeの集合を返します。
  • ~(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)をジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(geometry,box2df) - ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)を包含する場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)がジオメトリの2次元バウンディングボックスに包含される場合にTRUEを返します。
  • @(geometry,box2df) - ジオメトリの2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)に包含される場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスがジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(geometry,box2df) - ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。

13.8. 3次元対応PostGIS関数

次に示す関数は、Zインデクスを放り出さないPostGIS関数です。

  • AddGeometryColumn - ジオメトリカラムを既存のテーブルに追加します。
  • Box3D - ジオメトリの3次元範囲を表現するBOX3Dを返します。
  • CG_3DArea - 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • CG_3DConvexHull - ジオメトリの3次元の凸包を計算します。
  • CG_3DDifference - 3次元の差分を計算します。
  • CG_3DIntersection - 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • CG_3DUnion - postgis_sfcgalを使用して3次元結合を実行します。
  • CG_ApproximateMedialAxis - 面ジオメトリの近似的な中心軸を計算します。
  • CG_ConstrainedDelaunayTriangles - 入力ジオメトリの周りの制約付きドロネー三角形を返します。
  • CG_Extrude - 関連するボリュームにサーフェスを押し出します。
  • CG_ForceLHR - LHR (Left Hand Rule)方向に強制します。
  • CG_IsPlanar - サーフェスが平面であるかないかをチェックします。
  • CG_IsSolid - ジオメトリが立体であるかどうかをテストします。妥当性チェックは行いません。
  • CG_MakeSolid - ジオメトリを立体にキャストします。チェックはしません。妥当な立体を得るには、入力ジオメトリは閉じた多面体サーフェスか閉じたTINでなければなりません。
  • CG_Orientation - サーフェスの方向を判定します。
  • CG_StraightSkeleton - ジオメトリからストレートスケルトンを計算します。
  • CG_Tesselate - ポリゴンまたは多面体サーフェスのテッセレーションを計算し、TINまたはTINコレクションを返します。
  • CG_Visibility - ポリゴンジオメトリ内のポイント又は辺から可視領域ポリゴンを計算する
  • CG_Volume - 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • DropGeometryColumn - ジオメトリカラムを空間テーブルから除去します。
  • GeometryType - ジオメトリのタイプを文字列で返します。
  • ST_3DArea - 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • ST_3DClosestPoint - g1上の、g2に最も近い3次元ポイントを返します。これは3次元の最短ラインの始点です。
  • ST_3DConvexHull - ジオメトリの3次元の凸包を計算します。
  • ST_3DDFullyWithin - 二つの3次元ジオメトリが完全に与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDWithin - 二つの3次元ジオメトリが与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDifference - 3次元の差分を計算します。
  • ST_3DDistance - 投影座標系の単位で、二つのジオメトリ間の3次元デカルト距離の最小値を返します (空間参照系に基づきます)。
  • ST_3DExtent - ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_3DIntersection - 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • ST_3DIntersects - 二つのジオメトリが3次元空間において空間的にインタセクトするかどうかをテストします。ポイント、ラインストリング、ポリゴン、多面体サーフェス (面)についてのみ動作します。
  • ST_3DLength - 線ジオメトリの3次元長を返します。
  • ST_3DLineInterpolatePoint - 3次元ラインに沿って、割合で示された位置の補間ポイントを返します。
  • ST_3DLongestLine - 二つのジオメトリ間の3次元最長ラインを返します。
  • ST_3DMaxDistance - 二つのジオメトリ間の3次元最大デカルト距離 (空間参照系に基づく)を空間参照系の単位で返します。
  • ST_3DPerimeter - ポリゴンジオメトリの3次元周長を返します。
  • ST_3DShortestLine - 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。
  • ST_3DUnion - 3次元の結合を計算します。
  • ST_AddMeasure - ラインに沿ったM値を補間します。
  • ST_AddPoint - ラインストリングにポイントを追加します。
  • ST_Affine - ジオメトリに3次元アフィン変換を適用します。
  • ST_ApproximateMedialAxis - 面ジオメトリの近似的な中心軸を計算します。
  • ST_AsBinary - ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKB - ジオメトリの、SRIDメタデータを持つExtended Well-Knownバイナリ (EWKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKT - ジオメトリのSRIDメタデータが付いたWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_AsGML - GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsGeoJSON - GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_AsHEXEWKB - ジオメトリのHEXEWKB表現を (文字列として)返します。リトルエンディアン (NDR)またはビッグエンディアン (XDR)のどちらかのエンコーディングを使います。
  • ST_AsKML - ジオメトリをKML要素として返します。
  • ST_AsX3D - ジオメトリをX3Dノード要素書式 (ISO-IEC-19776-1.2-X3DEncodings-XML)で返します。
  • ST_Boundary - ジオメトリの境界を返します。
  • ST_BoundingDiagonal - ジオメトリのバウンディングボックスの対角線を返します。
  • ST_CPAWithin - 二つのトラジェクトリの最接近時の距離が指定距離内であるかどうかをテストします。
  • ST_ChaikinSmoothing - チャイキンのアルゴリズムを使って、与えられたジオメトリの平滑化されたものを返します。
  • ST_ClosestPointOfApproach - 二つのトラジェクトリの最接近時の距離を返します。
  • ST_Collect - ジオメトリの集合からジオメトリコレクションまたはマルチ系ジオメトリを生成します。
  • ST_ConstrainedDelaunayTriangles - 入力ジオメトリの周りの制約付きドロネー三角形を返します。
  • ST_ConvexHull - ジオメトリの凸包を計算します。
  • ST_CoordDim - ジオメトリの座標次元を返します。
  • ST_CurveN - 複合曲線のN番目の曲線ジオメトリを返します。
  • ST_CurveToLine - 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_DelaunayTriangles - ジオメトリの頂点のドローネ三角形を返します。
  • ST_Difference - ジオメトリBとインタセクトしていないジオメトリAの一部を表現するジオメトリを計算します。
  • ST_DistanceCPA - 二つのトラジェクトリの最接近する時の距離を返します。
  • ST_Dump - ジオメトリの要素となるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpPoints - ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpRings - ポリゴンのリングごとのgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpSegments - ジオメトリ内の辺の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_EndPoint - LINESTRINGまたはCIRCULARLINESTRINGの終端のポイントを返します。
  • ST_ExteriorRing - ポリゴンの外環を表現するラインストリングを返します。
  • ST_Extrude - 関連するボリュームにサーフェスを押し出します。
  • ST_FlipCoordinates - X値とY値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_Force2D - ジオメトリを2次元モードに強制します。
  • ST_ForceCurve - 該当する場合は、ジオメトリを曲線タイプに変換します。
  • ST_ForceLHR - LHR (Left Hand Rule)方向に強制します。
  • ST_ForcePolygonCCW - 全ての外環を反時計回りに、全ての内環を時計回りに、それぞれ強制します。
  • ST_ForcePolygonCW - 全ての外環を時計回りに、全ての内環を反時計回りに、それぞれ強制します。
  • ST_ForceRHR - ポリゴンの頂点の方向を右回りに強制します。
  • ST_ForceSFS - SFS 1.1ジオメトリタイプのみ使うようジオメトリに強制します。
  • ST_Force3D - ジオメトリをXYZモードに強制します。これはST_Force3DZの別名です。
  • ST_Force3DZ - ジオメトリをXYZモードに強制します。
  • ST_Force4D - ジオメトリをXYZMモードに強制します。
  • ST_ForceCollection - ジオメトリをジオメトリコレクションに変換します。
  • ST_GeomFromEWKB - 拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)から指定したST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromEWKT - 拡張Well-Known Text表現 (EWKT)から指定されたST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromGML - GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeomFromGeoJSON - ジオメトリのGeoJSON表現を入力として、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeomFromKML - ジオメトリのKML表現の入力をとり、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeometricMedian - マルチポイントの幾何学的中央値を返します。
  • ST_GeometryN - ジオメトリコレクションの要素を一つ返します。
  • ST_GeometryType - ジオメトリのSQL-MM型を文字列で返します。
  • ST_HasArc - ジオメトリに円弧が含まれているかどうかテストします。
  • ST_HasM - ジオメトリがM値をもっているかどうかを確認します。
  • ST_HasZ - ジオメトリがZ値を持っているかどうかを確認します。
  • ST_InteriorRingN - ポリゴンのN番目の内環 (穴)を返します。
  • ST_InterpolatePoint - ジオメトリのポイントに最も近いポイント上の補間M値を返します。
  • ST_Intersection - ジオメトリAとジオメトリBの共通部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_IsClosed - ラインストリングの始点と終点が一致しているかをテストします。多面体サーフェスについては閉じているか (立体であるか)をテストします。
  • ST_IsCollection - ジオメトリのタイプがジオメトリコレクションかをテストします。
  • ST_IsPlanar - サーフェスが平面であるかないかをチェックします。
  • ST_IsPolygonCCW - ポリゴンが反時計回りの外環を持っていて、時計回りの内環を持っているかをテストします。
  • ST_IsPolygonCW - ポリゴンが時計回りの外環を持っていて、反時計回りの内環を持っているかをテストします。
  • ST_IsSimple - ジオメトリが自己インタセクトまたは自己接触となるポイントが無いかをテストします。
  • ST_IsSolid - ジオメトリが立体であるかどうかをテストします。妥当性チェックは行いません。
  • ST_IsValidTrajectory - ジオメトリが妥当なトラジェクトリであるかどうかをテストします。
  • ST_LengthSpheroid - 回転楕円体面上の経度緯度のジオメトリの2次元または3次元の長さ/周長を返します。
  • ST_LineFromMultiPoint - マルチポイントジオメトリからラインストリングを生成します。
  • ST_LineInterpolatePoint - ラインに沿って、割合で示された位置の補間ポイントを返します。
  • ST_LineInterpolatePoints - ラインに沿って、割合で示された複数の位置の補間ポイントを返します。
  • ST_LineSubstring - 二つの割合位置からラインの一部を返します。
  • ST_LineToCurve - 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_LocateBetweenElevations - 標高 (Z値)範囲にある部分ジオメトリを返します。
  • ST_M - ポイントのM値を返します。
  • ST_MakeLine - POINT、MULTIPOINT、LINESTRINGからLINESTRINGを生成します。
  • ST_MakePoint - 2次元、3次元 (XYZ)、4次元のポイントを生成します。
  • ST_MakePolygon - 外殻と穴のリストからポリゴンを生成します。
  • ST_MakeSolid - ジオメトリを立体にキャストします。チェックはしません。妥当な立体を得るには、入力ジオメトリは閉じた多面体サーフェスか閉じたTINでなければなりません。
  • ST_MakeValid - 頂点を失うことなしに不正なジオメトリを妥当なジオメトリにしようと試みます。
  • ST_MemSize - ジオメトリが取るメモリ空間の合計を返します。
  • ST_MemUnion - ジオメトリを結合する集約関数で、メモリを効率的に使いますが処理時間のかかるものです。
  • ST_NDims - ST_Geometry値の座標次元を返します。
  • ST_NPoints - ジオメトリのポイント (頂点)の数を返します。
  • ST_NRings - ポリゴンジオメトリのリング数を返します。
  • ST_Node - ラインストリングの集合にノードを作成します。
  • ST_NumCurves - 複合曲線内の曲線の数を返します。
  • ST_NumGeometries - ジオメトリコレクションの要素数を返します。
  • ST_NumPatches - 多面体サーフェスのフェイス数を返します。多面体でないジオメトリの場合にはNULLを返します。
  • ST_Orientation - サーフェスの方向を判定します。
  • ST_PatchN - 多面体サーフェスのN番目のジオメトリ (フェイス)を返します。
  • ST_PointFromWKB - WKBと与えられたSRIDからジオメトリを生成します。
  • ST_PointN - ジオメトリの最初のラインストリングまたは曲線ストリングのN番目のポイントを返します。
  • ST_PointOnSurface - ポリゴン内またはジオメトリ上にあるのが保証されたポイントを返します。
  • ST_Points - ジオメトリの全ての座標を含むマルチポイントを返します。
  • ST_Polygon - ラインストリングから指定したSRIDを持つポリゴンを生成します。
  • ST_RemovePoint - ラインストリングからポイントを削除します。
  • ST_RemoveRepeatedPoints - 重複ポイントを除いたジオメトリを返します。
  • ST_Reverse - 頂点の順序を逆にしたジオメトリを返します。
  • ST_Rotate - ジオメトリを原点について回転させます。
  • ST_RotateX - ジオメトリをX軸について回転させます。
  • ST_RotateY - ジオメトリをY軸について回転させます。
  • ST_RotateZ - ジオメトリをZ軸について回転させます。
  • ST_Scale - 与えた係数でジオメトリを拡大縮小します。
  • ST_Scroll - 閉じたLINESTRINGの開始点を変更する。
  • ST_SetPoint - ラインストリングのポイントを与えられたポイントに置き換えます。
  • ST_ShiftLongitude - 経度座標値を-180度から180度の範囲と0度から360度の範囲との二つの範囲を行き来するようシフトします。
  • ST_SnapToGrid - 入力ジオメトリの全ての点を規則的なグリッドにスナップします。
  • ST_StartPoint - ラインストリングの始点を返します。
  • ST_StraightSkeleton - ジオメトリからストレートスケルトンを計算します。
  • ST_SwapOrdinates - 与えられたジオメトリにおいて与えられた座標の値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_SymDifference - ジオメトリAとジオメトリBがインタセクトしていない部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Tesselate - ポリゴンまたは多面体サーフェスのテッセレーションを計算し、TINまたはTINコレクションを返します。
  • ST_TransScale - 与えられた係数とオフセットでジオメトリを変換します。
  • ST_Translate - 与えられたオフセットでジオメトリを変換します。
  • ST_UnaryUnion - 単一のジオメトリの要素の結合を計算します。
  • ST_Union - 入力ジオメトリのポイント集合の結合を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Volume - 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • ST_WrapX - ジオメトリをX値で回り込ませます。
  • ST_X - ポイントのX値を返します。
  • ST_XMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのXの最大値を返します。
  • ST_XMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのXの最小値を返します。
  • ST_Y - ポイントのY値を返します。
  • ST_YMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのYの最大値を返します。
  • ST_YMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのYの最小値を返します。
  • ST_Z - ポイントのZ値を返します。
  • ST_ZMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのZの最大値を返します。
  • ST_ZMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのZの最小値を返します。
  • ST_Zmflag - ジオメトリのZM座標次元を示す符号を返します。
  • Equals - 二つのTopoGeometryが同じトポロジプリミティブで成っている場合にtrueを返します。
  • Intersects - 二つのTopoGeometryからのプリミティブの組がインタセクトする場合にtrueを返します。
  • UpdateGeometrySRID - ジオメトリカラム内の全ての地物のSRIDを更新し、テーブルのメタデータを更新します。
  • &&& - Aのn次元バウンディングボックスがBのn次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(geometry,gidx) - ジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)とインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,geometry) - 単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)がジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,gidx) - 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。

13.9. PostGIS曲線ジオメトリ対応関数

次に示す関数は、CIRCULARSTRING, CURVEDPOLYGON等の曲線ジオメトリ型が使えるPostGIS関数です。

  • AddGeometryColumn - ジオメトリカラムを既存のテーブルに追加します。
  • Box2D - ジオメトリの2次元範囲を表現するBOX2Dを返します。
  • Box3D - ジオメトリの3次元範囲を表現するBOX3Dを返します。
  • DropGeometryColumn - ジオメトリカラムを空間テーブルから除去します。
  • GeometryType - ジオメトリのタイプを文字列で返します。
  • PostGIS_AddBBox - ジオメトリにバウンディングボックスを追加します。
  • PostGIS_DropBBox - ジオメトリからバウンディングボックスのキャッシュを削除します。
  • PostGIS_HasBBox - ジオメトリのバウンディングボックスがキャッシュされている場合にはTRUEを返し、他の場合にはFALSEを返します。
  • ST_3DExtent - ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_Affine - ジオメトリに3次元アフィン変換を適用します。
  • ST_AsBinary - ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKB - ジオメトリの、SRIDメタデータを持つExtended Well-Knownバイナリ (EWKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKT - ジオメトリのSRIDメタデータが付いたWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_AsHEXEWKB - ジオメトリのHEXEWKB表現を (文字列として)返します。リトルエンディアン (NDR)またはビッグエンディアン (XDR)のどちらかのエンコーディングを使います。
  • ST_AsSVG - ジオメトリからSVGパスデータを返します。
  • ST_AsText - ジオメトリ/ジオグラフィのSRIDメタデータのないWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_ClusterDBSCAN - 入力ジオメトリごとにDBSCANアルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterWithin - 分離距離でジオメトリのクラスタリングを行う集約関数です。
  • ST_ClusterWithinWin - 入力ジオメトリごとに分離距離を使ったクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_Collect - ジオメトリの集合からジオメトリコレクションまたはマルチ系ジオメトリを生成します。
  • ST_CoordDim - ジオメトリの座標次元を返します。
  • ST_CurveToLine - 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_Distance - 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_Dump - ジオメトリの要素となるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpPoints - ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_EndPoint - LINESTRINGまたはCIRCULARLINESTRINGの終端のポイントを返します。
  • ST_EstimatedExtent - 空間テーブルの推定範囲を返します。
  • ST_FlipCoordinates - X値とY値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_Force2D - ジオメトリを2次元モードに強制します。
  • ST_ForceCurve - 該当する場合は、ジオメトリを曲線タイプに変換します。
  • ST_ForceSFS - SFS 1.1ジオメトリタイプのみ使うようジオメトリに強制します。
  • ST_Force3D - ジオメトリをXYZモードに強制します。これはST_Force3DZの別名です。
  • ST_Force3DM - ジオメトリをXYMモードに強制します。
  • ST_Force3DZ - ジオメトリをXYZモードに強制します。
  • ST_Force4D - ジオメトリをXYZMモードに強制します。
  • ST_ForceCollection - ジオメトリをジオメトリコレクションに変換します。
  • ST_GeoHash - ジオメトリのGeoHash表現を返します。
  • ST_GeogFromWKB - Well-Known Binaryジオメトリ表現(WKB)または拡張WKB(EWKB)からジオグラフィインスタンスを生成します。
  • ST_GeomFromEWKB - 拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)から指定したST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromEWKT - 拡張Well-Known Text表現 (EWKT)から指定されたST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromText - Well-Known Text表現 (WKT)から指定したST_Geometryを返します。
  • ST_GeomFromWKB - Well-Knwon Binaryジオメトリ表現 (WKB)と任意パラメタのSRIDからジオメトリインスタンスを生成します。
  • ST_GeometryN - ジオメトリコレクションの要素を一つ返します。
  • = - ジオメトリ/ジオグラフィ Aの座標と座標の並び順がジオメトリ/ジオグラフィ Bと同じ場合にTRUEを返します。
  • &<| - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスをオーバラップするか、Bのバウンディングボックスの下にある場合にTRUEを返します。
  • ST_HasArc - ジオメトリに円弧が含まれているかどうかテストします。
  • ST_Intersects - 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_IsClosed - ラインストリングの始点と終点が一致しているかをテストします。多面体サーフェスについては閉じているか (立体であるか)をテストします。
  • ST_IsCollection - ジオメトリのタイプがジオメトリコレクションかをテストします。
  • ST_IsEmpty - ジオメトリが空かをテストします。
  • ST_LineToCurve - 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_MemSize - ジオメトリが取るメモリ空間の合計を返します。
  • ST_NPoints - ジオメトリのポイント (頂点)の数を返します。
  • ST_NRings - ポリゴンジオメトリのリング数を返します。
  • ST_PointFromWKB - WKBと与えられたSRIDからジオメトリを生成します。
  • ST_PointN - ジオメトリの最初のラインストリングまたは曲線ストリングのN番目のポイントを返します。
  • ST_Points - ジオメトリの全ての座標を含むマルチポイントを返します。
  • ST_Rotate - ジオメトリを原点について回転させます。
  • ST_RotateZ - ジオメトリをZ軸について回転させます。
  • ST_SRID - ジオメトリの空間参照系識別子を返します。
  • ST_Scale - 与えた係数でジオメトリを拡大縮小します。
  • ST_SetSRID - ジオメトリにSRIDを設定します。
  • ST_StartPoint - ラインストリングの始点を返します。
  • ST_Summary - ジオメトリについての要約文を返します。
  • ST_SwapOrdinates - 与えられたジオメトリにおいて与えられた座標の値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_TransScale - 与えられた係数とオフセットでジオメトリを変換します。
  • ST_Transform - 異なる空間参照系に投影変換された新しいジオメトリを返します。
  • ST_Translate - 与えられたオフセットでジオメトリを変換します。
  • ST_XMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのXの最大値を返します。
  • ST_XMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのXの最小値を返します。
  • ST_YMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのYの最大値を返します。
  • ST_YMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのYの最小値を返します。
  • ST_ZMax - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのZの最大値を返します。
  • ST_ZMin - 2次元または3次元のバウンディングボックスまたはジオメトリのZの最小値を返します。
  • ST_Zmflag - ジオメトリのZM座標次元を示す符号を返します。
  • UpdateGeometrySRID - ジオメトリカラム内の全ての地物のSRIDを更新し、テーブルのメタデータを更新します。
  • ~(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)をジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(geometry,box2df) - ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)を包含する場合にTRUEを返します。
  • && - Aの2次元バウンディングボックスがBの2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&& - Aのn次元バウンディングボックスがBのn次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)がジオメトリの2次元バウンディングボックスに包含される場合にTRUEを返します。
  • @(geometry,box2df) - ジオメトリの2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)に包含される場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスがジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(geometry,box2df) - ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(geometry,gidx) - ジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)とインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,geometry) - 単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)がジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,gidx) - 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。

13.10. PostGIS多面体サーフェス対応関数

次に示す関数は、POLYHEDRALSURFACE, POLYHEDRALSURFACEMジオメトリが使えるPostGIS関数です。

  • Box2D - ジオメトリの2次元範囲を表現するBOX2Dを返します。
  • Box3D - ジオメトリの3次元範囲を表現するBOX3Dを返します。
  • CG_3DArea - 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • CG_3DConvexHull - ジオメトリの3次元の凸包を計算します。
  • CG_3DDifference - 3次元の差分を計算します。
  • CG_3DIntersection - 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • CG_3DUnion - postgis_sfcgalを使用して3次元結合を実行します。
  • CG_ApproximateMedialAxis - 面ジオメトリの近似的な中心軸を計算します。
  • CG_Extrude - 関連するボリュームにサーフェスを押し出します。
  • CG_ForceLHR - LHR (Left Hand Rule)方向に強制します。
  • CG_IsPlanar - サーフェスが平面であるかないかをチェックします。
  • CG_IsSolid - ジオメトリが立体であるかどうかをテストします。妥当性チェックは行いません。
  • CG_MakeSolid - ジオメトリを立体にキャストします。チェックはしません。妥当な立体を得るには、入力ジオメトリは閉じた多面体サーフェスか閉じたTINでなければなりません。
  • CG_StraightSkeleton - ジオメトリからストレートスケルトンを計算します。
  • CG_Tesselate - ポリゴンまたは多面体サーフェスのテッセレーションを計算し、TINまたはTINコレクションを返します。
  • CG_Visibility - ポリゴンジオメトリ内のポイント又は辺から可視領域ポリゴンを計算する
  • CG_Volume - 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • GeometryType - ジオメトリのタイプを文字列で返します。
  • ST_3DArea - 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • ST_3DClosestPoint - g1上の、g2に最も近い3次元ポイントを返します。これは3次元の最短ラインの始点です。
  • ST_3DConvexHull - ジオメトリの3次元の凸包を計算します。
  • ST_3DDFullyWithin - 二つの3次元ジオメトリが完全に与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDWithin - 二つの3次元ジオメトリが与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDifference - 3次元の差分を計算します。
  • ST_3DDistance - 投影座標系の単位で、二つのジオメトリ間の3次元デカルト距離の最小値を返します (空間参照系に基づきます)。
  • ST_3DExtent - ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_3DIntersection - 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • ST_3DIntersects - 二つのジオメトリが3次元空間において空間的にインタセクトするかどうかをテストします。ポイント、ラインストリング、ポリゴン、多面体サーフェス (面)についてのみ動作します。
  • ST_3DLongestLine - 二つのジオメトリ間の3次元最長ラインを返します。
  • ST_3DMaxDistance - 二つのジオメトリ間の3次元最大デカルト距離 (空間参照系に基づく)を空間参照系の単位で返します。
  • ST_3DShortestLine - 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。
  • ST_3DUnion - 3次元の結合を計算します。
  • ST_Affine - ジオメトリに3次元アフィン変換を適用します。
  • ST_ApproximateMedialAxis - 面ジオメトリの近似的な中心軸を計算します。
  • ST_Area - ポリゴンジオメトリの面積を返します。
  • ST_AsBinary - ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKB - ジオメトリの、SRIDメタデータを持つExtended Well-Knownバイナリ (EWKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKT - ジオメトリのSRIDメタデータが付いたWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_AsGML - GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsX3D - ジオメトリをX3Dノード要素書式 (ISO-IEC-19776-1.2-X3DEncodings-XML)で返します。
  • ST_CoordDim - ジオメトリの座標次元を返します。
  • ST_Dimension - ST_Geometry値の座標次元を返します。
  • ST_Dump - ジオメトリの要素となるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpPoints - ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_Expand - 他のバウンディングボックスまたはジオメトリから拡張されたバウンディングボックスを返します。
  • ST_Extent - ジオメトリのバウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_Extrude - 関連するボリュームにサーフェスを押し出します。
  • ST_FlipCoordinates - X値とY値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_Force2D - ジオメトリを2次元モードに強制します。
  • ST_ForceLHR - LHR (Left Hand Rule)方向に強制します。
  • ST_ForceRHR - ポリゴンの頂点の方向を右回りに強制します。
  • ST_ForceSFS - SFS 1.1ジオメトリタイプのみ使うようジオメトリに強制します。
  • ST_Force3D - ジオメトリをXYZモードに強制します。これはST_Force3DZの別名です。
  • ST_Force3DZ - ジオメトリをXYZモードに強制します。
  • ST_ForceCollection - ジオメトリをジオメトリコレクションに変換します。
  • ST_GeomFromEWKB - 拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)から指定したST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromEWKT - 拡張Well-Known Text表現 (EWKT)から指定されたST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromGML - GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeometryN - ジオメトリコレクションの要素を一つ返します。
  • ST_GeometryType - ジオメトリのSQL-MM型を文字列で返します。
  • = - ジオメトリ/ジオグラフィ Aの座標と座標の並び順がジオメトリ/ジオグラフィ Bと同じ場合にTRUEを返します。
  • &<| - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスをオーバラップするか、Bのバウンディングボックスの下にある場合にTRUEを返します。
  • ~= - AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスと同じ場合に TRUEを返します。
  • ST_IsClosed - ラインストリングの始点と終点が一致しているかをテストします。多面体サーフェスについては閉じているか (立体であるか)をテストします。
  • ST_IsPlanar - サーフェスが平面であるかないかをチェックします。
  • ST_IsSolid - ジオメトリが立体であるかどうかをテストします。妥当性チェックは行いません。
  • ST_MakeSolid - ジオメトリを立体にキャストします。チェックはしません。妥当な立体を得るには、入力ジオメトリは閉じた多面体サーフェスか閉じたTINでなければなりません。
  • ST_MemSize - ジオメトリが取るメモリ空間の合計を返します。
  • ST_NPoints - ジオメトリのポイント (頂点)の数を返します。
  • ST_NumGeometries - ジオメトリコレクションの要素数を返します。
  • ST_NumPatches - 多面体サーフェスのフェイス数を返します。多面体でないジオメトリの場合にはNULLを返します。
  • ST_PatchN - 多面体サーフェスのN番目のジオメトリ (フェイス)を返します。
  • ST_RemoveRepeatedPoints - 重複ポイントを除いたジオメトリを返します。
  • ST_Reverse - 頂点の順序を逆にしたジオメトリを返します。
  • ST_Rotate - ジオメトリを原点について回転させます。
  • ST_RotateX - ジオメトリをX軸について回転させます。
  • ST_RotateY - ジオメトリをY軸について回転させます。
  • ST_RotateZ - ジオメトリをZ軸について回転させます。
  • ST_Scale - 与えた係数でジオメトリを拡大縮小します。
  • ST_ShiftLongitude - 経度座標値を-180度から180度の範囲と0度から360度の範囲との二つの範囲を行き来するようシフトします。
  • ST_StraightSkeleton - ジオメトリからストレートスケルトンを計算します。
  • ST_Summary - ジオメトリについての要約文を返します。
  • ST_SwapOrdinates - 与えられたジオメトリにおいて与えられた座標の値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_Tesselate - ポリゴンまたは多面体サーフェスのテッセレーションを計算し、TINまたはTINコレクションを返します。
  • ST_Transform - 異なる空間参照系に投影変換された新しいジオメトリを返します。
  • ST_Volume - 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • ~(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)をジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(geometry,box2df) - ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)を包含する場合にTRUEを返します。
  • && - Aの2次元バウンディングボックスがBの2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&& - Aのn次元バウンディングボックスがBのn次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)がジオメトリの2次元バウンディングボックスに包含される場合にTRUEを返します。
  • @(geometry,box2df) - ジオメトリの2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)に包含される場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,box2df) - 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,geometry) - 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスがジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(geometry,box2df) - ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(geometry,gidx) - ジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)とインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,geometry) - 単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)がジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,gidx) - 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。

13.11. PostGIS関数対応マトリクス

次に示す表は、アルファベット順に並べたPostGIS空間関数と、動作する空間タイプの種類、対応しようとしているOGC/SQL準拠を示しています。

  • は、ネイティブで、その型と派生型とに対応しています。
  • は、動作しますが、ジオメトリにキャストして「最善のSRID」に投影変換したうえでジオグラフィに戻す、組み込み変換キャストを使います。大きな面積の領域や、極にある領域については、予期しない結果になることがありますし、浮動小数点数のごみを蓄積することがあります。
  • は、直接的な対応でなくbox3dへの変換といった他からの自動キャストで動作します。
  • は、PostGISをSFCGAL対応でコンパイルした場合にのみ利用可能な関数です。
  • geom - 基本的な2次元ジオメトリ (x,y)に対応しています。
  • geog - 基本的な2次元ジオグラフィ (x,y)に対応しています。
  • 2.5D - 3次元/4次元 (ZまたはM座標を持つ)空間内の基本的な2次元ジオメトリに対応しています。
  • PS - 多面体サーフェス (Polyhedral Surface)に対応しています
  • T - 三角形と不規則三角網 (TIN)に対応しています。

関数 geom geog 2.5D 曲線 SQL MM PS T
ST_Collect        
ST_LineFromMultiPoint          
ST_MakeEnvelope            
ST_MakeLine          
ST_MakePoint          
ST_MakePointM            
ST_MakePolygon          
ST_Point          
ST_PointZ            
ST_PointM            
ST_PointZM            
ST_Polygon        
ST_TileEnvelope            
ST_HexagonGrid            
ST_Hexagon            
ST_SquareGrid            
ST_Square            
ST_Letters            
GeometryType    
ST_Boundary        
ST_BoundingDiagonal          
ST_CoordDim  
ST_Dimension      
ST_Dump    
ST_DumpPoints    
ST_DumpSegments        
ST_DumpRings          
ST_EndPoint      
ST_Envelope          
ST_ExteriorRing        
ST_GeometryN  
ST_GeometryType      
ST_HasArc        
ST_InteriorRingN        
ST_NumCurves        
ST_CurveN        
ST_IsClosed    
ST_IsCollection        
ST_IsEmpty        
ST_IsPolygonCCW          
ST_IsPolygonCW          
ST_IsRing          
ST_IsSimple        
ST_M        
ST_MemSize    
ST_NDims          
ST_NPoints      
ST_NRings        
ST_NumGeometries    
ST_NumInteriorRings          
ST_NumInteriorRing            
ST_NumPatches      
ST_NumPoints          
ST_PatchN      
ST_PointN      
ST_Points        
ST_StartPoint      
ST_Summary    
ST_X        
ST_Y        
ST_Z        
ST_Zmflag        
ST_HasZ          
ST_HasM          
ST_AddPoint          
ST_CollectionExtract            
ST_CollectionHomogenize            
ST_CurveToLine      
ST_Scroll          
ST_FlipCoordinates    
ST_Force2D      
ST_Force3D      
ST_Force3DZ      
ST_Force3DM          
ST_Force4D        
ST_ForceCollection      
ST_ForceCurve        
ST_ForcePolygonCCW          
ST_ForcePolygonCW          
ST_ForceSFS    
ST_ForceRHR        
ST_LineExtend            
ST_LineToCurve        
ST_Multi            
ST_Normalize            
ST_Project          
ST_QuantizeCoordinates            
ST_RemovePoint          
ST_RemoveRepeatedPoints        
ST_RemoveIrrelevantPointsForView            
ST_RemoveSmallParts            
ST_Reverse        
ST_Segmentize          
ST_SetPoint          
ST_ShiftLongitude      
ST_WrapX          
ST_SnapToGrid          
ST_Snap            
ST_SwapOrdinates    
ST_IsValid          
ST_IsValidDetail            
ST_IsValidReason            
ST_MakeValid          
ST_InverseTransformPipeline            
ST_SetSRID          
ST_SRID        
ST_Transform      
ST_TransformPipeline            
postgis_srs_codes              
postgis_srs              
postgis_srs_all              
postgis_srs_search            
ST_BdPolyFromText            
ST_BdMPolyFromText            
ST_GeogFromText            
ST_GeographyFromText            
ST_GeomCollFromText          
ST_GeomFromEWKT    
ST_GeomFromMARC21            
ST_GeometryFromText          
ST_GeomFromText        
ST_LineFromText          
ST_MLineFromText          
ST_MPointFromText          
ST_MPolyFromText          
ST_PointFromText          
ST_PolygonFromText          
ST_WKTToSQL          
ST_GeogFromWKB          
ST_GeomFromEWKB    
ST_GeomFromWKB        
ST_LineFromWKB          
ST_LinestringFromWKB          
ST_PointFromWKB      
ST_WKBToSQL          
ST_Box2dFromGeoHash            
ST_GeomFromGeoHash            
ST_GeomFromGML      
ST_GeomFromGeoJSON          
ST_GeomFromKML          
ST_GeomFromTWKB            
ST_GMLToSQL          
ST_LineFromEncodedPolyline            
ST_PointFromGeoHash              
ST_FromFlatGeobufToTable              
ST_FromFlatGeobuf              
ST_AsEWKT  
ST_AsText      
ST_AsBinary
ST_AsEWKB    
ST_AsHEXEWKB        
ST_AsEncodedPolyline            
ST_AsFlatGeobuf            
ST_AsGeobuf            
ST_AsGeoJSON        
ST_AsGML  
ST_AsKML        
ST_AsLatLonText            
ST_AsMARC21            
ST_AsMVTGeom            
ST_AsMVT            
ST_AsSVG        
ST_AsTWKB            
ST_AsX3D      
ST_GeoHash          
&&      
&&(geometry,box2df)        
&&(box2df,geometry)        
&&(box2df,box2df)        
&&&    
&&&(geometry,gidx)    
&&&(gidx,geometry)    
&&&(gidx,gidx)      
&<            
&<|        
&>            
<<            
<<|            
=      
>>            
@            
@(geometry,box2df)        
@(box2df,geometry)        
@(box2df,box2df)        
|&>            
|>>            
~            
~(geometry,box2df)        
~(box2df,geometry)        
~(box2df,box2df)        
~=          
<->          
|=|            
<#>            
<<->>            
ST_3DIntersects    
ST_Contains          
ST_ContainsProperly            
ST_CoveredBy          
ST_Covers          
ST_Crosses          
ST_Disjoint          
ST_Equals          
ST_Intersects    
ST_LineCrossingDirection            
ST_OrderingEquals          
ST_Overlaps          
ST_Relate          
ST_RelateMatch              
ST_Touches          
ST_Within          
ST_3DDWithin      
ST_3DDFullyWithin        
ST_DFullyWithin            
ST_DWithin          
ST_PointInsideCircle            
ST_Area      
ST_Azimuth          
ST_Angle            
ST_ClosestPoint          
ST_3DClosestPoint        
ST_Distance      
ST_3DDistance      
ST_DistanceSphere            
ST_DistanceSpheroid            
ST_FrechetDistance            
ST_HausdorffDistance            
ST_Length        
ST_Length2D            
ST_3DLength        
ST_LengthSpheroid          
ST_LongestLine            
ST_3DLongestLine        
ST_MaxDistance            
ST_3DMaxDistance        
ST_MinimumClearance            
ST_MinimumClearanceLine            
ST_Perimeter        
ST_Perimeter2D            
ST_3DPerimeter        
ST_ShortestLine          
ST_3DShortestLine        
ST_ClipByBox2D            
ST_Difference        
ST_Intersection      
ST_MemUnion          
ST_Node          
ST_Split            
ST_Subdivide            
ST_SymDifference        
ST_UnaryUnion          
ST_Union        
ST_Buffer        
ST_BuildArea            
ST_Centroid        
ST_ChaikinSmoothing          
ST_ConcaveHull            
ST_ConvexHull        
ST_DelaunayTriangles        
ST_FilterByM            
ST_GeneratePoints            
ST_GeometricMedian          
ST_LineMerge            
ST_MaximumInscribedCircle            
ST_LargestEmptyCircle            
ST_MinimumBoundingCircle            
ST_MinimumBoundingRadius            
ST_OrientedEnvelope            
ST_OffsetCurve            
ST_PointOnSurface        
ST_Polygonize            
ST_ReducePrecision            
ST_SharedPaths            
ST_Simplify            
ST_SimplifyPreserveTopology            
ST_SimplifyPolygonHull            
ST_SimplifyVW            
ST_SetEffectiveArea            
ST_TriangulatePolygon            
ST_VoronoiLines            
ST_VoronoiPolygons            
ST_CoverageInvalidEdges            
ST_CoverageSimplify            
ST_CoverageUnion            
ST_Affine    
ST_Rotate    
ST_RotateX      
ST_RotateY      
ST_RotateZ    
ST_Scale    
ST_Translate        
ST_TransScale        
ST_ClusterDBSCAN          
ST_ClusterIntersecting            
ST_ClusterIntersectingWin            
ST_ClusterKMeans            
ST_ClusterWithin          
ST_ClusterWithinWin          
Box2D      
Box3D    
ST_EstimatedExtent          
ST_Expand        
ST_Extent        
ST_3DExtent    
ST_MakeBox2D            
ST_3DMakeBox            
ST_XMax        
ST_XMin        
ST_YMax        
ST_YMin        
ST_ZMax        
ST_ZMin        
ST_LineInterpolatePoint        
ST_3DLineInterpolatePoint          
ST_LineInterpolatePoints        
ST_LineLocatePoint          
ST_LineSubstring        
ST_LocateAlong          
ST_LocateBetween          
ST_LocateBetweenElevations          
ST_InterpolatePoint          
ST_AddMeasure          
ST_IsValidTrajectory          
ST_ClosestPointOfApproach          
ST_DistanceCPA          
ST_CPAWithin          
postgis.backend              
postgis.gdal_datapath              
postgis.gdal_enabled_drivers              
postgis.enable_outdb_rasters              
postgis.gdal_vsi_options              
PostGIS_AddBBox          
PostGIS_DropBBox          
PostGIS_HasBBox          
postgis_sfcgal_version              
postgis_sfcgal_full_version              
CG_ForceLHR      
CG_IsPlanar      
CG_IsSolid      
CG_MakeSolid      
CG_Orientation          
CG_Area            
CG_3DArea    
CG_Volume    
ST_ForceLHR      
ST_IsPlanar      
ST_IsSolid      
ST_MakeSolid      
ST_Orientation          
ST_3DArea    
ST_Volume    
CG_Intersection            
CG_Intersects          
CG_3DIntersects          
CG_Difference          
ST_3DDifference    
CG_3DDifference    
CG_Distance          
CG_3DDistance          
ST_3DConvexHull      
CG_3DConvexHull      
ST_3DIntersection    
CG_3DIntersection    
CG_Union            
ST_3DUnion    
CG_3DUnion    
ST_AlphaShape            
CG_AlphaShape            
CG_ApproxConvexPartition            
ST_ApproximateMedialAxis      
CG_ApproximateMedialAxis      
ST_ConstrainedDelaunayTriangles          
CG_ConstrainedDelaunayTriangles          
ST_Extrude      
CG_Extrude      
CG_ExtrudeStraightSkeleton            
CG_GreeneApproxConvexPartition            
ST_MinkowskiSum            
CG_MinkowskiSum            
ST_OptimalAlphaShape            
CG_OptimalAlphaShape            
CG_OptimalConvexPartition            
CG_StraightSkeleton      
ST_StraightSkeleton      
ST_Tesselate      
CG_Tesselate      
CG_Triangulate            
CG_Visibility      
CG_YMonotonePartition            
getfaceedges_returntype              
TopoGeometry              
validatetopology_returntype              
TopoElement              
TopoElementArray              
AddTopoGeometryColumn              
RenameTopoGeometryColumn              
DropTopology              
RenameTopology              
DropTopoGeometryColumn              
Populate_Topology_Layer              
TopologySummary              
ValidateTopology            
ValidateTopologyRelation              
FindTopology              
FindLayer              
CreateTopology              
CopyTopology              
ST_InitTopoGeo            
ST_CreateTopoGeo          
TopoGeo_AddPoint            
TopoGeo_AddLineString            
TopoGeo_AddPolygon            
TopoGeo_LoadGeometry            
ST_AddIsoNode          
ST_AddIsoEdge          
ST_AddEdgeNewFaces          
ST_AddEdgeModFace          
ST_RemEdgeNewFace            
ST_RemEdgeModFace            
ST_ChangeEdgeGeom          
ST_ModEdgeSplit          
ST_ModEdgeHeal            
ST_NewEdgeHeal            
ST_MoveIsoNode          
ST_NewEdgesSplit          
ST_RemoveIsoNode            
ST_RemoveIsoEdge            
GetEdgeByPoint            
GetFaceByPoint            
GetFaceContainingPoint            
GetNodeByPoint            
GetTopologyID              
GetTopologySRID              
GetTopologyName              
ST_GetFaceEdges            
ST_GetFaceGeometry          
GetRingEdges              
GetNodeEdges              
Polygonize              
AddNode            
AddEdge            
AddFace            
ST_Simplify            
RemoveUnusedPrimitives            
CreateTopoGeom            
toTopoGeom            
TopoElementArray_Agg              
TopoElement            
clearTopoGeom            
TopoGeom_addElement            
TopoGeom_remElement            
TopoGeom_addTopoGeom            
toTopoGeom              
GetTopoGeomElementArray              
GetTopoGeomElements              
ST_SRID          
AsGML            
AsTopoJSON            
Equals          
Intersects          
geomval              
addbandarg              
rastbandarg              
raster              
reclassarg              
summarystats              
unionarg              
AddRasterConstraints              
DropRasterConstraints              
AddOverviewConstraints              
DropOverviewConstraints              
PostGIS_GDAL_Version              
PostGIS_Raster_Lib_Build_Date              
PostGIS_Raster_Lib_Version              
ST_GDALDrivers              
ST_Contour              
ST_InterpolateRaster            
UpdateRasterSRID              
ST_CreateOverview              
ST_AddBand              
ST_AsRaster            
ST_Band              
ST_MakeEmptyCoverage              
ST_MakeEmptyRaster              
ST_Tile              
ST_Retile            
ST_FromGDALRaster              
ST_GeoReference              
ST_Height              
ST_IsEmpty              
ST_MemSize              
ST_MetaData              
ST_NumBands              
ST_PixelHeight              
ST_PixelWidth              
ST_ScaleX              
ST_ScaleY              
ST_RasterToWorldCoord              
ST_RasterToWorldCoordX              
ST_RasterToWorldCoordY              
ST_Rotation              
ST_SkewX              
ST_SkewY              
ST_SRID              
ST_Summary              
ST_UpperLeftX              
ST_UpperLeftY              
ST_Width              
ST_WorldToRasterCoord            
ST_WorldToRasterCoordX            
ST_WorldToRasterCoordY            
ST_BandMetaData              
ST_BandNoDataValue              
ST_BandIsNoData              
ST_BandPath              
ST_BandFileSize              
ST_BandFileTimestamp              
ST_BandPixelType              
ST_MinPossibleValue              
ST_HasNoBand              
ST_PixelAsPolygon            
ST_PixelAsPolygons              
ST_PixelAsPoint            
ST_PixelAsPoints              
ST_PixelAsCentroid            
ST_PixelAsCentroids              
ST_Value            
ST_NearestValue            
ST_SetZ            
ST_SetM            
ST_Neighborhood            
ST_SetValue            
ST_SetValues              
ST_DumpValues              
ST_PixelOfValue              
ST_SetGeoReference              
ST_SetRotation              
ST_SetScale              
ST_SetSkew              
ST_SetSRID              
ST_SetUpperLeft              
ST_Resample              
ST_Rescale              
ST_Reskew              
ST_SnapToGrid              
ST_Resize              
ST_Transform              
ST_SetBandNoDataValue              
ST_SetBandIsNoData              
ST_SetBandPath              
ST_SetBandIndex              
ST_Count              
ST_CountAgg              
ST_Histogram              
ST_Quantile              
ST_SummaryStats              
ST_SummaryStatsAgg              
ST_ValueCount              
ST_RastFromWKB              
ST_RastFromHexWKB              
ST_AsBinary/ST_AsWKB              
ST_AsHexWKB              
ST_AsGDALRaster              
ST_AsJPEG              
ST_AsPNG              
ST_AsTIFF              
ST_Clip            
ST_ColorMap              
ST_Grayscale              
ST_Intersection            
ST_MapAlgebra (callback function version)              
ST_MapAlgebra (expression version)              
ST_MapAlgebraExpr              
ST_MapAlgebraExpr              
ST_MapAlgebraFct              
ST_MapAlgebraFct              
ST_MapAlgebraFctNgb              
ST_Reclass              
ST_Union              
ST_Distinct4ma              
ST_InvDistWeight4ma              
ST_Max4ma              
ST_Mean4ma              
ST_Min4ma              
ST_MinDist4ma              
ST_Range4ma              
ST_StdDev4ma              
ST_Sum4ma              
ST_Aspect              
ST_HillShade              
ST_Roughness              
ST_Slope              
ST_TPI              
ST_TRI              
Box3D            
ST_ConvexHull            
ST_DumpAsPolygons              
ST_Envelope            
ST_MinConvexHull            
ST_Polygon            
&&            
&<              
&>              
=              
@            
~=              
~            
ST_Contains              
ST_ContainsProperly              
ST_Covers              
ST_CoveredBy              
ST_Disjoint              
ST_Intersects            
ST_Overlaps              
ST_Touches              
ST_SameAlignment              
ST_NotSameAlignmentReason              
ST_Within              
ST_DWithin              
ST_DFullyWithin              
stdaddr              
rules table              
lex table              
gaz table              
debug_standardize_address              
parse_address              
standardize_address              
Drop_Indexes_Generate_Script              
Drop_Nation_Tables_Generate_Script              
Drop_State_Tables_Generate_Script              
Geocode            
Geocode_Intersection            
Get_Geocode_Setting              
Get_Tract            
Install_Missing_Indexes              
Loader_Generate_Census_Script              
Loader_Generate_Script              
Loader_Generate_Nation_Script              
Missing_Indexes_Generate_Script              
Normalize_Address              
Pagc_Normalize_Address              
Pprint_Addy              
Reverse_Geocode            
Topology_Load_Tiger              
Set_Geocode_Setting              

13.12. 新規作成/機能強化/変更されたPostGIS関数

13.12.1. PostGIS 3.5 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 3.5 で新規作成された関数

  • CG_3DArea - Availability: 3.5.0 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • CG_3DConvexHull - Availability: 3.5.0 ジオメトリの3次元の凸包を計算します。
  • CG_3DDifference - Availability: 3.5.0 3次元の差分を計算します。
  • CG_3DDistance - Availability: 3.5.0 二つのジオメトリの最小3次元距離を返します
  • CG_3DIntersection - Availability: 3.5.0 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • CG_3DIntersects - Availability: 3.5.0 二つの3次元ジオメトリがインタセクトするかどうかをテストします
  • CG_3DUnion - Availability: 3.5.0 postgis_sfcgalを使用して3次元結合を実行します。
  • CG_AlphaShape - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.4.1 が必要です。 ジオメトリを囲むアルファシェイプを計算します。
  • CG_ApproxConvexPartition - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.5.0が必要です。 ポリゴンジオメトリの近似凸分割を計算します
  • CG_ApproximateMedialAxis - Availability: 3.5.0 面ジオメトリの近似的な中心軸を計算します。
  • CG_Area - Availability: 3.5.0 ジオメトリの面積を計算します
  • CG_Difference - Availability: 3.5.0 二つのジオメトリの幾何学的な差を計算します
  • CG_Distance - Availability: 3.5.0 二つのジオメトリの最小距離を返します
  • CG_Extrude - Availability: 3.5.0 関連するボリュームにサーフェスを押し出します。
  • CG_ExtrudeStraightSkeleton - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.5.0が必要です。 ストレートスケルトンの押し出し
  • CG_ForceLHR - Availability: 3.5.0 LHR (Left Hand Rule)方向に強制します。
  • CG_GreeneApproxConvexPartition - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.5.0が必要です。 ポリゴンジオメトリの近似凸分割を計算します
  • CG_Intersection - Availability: 3.5.0 二つのジオメトリのインタセクトする (共有する)部分を計算します
  • CG_Intersects - Availability: 3.5.0 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • CG_IsPlanar - Availability: 3.5.0 サーフェスが平面であるかないかをチェックします。
  • CG_IsSolid - Availability: 3.5.0 ジオメトリが立体であるかどうかをテストします。妥当性チェックは行いません。
  • CG_MakeSolid - Availability: 3.5.0 ジオメトリを立体にキャストします。チェックはしません。妥当な立体を得るには、入力ジオメトリは閉じた多面体サーフェスか閉じたTINでなければなりません。
  • CG_MinkowskiSum - Availability: 3.5.0 ミンコフスキー和を求めます。
  • CG_OptimalAlphaShape - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.4.1 が必要です。 「最適」アルファ値を使ってジオメトリを囲むアルファシェイプを計算します。
  • CG_OptimalConvexPartition - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.5.0が必要です。 ポリゴンジオメトリの最適凸分割を計算します
  • CG_Orientation - Availability: 3.5.0 サーフェスの方向を判定します。
  • CG_StraightSkeleton - Availability: 3.5.0 ジオメトリからストレートスケルトンを計算します。
  • CG_Tesselate - Availability: 3.5.0 ポリゴンまたは多面体サーフェスのテッセレーションを計算し、TINまたはTINコレクションを返します。
  • CG_Triangulate - Availability: 3.5.0 ポリゴンジオメトリを三角形にします
  • CG_Union - Availability: 3.5.0 二つのジオメトリの結合を計算します
  • CG_Visibility - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.5.0が必要です。 ポリゴンジオメトリ内のポイント又は辺から可視領域ポリゴンを計算する
  • CG_Volume - Availability: 3.5.0 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • CG_YMonotonePartition - Availability: 3.5.0 - SFCGAL >= 1.5.0が必要です。 ポリゴンジオメトリのY単調分割を計算します
  • ST_HasM - Availability: 3.5.0 ジオメトリがM値をもっているかどうかを確認します。
  • ST_HasZ - Availability: 3.5.0 ジオメトリがZ値を持っているかどうかを確認します。
  • ST_RemoveIrrelevantPointsForView - Availability: 3.5.0 指定した矩形表示範囲での描画に関係のないジオメトリのポイントを削除します。
  • ST_RemoveSmallParts - Availability: 3.5.0 ジオメトリの全ての小さな部位 (ポリゴンのリングまたはラインストリング)を削除します。
  • TopoGeo_LoadGeometry - Availability: 3.5.0 ジオメトリを既存のトポロジにロードし、必要に応じてスナップと分割を実行します。

PostGIS 3.5 で機能強化された関数

  • ST_Clip - Enhanced: 3.5.0 - 引数 touched を追加。 入力ジオメトリで切り取ったラスタを返します。バンドが指定されていない場合には、全てのバンドが処理されます。cropが指定されていなかったりTRUE となっている場合には、出力ラスタは切り取られます。touchedがTRUEの場合には、接触するピクセルは取り込まれ、TRUEでない場合には、中心がジオメトリ内にあるピクセルだけが取り込まれます。

PostGIS 3.5 で変更された関数

  • ST_AsGeoJSON - Changed: 3.5.0 地物のidを含むカラムを指定できるようになりました GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_DFullyWithin - Changed: 3.5.0 : この関数のロジックとしては、今のところ、バッファ内に包含するかどうかのテストを使っています。ST_MaxDistanceアルゴリズムではありません。前の版と結果が異なる可能性がありますが、ユーザの期待に近づくはずです。 ジオメトリが完全に他のジオメトリの指定距離内にあるかどうかをテストします

13.12.2. PostGIS 3.4 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 3.4 で新規作成された関数

  • PostGIS_GEOS_Compiled_Version - Availability: 3.4.0 PostGISのビルドに使われたGEOSライブラリのバージョン番号を返します。
  • PostGIS_PROJ_Compiled_Version - Availability: 3.5.0 PostGISのビルドに使われたPROJライブラリのバージョン番号を返します。
  • RenameTopoGeometryColumn - Availability: 3.4.0 TopoGeometryカラムの名前を変更します
  • RenameTopology - Availability: 3.4.0 トポロジ名を変更します
  • ST_ClusterIntersectingWin - Availability: 3.4.0 入力ジオメトリごとに接続された集合にクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterWithinWin - Availability: 3.4.0 入力ジオメトリごとに分離距離を使ったクラスタリングを行い、クラスタIDを返すウィンドウ関数です。
  • ST_CoverageInvalidEdges - Availability: 3.4.0 ポリゴンが妥当なカバレッジの形成に失敗する位置を検索するウィンドウ関数。
  • ST_CoverageSimplify - Availability: 3.4.0 ポリゴンカバレッジのエッジを単純化するウィンドウ関数。
  • ST_CoverageUnion - Availability: 3.4.0 - GEOS 3.8.0以上が必要です 共有しているエッジを除去することでカバレッジを形成するポリゴンの集合の結合を計算します。
  • ST_InverseTransformPipeline - Availability: 3.4.0 定義した座標変換パイプラインの逆変換を使って、異なる空間参照系に座標値を変換した新しいジオメトリを返します。
  • ST_LargestEmptyCircle - Availability: 3.4.0. ジオメトリとオーバラップ市内最大の円を計算します。
  • ST_LineExtend - Availability: 3.4.0 指定距離ぶん前後に延長されたラインを返します。
  • ST_TransformPipeline - Availability: 3.4.0 定義されている座標変換パイプラインを使用して異なる空間参照系に変換された新しいジオメトリを返します。
  • TopoElement - Availability: 3.4.0 TopoGeometryをTopoElementに変換します。
  • debug_standardize_address - Availability: 3.4.0 パースしたトークンと標準化のリストをJSON形式の文字列で返します
  • postgis_srs - Availability: 3.4.0 求める機関と空間参照識別子に関するメタデータレコードを返します。
  • postgis_srs_all - Availability: 3.4.0 Projデータベース内のあらゆる空間参照系のメタデータレコードを返します。
  • postgis_srs_codes - Availability: 3.4.0 指定した機関に関連付けられたSRSコードの一覧を返します。
  • postgis_srs_search - Availability: 3.4.0 boundsパラメータを完全に含む適用範囲を持つ投影座標系のメタデータレコードを返します。

PostGIS 3.4 で機能強化された関数

  • PostGIS_Full_Version - Enhanced: 3.4.0 現在、外部PROJ設定のNETWORK_ENABLED、URL_ENDPOINT、proj.db位置のDATABASE_PATHがあります 完全なPostGISのバージョン情報とコンフィギュレーション情報を報告します。
  • PostGIS_PROJ_Version - Enhanced: 3.4.0 現在、NETWORK_ENABLED、URL_ENDPOINT、proj.db位置のDATABASE_PATHがあります PROJ4のバージョン番号を返します。
  • ST_AsSVG - Enhanced: 3.4.0 全ての曲線タイプに対応しました ジオメトリからSVGパスデータを返します。
  • ST_ClosestPoint - Enhanced: 3.4.0 - ジオグラフィに対応しました。 g1上にある、g2と最近傍となる2次元ポイントを返します。これは、あるジオメトリから他のジオメトリへの最短ラインの一つ目のポイントです。
  • ST_LineSubstring - Enhanced: 3.4.0 ジオグラフィ対応が導入されました。 二つの割合位置からラインの一部を返します。
  • ST_Project - Enhanced: 3.4.0 ジオメトリ引数と、azimuthを省略した2ポイント形式を許します。 始点から距離と方位で算出されたポイントを返します。
  • ST_Resample - Enhanced: 3.4.0 リサンプリング選択肢に最大と最小を追加 指定したリサンプリングアルゴリズム、新しいピクセル範囲、グリッドの隅、定義するか他のラスタから借りてきた地理参照属性を使ってリサンプリングを行います。
  • ST_Rescale - Enhanced: 3.4.0 リサンプリング選択肢に最大と最小を追加 スケール (ピクセルサイズ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (英語または米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_ShortestLine - Enhanced: 3.4.0 - ジオグラフィに対応しました。 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。

PostGIS 3.4 で変更された関数

  • PostGIS_Extensions_Upgrade - Changed: 3.4.0 target_version引数が追加されました。 PostGISエクステンション (例: postgis_raster, postgis_topology, postgis_sfcgal)について、指定したバージョンまたは最新版にパッケージ化し、アップグレードします。

13.12.3. PostGIS 3.3 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 3.3 で新規作成された関数

  • RemoveUnusedPrimitives - Availability: 3.3.0 存在するTopoGeometryオブジェクトを定義するのに必要でないトポロジプリミティブを削除します。
  • ST_3DConvexHull - Availability: 3.3.0 ジオメトリの3次元の凸包を計算します。
  • ST_3DUnion - Availability: 3.3.0 集約関数の形式が追加されました 3次元の結合を計算します。
  • ST_AsMARC21 - Availability: 3.3.0 ジオメトリを、地理データフィールド (034)を持つMARC21/XMLデータとして返します。
  • ST_GeomFromMARC21 - Availability: 3.3.0 libxml2 2.6以上が必要です。 MARC21/XML地理データを入力に取り、PostGISジオメトリオブジェクトを返します。
  • ST_Letters - Availability: 3.3.0 デフォルトの開始位置を原点とし、デフォルトの高さを100とする、ジオメトリとして描画された文字を返します。
  • ST_OptimalAlphaShape - Availability: 3.3.0 - SFCGAL >= 1.4.1 が必要です。 「最適」アルファ値を使ってジオメトリを囲むアルファシェイプを計算します。
  • ST_SimplifyPolygonHull - Availability: 3.3.0. ポリゴンジオメトリに対してトポロジを保存した状態で簡略化した外側または内側の凹包を計算します。
  • ST_TriangulatePolygon - Availability: 3.3.0. ポリゴンの制約付きドロネー三角分割を計算します。
  • postgis_sfcgal_full_version - Availability: 3.3.0 CGALとBoostのバージョンを含む、使用しているSFCGALの完全なバージョンを返します

PostGIS 3.3 で機能強化された関数

  • ST_ConcaveHull - Enhanced: 3.3.0, GEOS 3.11からGEOSネイティブ実装が有効になりました 全ての入力ジオメトリの頂点を含む凹ジオメトリを計算します。
  • ST_LineMerge - Enhanced: 3.3.0 directedパラメータを付け付けるようになりました。 MULTILINESTRINGを縫い合わせて形成したラインを返します。

PostGIS 3.3 で変更された関数

  • PostGIS_Extensions_Upgrade - Changed: 3.3.0 どのPostGISのバージョンからでもアップグレードできるようになりました。ただし全てのシステムで動作するわけではありません。 PostGISエクステンション (例: postgis_raster, postgis_topology, postgis_sfcgal)について、指定したバージョンまたは最新版にパッケージ化し、アップグレードします。

13.12.4. PostGIS 3.2 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 3.2 で新規作成された関数

  • FindLayer - Availability: 3.2.0 様々な方法でtopology.layer行を返します。
  • FindTopology - Availability: 3.2.0 異なる方法でトポロジ行を返します。
  • GetFaceContainingPoint - Availability: 3.2.0 ポイントを含むフェイスを見つけます。
  • ST_AsFlatGeobuf - Availability: 3.2.0 行の集合のFlatGeobuf表現を返します。
  • ST_Contour - Availability: 3.2.0 与えられたラスタバンドから等高線ベクタを生成します。GDAL等高線生成アルゴリズムを使います。
  • ST_DumpSegments - Availability: 3.2.0 ジオメトリ内の辺の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_FromFlatGeobuf - Availability: 3.2.0 FlatGeobufデータを読みます。
  • ST_FromFlatGeobufToTable - Availability: 3.2.0 FlatGeobufデータの構造に基づいてテーブルを生成します。
  • ST_InterpolateRaster - Availability: 3.2.0 X値とY値を使用してグリッド上のポイントを配置し、ポイントのZ値をサーフェス標高として配置し、3次元ポイントの入力セットに基づいてグリッドサーフェスを補間します。
  • ST_SRID - Availability: 3.2.0 TopoGeometryの空間参照識別子を返します。
  • ST_Scroll - Availability: 3.2.0 閉じたLINESTRINGの開始点を変更する。
  • ST_SetM - Availability: 3.2.0 入力ジオメトリと同じX/Y値を持ち、かつ、指定されたリサンプリングアルゴリズムを使ってラスタから複写されたM値を持つジオメトリを返します。
  • ST_SetZ - Availability: 3.2.0 入力ジオメトリと同じX/y座標値と、指定されたリサンプリングアルゴリズムを使ってラスタから複写されたZ値とを持つジオメトリを返します。
  • TopoGeom_addTopoGeom - Availability: 3.2 TopoGeometryの要素を他のTopoGeometryの定義に追加します。
  • ValidateTopologyRelation - Availability: 3.2.0 不正なトポロジ関係の行に関する情報を返します。
  • postgis.gdal_vsi_options - Availability: 3.2.0 データベース外ラスタを操作する時に使用するオプションを設定するためのコンフィギュレーション。

PostGIS 3.2 で機能強化された関数

  • GetFaceByPoint - Enhanced: 3.2.0 より効率的な実装とより明確な短縮、不正なトポロジでの動作停止。 与えたポイントとインタセクトするフェイスを見つけます。
  • ST_ClusterKMeans - Enhanced: 3.2.0 max_radiusパラメータに対応しました 入力ジオメトリごとにk平均法アルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_MakeValid - Enhanced: 3.2.0, アルゴリズムに関する任意パラメータ'linework'と'structure'が追加されました。GEOS 3.10.0以上が必要です。 頂点を失うことなしに不正なジオメトリを妥当なジオメトリにしようと試みます。
  • ST_PixelAsCentroid - Enhanced: 3.2.0 C言語による、より高速な実装。 ピクセルで表現される面の重心 (ポイントジオメトリ)を返します。
  • ST_PixelAsCentroids - Enhanced: 3.2.0 C言語による、より高速な実装。 全てのピクセルについて重心 (ポイントジオメト)リを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルで表現される面の重心です。
  • ST_Point - Enhanced: 3.2.0 SRID任意引数が追加されました。古いバージョンでは、ジオメトリにSRIDを与えるにはST_SetSRIDを併用しなければなりませんでした。 X, YとSRIDの値からポイントを生成します。
  • ST_PointM - Enhanced: 3.2.0 SRID任意引数が追加されました。古いバージョンでは、ジオメトリにSRIDを与えるにはST_SetSRIDを併用しなければなりませんでした。 X, Y, MとSRIDの値からポイントを生成します。
  • ST_PointZ - Enhanced: 3.2.0 SRID任意引数が追加されました。古いバージョンでは、ジオメトリにSRIDを与えるにはST_SetSRIDを併用しなければなりませんでした。 X, Y, ZとSRIDの値からポイントを生成します。
  • ST_PointZM - Enhanced: 3.2.0 SRID任意引数が追加されました。古いバージョンでは、ジオメトリにSRIDを与えるにはST_SetSRIDを併用しなければなりませんでした。 X, Y, Z, MとSRIDの値からポイントを生成します。
  • ST_RemovePoint - Enhanced: 3.2.0 ラインストリングからポイントを削除します。
  • ST_RemoveRepeatedPoints - Enhanced: 3.2.0 重複ポイントを除いたジオメトリを返します。
  • ST_StartPoint - Enhanced: 3.2.0 全てのジオメトリのポイントを返すようになりました。以前のバージョンではラインストリング以外ではNULLを返していました。 ラインストリングの始点を返します。
  • ST_Value - Enhanced: 3.2.0 任意引数resampleが追加されました。 指定したバンドにおけるcolumnx, rowyで指定したピクセルまたは指定したジオメトリポイントに対応するピクセルの値を返します。 バンド番号は1始まりで、指定しない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueがFALSEに設定された場合には、NODATA ピクセルを含む全てのピクセルがインタセクトするかが考慮され、値を返します。exclude_nodata_valueを渡さない場合には、ラスタのメタデータから読みます。
  • TopoGeo_AddLineString - Enhanced: 3.2.0 符号付き識別子を返す機能が追加されました。 許容差を使って既存のトポロジにラインストリングを追加し、可能ならエッジ/フェイスを分割します。

PostGIS 3.2 で変更された関数

  • ST_Boundary - Changed: 3.2.0 TINに対応しました。GEOSを使いません。曲線を線形化しません。 ジオメトリの境界を返します。
  • ValidateTopology - Changed: 3.2.0 任意パラメータbboxを追加し、フェイスラベルとエッジリンクのチェックを追加しました。 トポロジの問題についての詳細を示すvalidatetopology_returntypeの集合を返します。

13.12.5. PostGIS 3.1 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 3.1 で新規作成された関数

  • ST_Hexagon - Availability: 3.1.0 与えられたエッジサイズと六角形グリッド空間内のセル座標を使って単一の六角形を返します。
  • ST_HexagonGrid - Availability: 3.1.0 引数ジオメトリの境界を完全にカバーする六角形とセルインデックスを返します。
  • ST_MaximumInscribedCircle - Availability: 3.1.0. ジオメトリに含まれる最大の円を計算します。
  • ST_ReducePrecision - Availability: 3.1.0. 全ての与えられたグリッド許容値に丸められたポイントからなる妥当なジオメトリを返します。
  • ST_Square - Availability: 3.1.0 与えられたエッジサイズと六角形グリッド空間内のセル座標を使って単一の正方形を返します。
  • ST_SquareGrid - Availability: 3.1.0 引数ジオメトリの境界を完全にカバーするグリッド正方形とセルインデックスを返します。

PostGIS 3.1 で機能強化された関数

  • ST_AsEWKT - Enhanced: 3.1.0 精度パラメータ (任意)に対応しました。 ジオメトリのSRIDメタデータが付いたWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_ClusterKMeans - Enhanced: 3.1.0 3次元ジオメトリと重みに対応するようになりました 入力ジオメトリごとにk平均法アルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_Difference - Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。 ジオメトリBとインタセクトしていないジオメトリAの一部を表現するジオメトリを計算します。
  • ST_Intersection - Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました ジオメトリAとジオメトリBの共通部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_MakeValid - Enhanced: 3.1.0 NaN値を持つ座標の削除が追加されました。 頂点を失うことなしに不正なジオメトリを妥当なジオメトリにしようと試みます。
  • ST_Subdivide - Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。 ジオメトリの線の分割を計算します。
  • ST_SymDifference - Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。 ジオメトリAとジオメトリBがインタセクトしていない部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_TileEnvelope - Enhanced: 3.1.0 marginパラメータが追加されました。 Webメルカトル (SRID:3857)上で XYZタイルを使った矩形ポリゴンを生成します。
  • ST_UnaryUnion - Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。 単一のジオメトリの要素の結合を計算します。
  • ST_Union - Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。 入力ジオメトリのポイント集合の結合を表現するジオメトリを返します。

PostGIS 3.1 で変更された関数

  • ST_Count - Changed: 3.1.0 - ST_Count(rastertable, rastercolumn, ...) の形式は削除されました。代わりにを使用します。 ラスタまたはラスタカバレッジの指定したバンドのピクセル数を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueをTRUEに設定している場合には、NODATA値と等しくないピクセルのみを数えます。
  • ST_Force3D - Changed: 3.1.0. 0でないZ値を指定できるようになりました。 ジオメトリをXYZモードに強制します。これはST_Force3DZの別名です。
  • ST_Force3DM - Changed: 3.1.0. 0でないM値を指定できるようになりました。 ジオメトリをXYMモードに強制します。
  • ST_Force3DZ - Changed: 3.1.0. 0でないZ値を指定できるようになりました。 ジオメトリをXYZモードに強制します。
  • ST_Force4D - Changed: 3.1.0. 0でないZ値とM値を指定できるようになりました。 ジオメトリをXYZMモードに強制します。
  • ST_Histogram - Changed: 3.1.0 ST_Histogram(table_name, column_name) の形式は削除されました。 ラスタまたはラスタカバレッジのビン範囲で分割したデータ分布をまとめるヒストグラムの集合を返します。ビン数を指定しない場合には自動計算されます。
  • ST_Quantile - Changed: 3.1.0 ST_Quantile(table_name, column_name) の形式は削除されました。 ラスタまたはラスタテーブルカバレッジのサンプルまたは母集団の分位数を計算します。値がラスタの25%,50%,75%にあるかを調べることができます。
  • ST_SummaryStats - Changed: 3.1.0 ST_SummaryStats(rastertable, rastercolumn, ...) の形式は削除されました。代わりにを使用します。 ラスタまたはラスタカバレッジの指定したバンドについて、ピクセル数、合計値、平均値、標準偏差、最小値、最大値からなる統計情報の概要を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。

13.12.6. PostGIS 3.0 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 3.0 で新規作成された関数

  • CG_ConstrainedDelaunayTriangles - Availability: 3.0.0 入力ジオメトリの周りの制約付きドロネー三角形を返します。
  • ST_3DLineInterpolatePoint - Availability: 3.0.0 3次元ラインに沿って、割合で示された位置の補間ポイントを返します。
  • ST_ConstrainedDelaunayTriangles - Availability: 3.0.0 入力ジオメトリの周りの制約付きドロネー三角形を返します。
  • ST_TileEnvelope - Availability: 3.0.0 Webメルカトル (SRID:3857)上で XYZタイルを使った矩形ポリゴンを生成します。

PostGIS 3.0 で機能強化された関数

  • ST_AsMVT - Enhanced: 3.0 - 地物IDへの対応を追加。 行集合のMVT表現を返す集約関数です。
  • ST_Contains - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました Bの全てのポイントがA内にあり、かつ、双方の内部に共有点が存在するかどうかをテストします。
  • ST_ContainsProperly - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました Bの全てのポイントがAの内部にあるかをテストします。
  • ST_CoveredBy - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました Aの全てのポイントがB内にあるかをテストします。
  • ST_Covers - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました Bの全ての点がA内にあるかをテストします。
  • ST_Crosses - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました 二つのジオメトリが内部に共有ポイントを持ち、かつそれだけにならないようになっているかテストします。
  • ST_CurveToLine - Enhanced: 3.0.0 線形化した弧ごとの最小線分数を実装しました。トポロジ的な崩壊を防ぐためです。 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_Disjoint - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました 二つのジオメトリが共有点を持たないようになっているかテストします。
  • ST_Equals - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました 二つのジオメトリが同じ点集合になっているかテストします。
  • ST_GeneratePoints - Enhanced: 3.0.0 seedパラメータの追加 ポリゴン内やマルチポリゴン内にランダムなマルチポイントを生成します。
  • ST_GeomFromGeoJSON - Enhanced: 3.0.0 パースされたジオメトリのデフォルトのSRIDは、他に指定していない場合には4326となります。 ジオメトリのGeoJSON表現を入力として、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_LocateBetween - Enhanced: 3.0.0 - POLYGON, TIN, TRIANGLEへの対応が追加されました。 M値の範囲に合致する部分ジオメトリを返します。
  • ST_LocateBetweenElevations - Enhanced: 3.0.0 - POLYGON, TIN, TRIANGLEへの対応が追加されました。 標高 (Z値)範囲にある部分ジオメトリを返します。
  • ST_Overlaps - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました 二つのジオメトリが同じ次元を持ち、インタセクトして、かつ相手と重ならない点少なくとも一つあるかをテストします。
  • ST_Relate - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました 二つのジオメトリが与えられた交差行列パターンに合致するトポロジ関係があるかどうかを見るか、交差行列を計算するかします。
  • ST_Segmentize - Enhanced: 3.0.0 ジオメトリの分割において、現在は、同じ長さに分割しています 与えた長さを超える線分を持たないよう変更したジオメトリ/ジオグラフィを返します。
  • ST_Touches - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました 二つのジオメトリが少なくとも一つの共有点を持ち、かつ内部でインタセクトしていないようになっているかテストします。
  • ST_Within - Enhanced: 3.0.0 GEOMETRYCOLLECTIONへの対応が可能となりました Aの全てのポイントがB内にあり、かつ両方の内部が共有点を持つかどうかをテストします。

PostGIS 3.0 で変更された関数

  • PostGIS_Extensions_Upgrade - Changed: 3.0.0 緩いエクステンションを再パッケージし、また、postgis_rasterに対応しました。 PostGISエクステンション (例: postgis_raster, postgis_topology, postgis_sfcgal)について、指定したバージョンまたは最新版にパッケージ化し、アップグレードします。
  • ST_3DDistance - Changed: 3.0.0 - SFCGAL版は削除されました 投影座標系の単位で、二つのジオメトリ間の3次元デカルト距離の最小値を返します (空間参照系に基づきます)。
  • ST_3DIntersects - Changed: 3.0.0 SFCGALバックエンドが削除され、GEOSバックエンドではTINに対応しました。 二つのジオメトリが3次元空間において空間的にインタセクトするかどうかをテストします。ポイント、ラインストリング、ポリゴン、多面体サーフェス (面)についてのみ動作します。
  • ST_Area - Changed: 3.0.0 - SFCGALに依存しなくなりました。 ポリゴンジオメトリの面積を返します。
  • ST_AsGeoJSON - Changed: 3.0.0 レコードの入力に対応しました GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_AsGeoJSON - Changed: 3.0.0 EPSG:4326以外の場合のSRID出力。 GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_AsKML - Changed: 3.0.0 - "version"の付いた形式の削除 ジオメトリをKML要素として返します。
  • ST_Distance - Changed: 3.0.0 - SFCGALに依存しなくなりました。 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_Intersection - Changed: 3.0.0 SFCGAL非依存になりました。 ジオメトリAとジオメトリBの共通部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Intersects - Changed: 3.0.0 SFCGAL版を削除し、2次元TINのネイティブ対応を追加しました。 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_Union - Changed: 3.0.0 SFCGAL非依存になりました。 入力ジオメトリのポイント集合の結合を表現するジオメトリを返します。

13.12.7. PostGIS 2.5 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 2.5 で新規作成された関数

  • PostGIS_Extensions_Upgrade - Availability: 2.5.0 PostGISエクステンション (例: postgis_raster, postgis_topology, postgis_sfcgal)について、指定したバージョンまたは最新版にパッケージ化し、アップグレードします。
  • ST_Angle - Availability: 2.5.0 3点もしくは4点、または2線で定義される二つのベクタ間の角度を返します。
  • ST_AsHexWKB - Availability: 2.5.0 Well-Known Binary (WKB)ラスタを16進数表現で返します。
  • ST_BandFileSize - Availability: 2.5.0 ファイルシステムに格納されているバンドのファイルサイズを返します。バンド番号が指定されていない場合には、1番と仮定します。
  • ST_BandFileTimestamp - Availability: 2.5.0 ファイルシステムに格納されているバンドのファイルタイムスタンプ返します。バンド番号が指定されていない場合には、1番と仮定します。
  • ST_ChaikinSmoothing - Availability: 2.5.0 チャイキンのアルゴリズムを使って、与えられたジオメトリの平滑化されたものを返します。
  • ST_FilterByM - Availability: 2.5.0 M値に基づいて頂点を削除します。
  • ST_Grayscale - Availability: 2.5.0 元のラスタと指定したバンドを赤、緑、青バンドとして一つの8BUIバンドを持つラスタを生成します。
  • ST_LineInterpolatePoints - Availability: 2.5.0 ラインに沿って、割合で示された複数の位置の補間ポイントを返します。
  • ST_OrientedEnvelope - Availability: 2.5.0. ジオメトリを囲む最小の回転四角形を返します。
  • ST_QuantizeCoordinates - Availability: 2.5.0 座標値の最下位ビットを0にします。
  • ST_RastFromHexWKB - Availability: 2.5.0 Well-Knownバイナリ (WKB)ラスタの16進数表現からラスタを返します。
  • ST_RastFromWKB - Availability: 2.5.0 Well-Known Binary (WKB)ラスタからラスタ値を返します。
  • ST_SetBandIndex - Availability: 2.5.0 データベース外バンドの外部バンド番号の更新
  • ST_SetBandPath - Availability: 2.5.0 データベース外バンドの外部パスとバンド番号を更新します。

PostGIS 2.5 で機能強化された関数

  • ST_AsBinary/ST_AsWKB - Enhanced: 2.5.0 ST_AsWKBの追加 ラスタのWell-Known Binary (WKB)表現を返します。
  • ST_AsMVT - Enhanced: 2.5.0 - パラレルクエリへの対応の追加。 行集合のMVT表現を返す集約関数です。
  • ST_AsText - Enhanced: 2.5 - 精度の任意引数が導入されました。 ジオメトリ/ジオグラフィのSRIDメタデータのないWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_BandMetaData - Enhanced: 2.5.0 outdbラスタにoutdbbandnum, filesizeとfiletimestampを取り入れました。 指定したラスタバンドの基本的なメタデータを返します。バンド番号を指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_Buffer - Enhanced: 2.5.0 - ST_Bufferのジオメトリ対応版が強化され、バッファを施す側をside=both|left|rightで指定できるようになりました。 あるジオメトリからの距離が指定された距離以下となる点全ての集合となるジオメトリを返します。
  • ST_GeomFromGeoJSON - Enhanced: 2.5.0 JSONとJSONBの入力を受け付けるようになりました。 ジオメトリのGeoJSON表現を入力として、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeometricMedian - Enhanced: 2.5.0 ポイントの重みとしてのM値の対応が追加されました。 マルチポイントの幾何学的中央値を返します。
  • ST_Intersects - Enhanced: 2.5.0 ジオメトリコレクションに対応しました。 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_OffsetCurve - Enhanced: 2.5 - GEOMETRYCOLLECTIONとULTILINESTRINGへの対応追加 与えられた距離と方面に入力ラインをずらしたラインを返します。
  • ST_Scale - Enhanced: 2.5.0 局所原点 (originパラメータ)を使った拡大縮小への対応を導入しました。 与えた係数でジオメトリを拡大縮小します。
  • ST_Split - Enhanced: 2.5.0 マルチラインによるポリゴンの分割に対応するようになりました。 ジオメトリを他のジオメトリで分割してできたジオメトリのコレクションを返します。
  • ST_Subdivide - Enhanced: 2.5.0 ポリゴン分割で存在するポイントを再利用して頂点数の最小値を8から5に変更。 ジオメトリの線の分割を計算します。

PostGIS 2.5 で変更された関数

  • ST_GDALDrivers - Changed: 2.5.0 - can_readカラムとcan_writeカラムを追加。 使用しているGDALライブラリが対応するラスタ書式の一覧を返します。この一覧でcan_write=TrueとなっているものだけがST_AsGDALRasterで使えます。

13.12.8. PostGIS 2.4 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 2.4 で新規作成された関数

  • ST_AsGeobuf - Availability: 2.4.0 行集合のGeobuf表現を返します。
  • ST_AsMVT - Availability: 2.4.0 行集合のMVT表現を返す集約関数です。
  • ST_AsMVTGeom - Availability: 2.4.0 ジオメトリをMVTタイルの座標空間に変換します。
  • ST_Centroid - Availability: 2.4.0 ジオグラフィが導入されました。 ジオメトリの幾何学的重心を返します。
  • ST_ForcePolygonCCW - Availability: 2.4.0 全ての外環を反時計回りに、全ての内環を時計回りに、それぞれ強制します。
  • ST_ForcePolygonCW - Availability: 2.4.0 全ての外環を時計回りに、全ての内環を反時計回りに、それぞれ強制します。
  • ST_FrechetDistance - Availability: 2.4.0 - GEOS >= 3.7.0が必要です 二つのジオメトリのフレシェ距離を返します。
  • ST_IsPolygonCCW - Availability: 2.4.0 ポリゴンが反時計回りの外環を持っていて、時計回りの内環を持っているかをテストします。
  • ST_IsPolygonCW - Availability: 2.4.0 ポリゴンが時計回りの外環を持っていて、反時計回りの内環を持っているかをテストします。
  • ST_MakeEmptyCoverage - Availability: 2.4.0 空のラスタタイルのグリッドでジオリファレンスを施されている領域を生成します。

PostGIS 2.4 で機能強化された関数

  • Loader_Generate_Nation_Script - Enhanced: 2.4.1 5桁郵便番号集計地域 (zcta5)のロードが修正されて、zcta5データは、有効な時には、国データのロードの中でzcta5_allという単一テーブルとしてロードされるようになりました。 指定したプラットフォーム用の、国と州のルックアップテーブルをロードするシェルスクリプトを生成します。
  • Normalize_Address - Enhanced: 2.4.0 norm_addyオブジェクトには追加フィールドのzip4とaddress_alphanumericとが含まれます。 文字列で住所が与えられると、道路後置辞、前置辞、正規化された種別、番地、ストリート名等をフィールドに分けて持つnorm_addy複合型を返します。tiger_geocoderに同梱されているルックアップデータで動作します (Tigerデータ自体は不要です)。
  • Pagc_Normalize_Address - Enhanced: 2.4.0 norm_addyオブジェクトには追加フィールドのzip4とaddress_alphanumericとが含まれます。 文字列のストリート住所を与えると、道路後置辞、前置辞、標準タイプ、番地、ストリート名等を複数フィールドに分解して持つnorm_addy複合型を返します。この関数は、tiger_geocoder同梱のルックアップテーブルだけを使います (Tigerデータは不要です)。住所標準化エクステンションが必要です。
  • Reverse_Geocode - Enhanced: 2.4.1 ZCTA5データセットを追加でロードする場合には、reverse_geocode関数は、特定の州データがロードされていなくても、州とZIPを解決することができます。ZTCA5データのロードに関する詳細についてはを参照して下さい。 登録されている空間参照系に基づくポイントジオメトリを引数に取り、理論的に可能性のある住所の配列と交差するストリートの配列を一つのレコードで返します。include_strnum_range = trueの場合には、交差するストリートに番地範囲を追加します。
  • ST_AsTWKB - Enhanced: 2.4.0 メモリと速度の改善。 TWKB (Tiny Well-Known Binary)としてジオメトリを出力します。
  • ST_Covers - Enhanced: 2.4.0 ジオグラフィ型を使う形式においてポリゴンの中のポリゴンとポリゴンの中のラインストリングへの対応を追加 Bの全ての点がA内にあるかをテストします。
  • ST_CurveToLine - Enhanced: 2.4.0 最大距離差による許容範囲と最大角度による許容範囲に対応し、対称出力に対応しました。 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_Project - Enhanced: 2.4.0 負の距離と非正規化方位を許容するようになりました。 始点から距離と方位で算出されたポイントを返します。
  • ST_Reverse - Enhanced: 2.4.0 曲線対応が導入されました。 頂点の順序を逆にしたジオメトリを返します。

PostGIS 2.4 で変更された関数

  • = - Changed: 2.4.0, 以前の版では、ジオメトリ自体の等価性でなくバウンディングボックスが等価かどうかを見ていました。バウンディングボックスが等価かどうかを知る必要がある場合には、替わりにを使います。 ジオメトリ/ジオグラフィ Aの座標と座標の並び順がジオメトリ/ジオグラフィ Bと同じ場合にTRUEを返します。
  • ST_Node - Changed: 2.4.0 この関数は内部でGEOSUnaryUnionの替わりにGEOSNodeを使用しています。ラインストリングの並び順と方向がPostGIS 2.4より前のものと違うことになるかも知れません。 ラインストリングの集合にノードを作成します。

13.12.9. PostGIS 2.3 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 2.3 で新規作成された関数

  • &&&(geometry,gidx) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 ジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)とインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,geometry) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)がジオメトリの (キャッシュされている)n次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&&(gidx,gidx) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,box2df) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)が相互にインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(box2df,geometry) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスがジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&(geometry,box2df) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,box2df) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 二つの単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • @(box2df,geometry) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)がジオメトリの2次元バウンディングボックスに包含される場合にTRUEを返します。
  • @(geometry,box2df) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 ジオメトリの2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)に包含される場合にTRUEを返します。
  • Populate_Topology_Layer - Availability: 2.3.0 テーブルからメタデータを読み、topology.layerテーブルに不足しているものを追加します。
  • ST_ClusterDBSCAN - Availability: 2.3.0 入力ジオメトリごとにDBSCANアルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_ClusterKMeans - Availability: 2.3.0 入力ジオメトリごとにk平均法アルゴリズムを使ってクラスタ番号を返すウィンドウ関数です。
  • ST_GeneratePoints - Availability: 2.3.0 ポリゴン内やマルチポリゴン内にランダムなマルチポイントを生成します。
  • ST_GeometricMedian - Availability: 2.3.0 マルチポイントの幾何学的中央値を返します。
  • ST_MakeLine - Availability: 2.3.0 - MULTIPOINT入力要素への対応が導入されました POINT、MULTIPOINT、LINESTRINGからLINESTRINGを生成します。
  • ST_MinimumBoundingRadius - Availability: 2.3.0 ジオメトリを完全に包含する最小円の中心ポイントと半径を返します。
  • ST_MinimumClearance - Availability: 2.3.0 ジオメトリのクリアランスの最小値を返します。この値はジオメトリのロバスト性を示すものです。
  • ST_MinimumClearanceLine - Availability: 2.3.0 - GEOS 3.6.0以上が必要です。 ジオメトリの最小クリアランスを示す、2点のラインストリングを返します。
  • ST_Normalize - Availability: 2.3.0 標準的な形式に変えたジオメトリを返します。
  • ST_Points - Availability: 2.3.0 ジオメトリの全ての座標を含むマルチポイントを返します。
  • ST_VoronoiLines - Availability: 2.3.0 ジオメトリの頂点からボロノイ図のセルを返します。
  • ST_VoronoiPolygons - Availability: 2.3.0 ジオメトリの頂点からボロノイ図のセルを返します。
  • ST_WrapX - Availability: 2.3.0 GEOSが必要です。 ジオメトリをX値で回り込ませます。
  • TopoGeom_addElement - Availability: 2.3 TopoGeometryの定義に要素を追加します。
  • TopoGeom_remElement - Availability: 2.3 TopoGeometryの定義から要素を削除します。
  • ~(box2df,box2df) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 二つの単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)の一方がもう一方を包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(box2df,geometry) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 単精度浮動小数点数による2次元バウンディングボックス (BOX2DF)をジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが包含する場合にTRUEを返します。
  • ~(geometry,box2df) - Availability: 2.3.0 BRIN (Block Range INdexes)が導入されました。PostgreSQL 9.5以上が必要です。 ジオメトリの (キャッシュされている)2次元バウンディングボックスが単精度浮動小数点数によるn次元バウンディングボックス (GIDX)を包含する場合にTRUEを返します。

PostGIS 2.3 で機能強化された関数

  • ST_Contains - Enhanced: 2.3.0 PIP short-circuit (ポリゴンとポイントに限定した高速判定)を少ないポイントからなるマルチポイントに対応することができるよう拡張しました。以前の版ではポリゴンとポイントの組み合わせにだけ対応していました。 Bの全てのポイントがA内にあり、かつ、双方の内部に共有点が存在するかどうかをテストします。
  • ST_Covers - Enhanced: 2.3.0 ジオメトリについて、PIP short-circuit (ポリゴンとポイントに限定した高速判定)を少ないポイントからなるマルチポイントに対応することができるよう拡張しました。以前の版ではポリゴンとポイントの組み合わせにだけ対応していました。 Bの全ての点がA内にあるかをテストします。
  • ST_Expand - Enhanced: 2.3.0 異なる次元の異なる量によるボックスの拡張に対応するようになりました。 他のバウンディングボックスまたはジオメトリから拡張されたバウンディングボックスを返します。
  • ST_Intersects - Enhanced: 2.3.0 PIP short-circuit (ポリゴンとポイントに限定した高速判定)を少ないポイントからなるマルチポイントに対応することができるよう拡張しました。以前の版ではポリゴンとポイントの組み合わせにだけ対応していました。 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_Segmentize - Enhanced: 2.3.0 ジオグラフィの分割において、現在は、同じ長さに分割しています 与えた長さを超える線分を持たないよう変更したジオメトリ/ジオグラフィを返します。
  • ST_Transform - Enhanced: 2.3.0 直接のPROJ.4文字列への対応が導入されました。 異なる空間参照系に投影変換された新しいジオメトリを返します。
  • ST_Within - Enhanced: 2.3.0 ジオメトリについて、PIP short-circuit (ポリゴンとポイントに限定した高速判定)を少ないポイントからなるマルチポイントに対応することができるよう拡張しました。以前の版ではポリゴンとポイントの組み合わせにだけ対応していました。 Aの全てのポイントがB内にあり、かつ両方の内部が共有点を持つかどうかをテストします。

PostGIS 2.3 で変更された関数

  • ST_PointN - Changed: 2.3.0 : 負数インデックスが有効になりました (-1は終端を指します) ジオメトリの最初のラインストリングまたは曲線ストリングのN番目のポイントを返します。

13.12.10. PostGIS 2.2 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 2.2 で新規作成された関数

  • <<->> - Availability: 2.0.0 KNNはPostgreSQL 9.1以上でのみ有効です。 AとBの間またはそれらのバウンディングボックスの間のn次元距離を返します
  • ST_3DDifference - Availability: 2.2.0 3次元の差分を計算します。
  • ST_3DUnion - Availability: 2.2.0 3次元の結合を計算します。
  • ST_ApproximateMedialAxis - Availability: 2.2.0 面ジオメトリの近似的な中心軸を計算します。
  • ST_AsEncodedPolyline - Availability: 2.2.0 ラインストリングジオメトリから符号化したポリラインを返します。
  • ST_AsTWKB - Availability: 2.2.0 TWKB (Tiny Well-Known Binary)としてジオメトリを出力します。
  • ST_BoundingDiagonal - Availability: 2.2.0 ジオメトリのバウンディングボックスの対角線を返します。
  • ST_CPAWithin - Availability: 2.2.0 二つのトラジェクトリの最接近時の距離が指定距離内であるかどうかをテストします。
  • ST_ClipByBox2D - Availability: 2.2.0 長方形内に落ちるジオメトリの一部を返します。
  • ST_ClosestPointOfApproach - Availability: 2.2.0 二つのトラジェクトリの最接近時の距離を返します。
  • ST_ClusterIntersecting - Availability: 2.2.0 入力ジオメトリを接続関係にある集合にクラスタリングする集約関数です。
  • ST_ClusterWithin - Availability: 2.2.0 分離距離でジオメトリのクラスタリングを行う集約関数です。
  • ST_CountAgg - Availability: 2.2.0 集約関数です。ラスタ集合の与えられたバンドのピクセル数を返します。バンドが指定されていない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueをTRUEに設定している場合には、NODATA値と等しくないピクセルのみを数えます。
  • ST_CreateOverview - Availability: 2.2.0 与えられたラスタカバレッジから解像度を落としたものを生成します。
  • ST_DistanceCPA - Availability: 2.2.0 二つのトラジェクトリの最接近する時の距離を返します。
  • ST_ForceCurve - Availability: 2.2.0 該当する場合は、ジオメトリを曲線タイプに変換します。
  • ST_IsPlanar - Availability: 2.2.0: これは2.1.0のマニュアルに記述されていましたが、2.1版では偶然に外れてしまいました。 サーフェスが平面であるかないかをチェックします。
  • ST_IsSolid - Availability: 2.2.0 ジオメトリが立体であるかどうかをテストします。妥当性チェックは行いません。
  • ST_IsValidTrajectory - Availability: 2.2.0 ジオメトリが妥当なトラジェクトリであるかどうかをテストします。
  • ST_LineFromEncodedPolyline - Availability: 2.2.0 エンコード化ポリラインからラインストリングを生成します。
  • ST_MakeSolid - Availability: 2.2.0 ジオメトリを立体にキャストします。チェックはしません。妥当な立体を得るには、入力ジオメトリは閉じた多面体サーフェスか閉じたTINでなければなりません。
  • ST_MapAlgebra (callback function version) - Availability: 2.2.0: マスクが追加されました。 コールバック関数版 - 一つ以上の入力ラスタ、バンドインデックスと一つのユーザ定義コールバック関数から、一つのバンドからなるラスタを返します。
  • ST_MemSize - Availability: 2.2.0 ラスタが取る領域の合計をバイト単位で返します。
  • ST_RemoveRepeatedPoints - Availability: 2.2.0 重複ポイントを除いたジオメトリを返します。
  • ST_Retile - Availability: 2.2.0 任意のタイル化されたラスタカバレッジから構成されたタイルの集合を返します。
  • ST_SetEffectiveArea - Availability: 2.2.0 Visvalingam-Whyattアルゴリズムを使って有効範囲となる個々の頂点を置きます。
  • ST_SimplifyVW - Availability: 2.2.0 Visvalingam-Whyattアルゴリズムを使用して、入力ジオメトリを簡略化したジオメトリを返します。
  • ST_Subdivide - Availability: 2.2.0 ジオメトリの線の分割を計算します。
  • ST_SummaryStatsAgg - Availability: 2.2.0 集約関数です。ラスタ集合の指定したバンドについて、ピクセル数、合計値、平均値、標準偏差、最小値、最大値からなる統計情報の概要を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_SwapOrdinates - Availability: 2.2.0 与えられたジオメトリにおいて与えられた座標の値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_Volume - Availability: 2.2.0 3次元立体の体積を計算します。面ジオメトリは (閉じていても)0を返します。
  • parse_address - Availability: 2.2.0 1行の住所を取り、分割します。
  • postgis.enable_outdb_rasters - Availability: 2.2.0 データベース外ラスタのバンドにアクセスできるようにする、真偽型のコンフィギュレーションオプション。
  • postgis.gdal_datapath - Availability: 2.2.0 GDALのGDAL_DATAオプションの値を設定するためのコンフィギュレーションオプションです。設定しない場合には、GDAL_DATA環境変数が使われます。
  • postgis.gdal_enabled_drivers - Availability: 2.2.0 PostGIS環境でGDALドライバを有効にするコンフィギュレーションオプションです。GDALコンフィギュレーション変数GDAL_SKIPに影響を与えます。
  • standardize_address - Availability: 2.2.0 lexテーブル、gazテーブルおよび規則テーブルを使って、入力住所をstdaddr形式で返します。
  • |=| - Availability:: 2.2.0 インデックス対応はPostgreSQL 9.5以上でのみ有効です。 AトラジェクトリとBトラジェクトリとの最接近する時の距離を返します。

PostGIS 2.2 で機能強化された関数

  • <-> - Enhanced: 2.2.0 ジオメトリとジオグラフィとのKNN (k近傍法)の動作が本当のものになりました。ジオグラフィのKNNは回転楕円体面上でなく球面上の計算となることに注意して下さい。PostgreSQL 9.4以下では、ジオグラフィに対応していますが、バウンディングボックスの重心に対応するだけです。 AとBの2次元距離を返します。
  • AsTopoJSON - Enhanced: 2.2.1 点入力に対応するようになりました opoGeometryのTopoJSON表現を返します。
  • ST_Area - Enhanced: 2.2.0 - 精度とロバスト性の向上のためにGeographicLibを使って回転楕円体面上での計測を行うようにしています。この新機能を使うには、Proj 4.9.0以上が必要です。 ポリゴンジオメトリの面積を返します。
  • ST_AsX3D - Enhanced: 2.2.0: GeoCoordinatesと軸 (x/y, 経度/緯度)の反転に対応しました。詳細はoptionsを見て下さい。 ジオメトリをX3Dノード要素書式 (ISO-IEC-19776-1.2-X3DEncodings-XML)で返します。
  • ST_Azimuth - Enhanced: 2.2.0 - 精度とロバスト性の向上のためにGeographicLibを使って回転楕円体面上での計測を行うようにしています。この新機能を使うには、Proj 4.9.0以上が必要です。 北を基準とした2点間の線の方位角を返します。
  • ST_Distance - Enhanced: 2.2.0 - 精度とロバスト性の向上のためにGeographicLibを使って回転楕円体面上での計測を行うようにしています。この新機能を使うには、Proj 4.9.0以上が必要です。 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_Scale - Enhanced: 2.2.0 全ての次元の拡大縮小 (factorパラメータ)への対応が導入されました。 与えた係数でジオメトリを拡大縮小します。
  • ST_Split - Enhanced: 2.2.0 ライン分割をマルチライン、マルチポイントまたはポリゴンもしくはマルチポリゴンの境界で行えるようにしました。 ジオメトリを他のジオメトリで分割してできたジオメトリのコレクションを返します。
  • ST_Summary - Enhanced: 2.2.0 TINと曲線の対応が追加されました。 ジオメトリについての要約文を返します。

PostGIS 2.2 で変更された関数

  • <-> - Changed: 2.2.0 PostgreSQL 9.5では、古いハイブリッド書式は遅くなりる可能性があります。そのため、PostGIS 2.2以上かつPostgreSQL 9.5以上においてのみ動作させる場合には、そのやり方をり除きたくなるでしょう。 AとBの2次元距離を返します。
  • Get_Geocode_Setting - Changed: 2.2.0 : デフォルト設定をgeocode_settingsに保存するようにしました。ユーザが設定したものだけがgeocode_settings内にあります。 tiger.geocode_settingsテーブルに格納されている設定のうち指定したものの値を返します。
  • ST_3DClosestPoint - Changed: 2.2.0 - 二つの2次元ジオメトリが入力である場合には、2次元ポイントが返ります (古い挙動では、存在しないZの値について0を仮定していました)。2次元と3次元の場合には、もはや、存在しないZの値について0を仮定しません。 g1上の、g2に最も近い3次元ポイントを返します。これは3次元の最短ラインの始点です。
  • ST_3DDistance - Changed: 2.2.0 - 2次元と3次元の場合には、もはや、存在しないZの値について0を仮定しません。 投影座標系の単位で、二つのジオメトリ間の3次元デカルト距離の最小値を返します (空間参照系に基づきます)。
  • ST_3DLongestLine - Changed: 2.2.0 - 二つの2次元ジオメトリが入力である場合には、2次元ポイントが返ります (古い挙動では、存在しないZの値について0を仮定していました)。2次元と3次元の場合には、もはや、存在しないZの値について0を仮定しません。 二つのジオメトリ間の3次元最長ラインを返します。
  • ST_3DMaxDistance - Changed: 2.2.0 - 2次元と3次元の場合には、もはや、存在しないZの値について0を仮定しません。 二つのジオメトリ間の3次元最大デカルト距離 (空間参照系に基づく)を空間参照系の単位で返します。
  • ST_3DShortestLine - Changed: 2.2.0 - 二つの2次元ジオメトリが入力である場合には、2次元ポイントが返ります (古い挙動では、存在しないZの値について0を仮定していました)。2次元と3次元の場合には、もはや、存在しないZの値について0を仮定しません。 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。
  • ST_DistanceSphere - Changed: 2.2.0 前の版ではこの関数はST_Distance_Sphereと呼ばれていました 球面の地球モデルを使って、二つの経度/緯度ジオメトリの最小距離をメートル単位で返します。
  • ST_DistanceSpheroid - Changed: 2.2.0 前の版ではこの関数はST_Distance_Sphereと呼ばれていました 回転楕円体面の地球モデルを使って、二つの経度/緯度ジオメトリの最小距離を返します。
  • ST_Equals - Changed: 2.2.0 この関数は、どちらのジオメトリも不正であっても、バイナリで同じ場合ならTRUEを返します。 二つのジオメトリが同じ点集合になっているかテストします。
  • ST_LengthSpheroid - Changed: 2.2.0 これより前の版では、これはST_Length_Spheroidと呼ばれ、ST_3DLength_Spheroidという別名を持っていました。 回転楕円体面上の経度緯度のジオメトリの2次元または3次元の長さ/周長を返します。
  • ST_MemSize - Changed: 2.2.0 命名規則に従うためにST_MemSizeに変更しました。 ジオメトリが取るメモリ空間の合計を返します。
  • ST_PointInsideCircle - Changed: 2.2.0 前のバージョンではST_Point_Inside_Circleと呼ばれていました。 ポイントジオメトリが中心と半径で定められた円の内側にあるかをテストします。
  • ValidateTopology - Changed: 2.2.0 エラーの記述と矛盾しないように'edge crosses node'のid1とid2の値が入れ替わっています。 トポロジの問題についての詳細を示すvalidatetopology_returntypeの集合を返します。

13.12.11. PostGIS 2.1 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 2.1 で新規作成された関数

  • = - Availability: 2.1.0 AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスと同じ場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • AsTopoJSON - Availability: 2.1.0 opoGeometryのTopoJSON表現を返します。
  • Drop_Nation_Tables_Generate_Script - Availability: 2.1.0 指定したスキーマ内のテーブルのうち、county_all, state_allまたは、county or stateを削除するスクリプトを生成します。
  • Get_Geocode_Setting - Availability: 2.1.0 tiger.geocode_settingsテーブルに格納されている設定のうち指定したものの値を返します。
  • Loader_Generate_Nation_Script - Availability: 2.1.0 指定したプラットフォーム用の、国と州のルックアップテーブルをロードするシェルスクリプトを生成します。
  • Pagc_Normalize_Address - Availability: 2.1.0 文字列のストリート住所を与えると、道路後置辞、前置辞、標準タイプ、番地、ストリート名等を複数フィールドに分解して持つnorm_addy複合型を返します。この関数は、tiger_geocoder同梱のルックアップテーブルだけを使います (Tigerデータは不要です)。住所標準化エクステンションが必要です。
  • ST_3DArea - Availability: 2.1.0 3次元の面ジオメトリの面積を計算します。立体の場合は0を返します。
  • ST_3DIntersection - Availability: 2.1.0 3次元のインタセクトした (共有する)部分を計算します。
  • ST_Box2dFromGeoHash - Availability: 2.1.0 GeoHash文字列からBOX2Dを返します。
  • ST_ColorMap - Availability: 2.1.0 元のラスタと指定したバンドから4個までの8BUIバンド (grayscale, RGB, RGBA)からなる新しいラスタを生成します。
  • ST_Contains - Availability: 2.1.0 rastAの外にrastBの点が無く、rastAの内部にrastBの内部の点が一つ以上ある場合にTRUEを返します。
  • ST_ContainsProperly - Availability: 2.1.0 rastBがrastAの内部でインタセクトし、かつrastAの境界とも外部ともインタセクトしない場合にTRUEを返します。
  • ST_CoveredBy - Availability: 2.1.0 rastAがrastBの外部に点を持たない場合にTRUEを返します。
  • ST_Covers - Availability: 2.1.0 rastBがrastAの外部に点を持たない場合にTRUEを返します。
  • ST_DFullyWithin - Availability: 2.1.0 rastAとrastBが指定した距離内に完全に収まる場合にTRUEを返します。
  • ST_DWithin - Availability: 2.1.0 rastAとrastBが指定した距離内にある場合にTRUEを返します。
  • ST_DelaunayTriangles - Availability: 2.1.0 ジオメトリの頂点のドローネ三角形を返します。
  • ST_Disjoint - Availability: 2.1.0 rastAがrastBとインタセクトしない場合にTRUEを返します。
  • ST_DumpValues - Availability: 2.1.0 指定したバンドの値を2次元で得ます。
  • ST_Extrude - Availability: 2.1.0 関連するボリュームにサーフェスを押し出します。
  • ST_ForceLHR - Availability: 2.1.0 LHR (Left Hand Rule)方向に強制します。
  • ST_FromGDALRaster - Availability: 2.1.0 対応するGDALラスタファイルからラスタを返します。
  • ST_GeomFromGeoHash - Availability: 2.1.0 GeoHash文字列からジオメトリを返します。
  • ST_InvDistWeight4ma - Availability: 2.1.0 近隣のピクセル値の内挿補間を行うラスタ処理関数です。
  • ST_MapAlgebra (callback function version) - Availability: 2.1.0 コールバック関数版 - 一つ以上の入力ラスタ、バンドインデックスと一つのユーザ定義コールバック関数から、一つのバンドからなるラスタを返します。
  • ST_MapAlgebra (expression version) - Availability: 2.1.0 数式版 - 一つか二つの入力ラスタ、バンド番号、一つ以上のユーザ定義SQL式から一つのバンドを持つラスタを返します。
  • ST_MinConvexHull - Availability: 2.1.0 NODATA値を除いたラスタの凸包ジオメトリを返します。
  • ST_MinDist4ma - Availability: 2.1.0 対象ピクセルと値を持つ近隣ピクセルとの最短距離をピクセル単位で返すラスタ処理関数です。
  • ST_MinkowskiSum - Availability: 2.1.0 ミンコフスキー和を求めます。
  • ST_NearestValue - Availability: 2.1.0 与えられたバンドの、columnxとrowyで指定されるか、またはラスタと同じ空間参照系で表現されたポイントで指定されたピクセルに最も近いNODATAでない値を返します。
  • ST_Neighborhood - Availability: 2.1.0 与えられたバンドのcolumnX, columnYか、ラスタと同じ空間参照系のジオメトリポイントで指定されたピクセルの周囲にある、NODATAでない2次元倍精度浮動小数点数配列を返します。
  • ST_NotSameAlignmentReason - Availability: 2.1.0 ラスタが同じアラインメントを持つかどうか、また、持たない場合にはその理由を示す文字列を返します。
  • ST_Orientation - Availability: 2.1.0 サーフェスの方向を判定します。
  • ST_Overlaps - Availability: 2.1.0 rastAとrastBがインタセクトして、かつ一方がもう一方に完全には包含されない場合にはTRUEを返します。
  • ST_PixelAsCentroid - Availability: 2.1.0 ピクセルで表現される面の重心 (ポイントジオメトリ)を返します。
  • ST_PixelAsCentroids - Availability: 2.1.0 全てのピクセルについて重心 (ポイントジオメト)リを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルで表現される面の重心です。
  • ST_PixelAsPoint - Availability: 2.1.0 ピクセルの左上隅のポイントジオメトリを返します。
  • ST_PixelAsPoints - Availability: 2.1.0 全てのピクセルについてポイントジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルの左上隅です。
  • ST_PixelOfValue - Availability: 2.1.0 検索値と同じ値を持つピクセルのcolumnx, rowyピクセル座標を得ます。
  • ST_PointFromGeoHash - Availability: 2.1.0 GeoHash文字列からポイントを返します。
  • ST_RasterToWorldCoord - Availability: 2.1.0 ラスタの指定した列と行における左上隅の地理座標X値とY値 (経度と緯度)を返します。列と行の番号は1始まりです。
  • ST_Resize - Availability: 2.1.0 GDAL 1.6.1以上が必要です。 ラスタを新しい幅、高さにサイズ再設定を行います。
  • ST_Roughness - Availability: 2.1.0 DEMの「粗度」を計算したラスタを返します。
  • ST_SetValues - Availability: 2.1.0 与えられたバンドに複数の値を設定して、変更されたラスタを返します。
  • ST_Simplify - Availability: 2.1.0 与えたTopoGeometryを「シンプル化した」ジオメトリを返します。ダグラス-ポーカーのアルゴリズムを使います。
  • ST_StraightSkeleton - Availability: 2.1.0 ジオメトリからストレートスケルトンを計算します。
  • ST_Summary - Availability: 2.1.0 ラスタの中身の概要が文字列で返されます。
  • ST_TPI - Availability: 2.1.0 地形的位置指数を計算したラスタを返します。
  • ST_TRI - Availability: 2.1.0 起伏指標を計算したラスタを返します。
  • ST_Tesselate - Availability: 2.1.0 ポリゴンまたは多面体サーフェスのテッセレーションを計算し、TINまたはTINコレクションを返します。
  • ST_Tile - Availability: 2.1.0 求められた出力ラスタのピクセル数に基づいて入力ラスタを分割した結果のラスタ集合を返します。
  • ST_Touches - Availability: 2.1.0 rastAとrastBが少なくとも一つの共通の点を持ち、かつ二つのラスタの内部同士がインタセクトしない場合にTRUEを返します。
  • ST_Union - Availability: 2.1.0 ST_Union(rast, unionarg)の形式が導入されました。 ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • ST_Within - Availability: 2.1.0 rastAがrastBの外部に点を持たず、rastAの内部の少なくとも一つの点がrastBの内部にある場合にTRUEを返します。
  • ST_WorldToRasterCoord - Availability: 2.1.0 ラスタの空間参照系による地理座標のX値とY値 (経度と緯度)またはポイントジオメトリに対応するピクセルの左上隅を返します。
  • Set_Geocode_Setting - Availability: 2.1.0 ジオコーダ関数の振る舞いに影響を与える設定を行います。
  • UpdateRasterSRID - Availability: 2.1.0 ユーザが指定したカラムとテーブルにあるラスタの全てについてSRIDを変更します。
  • clearTopoGeom - Availability: 2.1 TopoGeometryの中身を消去します。
  • postgis.backend - Availability: 2.1.0 GEOSとSFCGALで重複する関数を提供するバックエンドです。GEOSまたはSFCGALを選択します。デフォルトはGEOSです。
  • postgis_sfcgal_version - Availability: 2.1.0 使用しているSFCGALのバージョンを返します

PostGIS 2.1 で機能強化された関数

  • ST_AddBand - Enhanced: 2.1.0 addbandarg対応が追加されました。 与えられたタイプで、与えられた初期値にした新しいバンドを、与えられたインデックス位置に追加したラスタを返します。インデックス位置を指定していない場合には、バンドは末尾に追加されます。
  • ST_AddBand - Enhanced: 2.1.0 out-dbバンドが追加されました。 与えられたタイプで、与えられた初期値にした新しいバンドを、与えられたインデックス位置に追加したラスタを返します。インデックス位置を指定していない場合には、バンドは末尾に追加されます。
  • ST_AsBinary/ST_AsWKB - Enhanced: 2.1.0 outasinの追加 ラスタのWell-Known Binary (WKB)表現を返します。
  • ST_AsGML - Enhanced: 2.1.0 GML 3用にidが導入されました。 GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_Aspect - Enhanced: 2.1.0 ST_MapAlgebra()を使用するようにし、interpolate_nodata任意引数を追加しました。 標高ラスタバンドの傾斜方向 (デフォルトの単位は度)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_Boundary - Enhanced: 2.1.0 三角対応が導入されました。 ジオメトリの境界を返します。
  • ST_Clip - Enhanced: 2.1.0 C言語で記述されました 入力ジオメトリで切り取ったラスタを返します。バンドが指定されていない場合には、全てのバンドが処理されます。cropが指定されていなかったりTRUE となっている場合には、出力ラスタは切り取られます。touchedがTRUEの場合には、接触するピクセルは取り込まれ、TRUEでない場合には、中心がジオメトリ内にあるピクセルだけが取り込まれます。
  • ST_DWithin - Enhanced: 2.1.0で、ジオグラフィでの速度が向上しました。詳細についてはMaking Geography fasterを参照して下さい。 二つのジオメトリが与えらえれた距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_DWithin - Enhanced: 2.1.0 曲線ジオメトリ対応が導入されました。 二つのジオメトリが与えらえれた距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_Distance - Enhanced: 2.1.0 ジオグラフィでの速度が改善されました。詳細はMaking Geography fasterをご覧ください。 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_Distance - Enhanced: 2.1.0 - 曲線ジオメトリ対応が導入されました。 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_Distinct4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値のうち一意となるものを数えるラスタ処理関数です。
  • ST_DumpPoints - Enhanced: 2.1.0 速度向上しました。C言語で実装しなおしました。 ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_HillShade - Enhanced: 2.1.0 ST_MapAlgebra()を使用するようにし、interpolate_nodata任意引数を追加しました。 与えられた方位、高度、明度、スケールの入力を使って標高ラスタバンドの仮想照明を返します。
  • ST_MakeValid - Enhanced: 2.1.0 GEOMETRYCOLLECTIONとMULTIPOINTの対応の追加 頂点を失うことなしに不正なジオメトリを妥当なジオメトリにしようと試みます。
  • ST_Max4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値の最大値を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Mean4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値の平均値を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Min4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値の最小値を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_PixelAsPolygons - Enhanced: 2.1.0 任意引数exclude_nodata_valueが追加されました。 全てのピクセルについて境界となるジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。
  • ST_Polygon - Enhanced: 2.1.0 速度を改善し (完全にC言語で記述しました)、確実に妥当なマルチポリゴンを返すようにしました。 NODATA値でないピクセル値を持つピクセルの結合で形成されるマルチポリゴンジオメトリを返します。バンドを指定しない場合のデフォルトは1です。
  • ST_Range4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値の範囲を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_SameAlignment - Enhanced: 2.1.0 集約関数版の追加 ラスタが同じスキュー、スケール、空間参照系、オフセットを持つ (ピクセルが分割されることなく同じグリッドに置かれている)場合にTRUEを返し、そうでない場合は問題を詳述する通知とともにFALSEを返します。
  • ST_Segmentize - Enhanced: 2.1.0 ジオグラフィ対応が導入されました。 与えた長さを超える線分を持たないよう変更したジオメトリ/ジオグラフィを返します。
  • ST_SetGeoReference - Enhanced: 2.1.0 ST_SetGeoReference(raster, double precision, ...)形式を追加しました。 地理参照6パラメタを一度に設定します。数値は空白で区切ります。GDALまたはESRI書式の入力を受け付けます。デフォルトはGDALです。
  • ST_SetValue - Enhanced: 2.1.0 ST_SetValueでジオメトリを用いる形式が、ポイントだけでなくあらゆるジオメトリタイプに対応するようになりました。ジオメトリを用いる形式はST_SetValuesのgeomval[]を用いる形式をラップしたものです。 与えられたバンドのcolumnX, columnYか、ラスタと同じ空間参照系のジオメトリポイントで指定されたピクセルの値または指定したジオメトリとインタセクトするピクセル群の値を設定することから得られる、変更されたラスタを返します。バンド番号は1始まりで、指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_Slope - Enhanced: 2.1.0 ST_MapAlgebra()を使用するようにし、units, scale, interpolate_nodata任意引数を追加しました。 標高ラスタバンドの傾斜角 (デフォルトでは度単位)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_StdDev4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値の標準偏差を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Sum4ma - Enhanced: 2.1.0 二つ目の形式の追加 近隣のピクセル値の合計を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Summary - Enhanced: 2.1.0 空間参照系を持つかを示すSフラグが追加されました。 ジオメトリについての要約文を返します。
  • ST_Transform - Enhanced: 2.1.0 ST_Tranfrorm(rast, alignto)の形式を追加しました。 ラスタを既知の空間参照系から他の既知の空間参照系に、指定したリサンプリングアルゴリズムで投影変換します。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Union - Enhanced: 2.1.0 速度が改善されました (完全にC言語で記述しました)。 ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • ST_Union - Enhanced: 2.1.0 ST_Union(rast) (一つ目の形式)で、全ての入力ラスタの全てのバンドを結合するようになりました。以前の版のPostGISでは、一つ目のバンドと仮定していました。 ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • ST_Union - Enhanced: 2.1.0 ST_Union(rast, uniontype) (四つ目の形式)で、全ての入力ラスタの全てのバンドを結合するようになりました。 ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • toTopoGeom - Enhanced: 2.1.0版では、既存のTopoGeometryを取る形式が追加されました。 単純なジオメトリからTopoGeometryを生成します。

PostGIS 2.1 で変更された関数

  • ST_Aspect - Changed: 2.1.0 以前の版では、返り値はラジアン単位でした。現在は、デフォルトでは度で返します。 標高ラスタバンドの傾斜方向 (デフォルトの単位は度)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_EstimatedExtent - Changed: 2.1.0 2.0.xまではST_Estimated_Extentと呼ばれていました。 空間テーブルの推定範囲を返します。
  • ST_Force2D - Changed: 2.1.0 2.0.xの間はST_Force_2Dと呼ばれていました。 ジオメトリを2次元モードに強制します。
  • ST_Force3D - Changed: 2.1.0 2.0.xの間はST_Force_3Dと呼ばれていました。 ジオメトリをXYZモードに強制します。これはST_Force3DZの別名です。
  • ST_Force3DM - Changed: 2.1.0 2.0.xの間はST_Force_3DMと呼ばれていました。 ジオメトリをXYMモードに強制します。
  • ST_Force3DZ - Changed: 2.1.0 2.0.xの間はST_Force_3DZと呼ばれていました。 ジオメトリをXYZモードに強制します。
  • ST_Force4D - Changed: 2.1.0 2.0.xの間はST_Force_4Dと呼ばれていました。 ジオメトリをXYZMモードに強制します。
  • ST_ForceCollection - Changed: 2.1.0 2.0.xの間はST_Force_Collectionと呼ばれていました。 ジオメトリをジオメトリコレクションに変換します。
  • ST_HillShade - Changed: 2.1.0 以前の版ではazimuthとaltitudeはラジアン単位で表現しました。現在はazimuthとaltitudeは度単位で表現します。 与えられた方位、高度、明度、スケールの入力を使って標高ラスタバンドの仮想照明を返します。
  • ST_LineInterpolatePoint - Changed: 2.1.0 2.0.xまでではST_Line_Interpolate_Pointと呼んでいました。 ラインに沿って、割合で示された位置の補間ポイントを返します。
  • ST_LineLocatePoint - Changed: 2.1.0 2.0.xまでではST_Line_Locate_Pointと呼んでいました。 ポイントに最も近いライン上のポイントの位置を割合で返します。
  • ST_LineSubstring - Changed: 2.1.0 2.0.xではST_Line_Substringと呼ばれていました。 二つの割合位置からラインの一部を返します。
  • ST_PixelAsCentroids - Changed: 2.1.1 exclude_nodata_valueの挙動を変更しました。 全てのピクセルについて重心 (ポイントジオメト)リを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルで表現される面の重心です。
  • ST_PixelAsPoints - Changed: 2.1.1 exclude_nodata_valueの挙動を変更しました。 全てのピクセルについてポイントジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。ポイントジオメトリの座標はピクセルの左上隅です。
  • ST_PixelAsPolygons - Changed: 2.1.1 exclude_nodata_valueの挙動を変更しました。 全てのピクセルについて境界となるジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。
  • ST_Polygon - Changed: 2.1.0 以前の版では、時々ポリゴンを返しましたが、常にマルチポリゴンを返すように変更しました。 NODATA値でないピクセル値を持つピクセルの結合で形成されるマルチポリゴンジオメトリを返します。バンドを指定しない場合のデフォルトは1です。
  • ST_RasterToWorldCoordX - Changed: 2.1.0 以前の版ではST_Raster2WorldCoordXと呼ばれていました。 ラスタの指定した列と行における左上隅の地理座標のX値を返します。列と行の番号は1始まりです。
  • ST_RasterToWorldCoordY - Changed: 2.1.0 以前の版ではST_Raster2WorldCoordYと呼ばれていました。 ラスタの指定した列と行における左上隅の地理座標のY値を返します。列と行の番号は1始まりです。
  • ST_Rescale - Changed: 2.1.0 SRIDなしのラスタで動作するようになりました。 スケール (ピクセルサイズ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (英語または米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Reskew - Changed: 2.1.0 SRIDなしのラスタで動作するようになりました。 キュー (回転パラメタ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Segmentize - Changed: 2.1.0 ジオグラフィ対応の導入の結果、ST_Segmentize('LINESTRING(1 2, 3 4)', 0.5)とすると、あいまい関数エラーが発生します。入力ではジオメトリかジオグラフィかを確実に指定する必要があります。ST_GeomFromText、ST_GeogFromText、使いたい型へのキャスト (例: ST_Segmentize('LINESTRING(1 2, 3 4)'::geometry, 0.5) )を行います 与えた長さを超える線分を持たないよう変更したジオメトリ/ジオグラフィを返します。
  • ST_Slope - Changed: 2.1.0 以前の版では、返り値はラジアン単位でした。現在は、デフォルトでは度で返します。 標高ラスタバンドの傾斜角 (デフォルトでは度単位)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_SnapToGrid - Changed: 2.1.0 SRIDなしのラスタで動作するようになりました。 グリッドにスナップすることでラスタをリサンプリングします。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_WorldToRasterCoordX - Changed: 2.1.0 以前の版ではST_World2RasterCoordXと呼ばれていました。 ラスタの空間参照系に基づくポイントジオメトリ (pt)またはX,Y座標値 (xw,yw)に対応するラスタの列を返します。
  • ST_WorldToRasterCoordY - Changed: 2.1.0 以前の版ではST_World2RasterCoordYと呼ばれていました。 ラスタの空間参照系に基づくポイントジオメトリ (pt)またはX,Y座標値 (xw,yw)に対応するラスタの行を返します。

13.12.12. PostGIS 2.0 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 2.0 で新規作成された関数

  • && - Availability: 2.0.0 AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • &&& - Availability: 2.0.0 Aのn次元バウンディングボックスがBのn次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • <#> - Availability: 2.0.0 PostgreSQL 9.1以上でのみ有効です。 AのバウンディングボックスとBのバウンディングボックスの2次元距離を返します。
  • <-> - Availability: 2.0.0 弱いKNNによって、実際の距離の代わりにジオメトリの重心による近傍が得られます。ポイントは確実な結果を得て、他のタイプは全て不確実な結果を得ます。PostgreSQL 9.1以上で有効です。 AとBの2次元距離を返します。
  • @ - Availability: 2.0.0 raster @ raster, raster @ geometry が導入されました。 AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスに含まれる場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • @ - Availability: 2.0.5 geometry @ raster が導入されました。 AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスに含まれる場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • AddEdge - Availability: 2.0.0 指定したラインストリングジオメトリを使って、ラインストリングエッジをエッジテーブルに追加し、指定したトポロジスキーマの始点終点をポイントノードテーブルに追加し、新しい (または既存の)エッジの識別番号を返します。
  • AddFace - Availability: 2.0.0 フェイスプリミティブをトポロジに登録し、その識別番号を得ます。
  • AddNode - Availability: 2.0.0 指定したトポロジスキーマのノードテーブルにポイントノードを追加し、新しいノードの識別番号を返します。指定したポイントに既にノードがある場合は既存のノード識別番号を返します。
  • AddOverviewConstraints - Availability: 2.0.0 ラスタカラムに対して、他のオーバビューであることをタグ付けします。
  • AddRasterConstraints - Availability: 2.0.0 ロードされたラスタテーブルの特定のカラムにラスタ制約を追加します。制約には空間参照系、スケール、ブロックサイズ、アラインメント、バンド数、バンド型、ラスタカラムが規則正しいブロックかどうかを示すフラグがあります。テーブルは制約が推論されるためのデータがロードされなければなりません。制約の設定が完了するとtrueを返し、問題があると通知を返します。
  • AsGML - Availability: 2.0.0 TopoGeometryのGML表現を返します。
  • CopyTopology - Availability: 2.0.0 トポロジ (ノード、エッジ、フェイス、レイヤとTopoGeometry)の新しいスキーマに複写します。
  • DropOverviewConstraints - Availability: 2.0.0 ラスタカラムに対して他のオーバビューであることをタグ付けしているのを解除します。
  • DropRasterConstraints - Availability: 2.0.0 ラスタテーブルカラムを参照するPostGISラスタ制約を削除します。データの再読み込みやラスタカラムデータの更新の際に使えます。
  • Drop_Indexes_Generate_Script - Availability: 2.0.0 tigerスキーマとユーザが指定したスキーマ上の、全ての主キーでなく、かつユニークでないインデックスを削除します。スキーマを指定しない場合のデフォルトスキーマは、tiger_dataです。
  • Drop_State_Tables_Generate_Script - Availability: 2.0.0 指定したスキーマ内の、名前が州コードから始まるテーブルを全て削除するスクリプトを生成します。スキーマが指定されていない場合のデフォルトスキーマはtiger_dataです。
  • Geocode_Intersection - Availability: 2.0.0 インタセクトする二つのストリート、州コード、市名、郵便番号を引数に取り、最初の交差点の可能性のある位置の集合を出力します。geomoutにNAD83経度緯度のポイント、normalized_addressにそれぞれの位置、ratingに評価値がそれぞれ入ります。評価値が低いほど合致度が高くなります。結果は評価値の低い順にソートされます。最大結果数を渡すことができ、デフォルトは10です。Tigerデータ (エッジ、フェイス、住所)と、PostgreSQLあいまい文字列合致 (soundex, levenshtein)を使います。
  • GetEdgeByPoint - Availability: 2.0.0 与えられたポイントにインタセクトするエッジの識別番号を探索します。
  • GetFaceByPoint - Availability: 2.0.0 与えたポイントとインタセクトするフェイスを見つけます。
  • GetNodeByPoint - Availability: 2.0.0 ポイント位置にあるノードの識別番号を探索します。
  • GetNodeEdges - Availability: 2.0 与えられたノードに付随するエッジの集合を整列して返します。
  • GetRingEdges - Availability: 2.0.0 与えられた側を歩いて得られた、正負符号付きエッジ識別番号の集合を、順序通りに返します。
  • GetTopoGeomElements - Availability: 2.0.0 与えられたTopoGeometry (プリミティブ要素)の、トポロジのelement_idとelement_typeを含むtopoelementオブジェクトの集合を返します。
  • GetTopologySRID - Availability: 2.0.0 トポロジ名からtopology.topologyテーブル内にあるトポロジのSRIDを返します。
  • Get_Tract - Availability: 2.0.0 ジオメトリで指定した位置の米国国勢調査統計区またはtractテーブルのフィールドを返します。デフォルトでは、統計区の短縮名を返します。
  • Install_Missing_Indexes - Availability: 2.0.0 ジオコーダで結合や検索条件に使われ、インデックスが付いていなキーカラムを持つ全てのテーブルを探し、インデックスを追加します。
  • Loader_Generate_Census_Script - Availability: 2.0.0 指定した州について、tract (統計区)、bg (block group, 細分区グループ)、tabblock (ブロック)をダウンロードし、tiger_dataに格納するための、指定したプラットフォーム用のシェルスクリプトを生成します。行ごとに州ごとのスクリプトが返されます。
  • Loader_Generate_Script - Availability: 2.0.0 Tiger 2010構造のデータに対応しました。国勢統計区 (tract)、細分区グループ ("block groups", bg)、細分区 (tabblocks)テーブルをダウンロードします。 指定したプラットフォーム用の、指定した州のTigerデータをダウンロードし、格納準備を行い、tiger_dataスキーマに格納するシェルスクリプトを生成します。行ごとに州ごとのスクリプトが返ります。最新版ではTiger 2010のデータ構造変更に対応していて、国勢統計区、細分区グループ、細分区 (tabblocks)テーブルをダウンロードすることができます。
  • Missing_Indexes_Generate_Script - Availability: 2.0.0 ジオコーダで結合に使われるキーカラムを持ち、インデックスが付いていないキーカラムを持つすべてのテーブルを検索し、インデックスを追加するSQLデータ定義言語を出力します。
  • Polygonize - Availability: 2.0.0 トポロジエッジで定義される全てのフェイスを探索し、追加します。
  • Reverse_Geocode - Availability: 2.0.0 登録されている空間参照系に基づくポイントジオメトリを引数に取り、理論的に可能性のある住所の配列と交差するストリートの配列を一つのレコードで返します。include_strnum_range = trueの場合には、交差するストリートに番地範囲を追加します。
  • ST_3DClosestPoint - Availability: 2.0.0 g1上の、g2に最も近い3次元ポイントを返します。これは3次元の最短ラインの始点です。
  • ST_3DDFullyWithin - Availability: 2.0.0 二つの3次元ジオメトリが完全に与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDWithin - Availability: 2.0.0 二つの3次元ジオメトリが与えらえれた3次元距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_3DDistance - Availability: 2.0.0 投影座標系の単位で、二つのジオメトリ間の3次元デカルト距離の最小値を返します (空間参照系に基づきます)。
  • ST_3DIntersects - Availability: 2.0.0 二つのジオメトリが3次元空間において空間的にインタセクトするかどうかをテストします。ポイント、ラインストリング、ポリゴン、多面体サーフェス (面)についてのみ動作します。
  • ST_3DLongestLine - Availability: 2.0.0 二つのジオメトリ間の3次元最長ラインを返します。
  • ST_3DMaxDistance - Availability: 2.0.0 二つのジオメトリ間の3次元最大デカルト距離 (空間参照系に基づく)を空間参照系の単位で返します。
  • ST_3DShortestLine - Availability: 2.0.0 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。
  • ST_AddEdgeModFace - Availability: 2.0 新しいエッジを追加します。新しいエッジがフェイスを分割する場合には、もとのフェイスを編集し、一つのフェイスを追加します。
  • ST_AddEdgeNewFaces - Availability: 2.0 新しいエッジを追加します。新しいエッジがフェイスを分割する場合には、もとのフェイスを削除して、分割した二つのフェイスに置き換えます。
  • ST_AsGDALRaster - Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。 指定されたGDALラスタ書式でラスタタイルを返します。ラスタ書式はコンパイルしたライブラリが対応するものです。ライブラリが対応する書式の一覧を得るにはST_GDALRasters()を使います。
  • ST_AsJPEG - Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。 ラスタの選択されたバンドを、単一のJoint Photographic Exports Group (JPEG)画像としてバイト配列で返します。バンドを指定せず、1バンドか3より多いバンドがある場合には、1番バンドを使用します。3バンドのみ指定した場合には、3バンドを使用し、RGBに対応付けます。
  • ST_AsLatLonText - Availability: 2.0 与えられたポイントの度・分・秒表現を返します。
  • ST_AsPNG - Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。 ラスタの選択されたバンドを、単一のportable network graphics (PNG)画像としてバイト配列で返します。バンドを指定せず、1バンドか3バンドか4バンドある場合には、全てのバンドを使用します。バンドを指定せず、2バンドか4より多いバンドがある場合には、1番バンドを使用します。対象バンドはRGBまたはRGBAに対応付けられます。
  • ST_AsRaster - Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。 PostGISジオメトリをPostGISラスタに変換します。
  • ST_AsTIFF - Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。 ラスタの選択されたバンドを、単一のTIFF画像 (バイト配列)として返します。バンドを指定しないか指定したバンドがラスタ内に無い場合には、全てのバンドの使用を試みます。
  • ST_AsX3D - Availability: 2.0.0: ISO-IEC-19776-1.2-X3DEncodings-XML ジオメトリをX3Dノード要素書式 (ISO-IEC-19776-1.2-X3DEncodings-XML)で返します。
  • ST_Aspect - Availability: 2.0.0 標高ラスタバンドの傾斜方向 (デフォルトの単位は度)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_Band - Availability: 2.0.0 既存のラスタの、一つ以上のバンドを新しいラスタとして返します。既存のラスタから新しいラスタを構築する際に使えます。
  • ST_BandIsNoData - Availability: 2.0.0 指定したバンドがNODATA値だけで満たされている場合には、TRUEを返します。
  • ST_Clip - Availability: 2.0.0 入力ジオメトリで切り取ったラスタを返します。バンドが指定されていない場合には、全てのバンドが処理されます。cropが指定されていなかったりTRUE となっている場合には、出力ラスタは切り取られます。touchedがTRUEの場合には、接触するピクセルは取り込まれ、TRUEでない場合には、中心がジオメトリ内にあるピクセルだけが取り込まれます。
  • ST_CollectionHomogenize - Availability: 2.0.0 ジオメトリコレクションを与えると、最も単純な表現を返します。
  • ST_ConcaveHull - Availability: 2.0.0 全ての入力ジオメトリの頂点を含む凹ジオメトリを計算します。
  • ST_Count - Availability: 2.0.0 ラスタまたはラスタカバレッジの指定したバンドのピクセル数を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueをTRUEに設定している場合には、NODATA値と等しくないピクセルのみを数えます。
  • ST_CreateTopoGeo - Availability: 2.0 空のトポロジにジオメトリのコレクションを追加し、成否を示すメッセージを返します。
  • ST_Distinct4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値のうち一意となるものを数えるラスタ処理関数です。
  • ST_FlipCoordinates - Availability: 2.0.0 X値とY値を入れ替えたジオメトリを返します。
  • ST_GDALDrivers - Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。 使用しているGDALライブラリが対応するラスタ書式の一覧を返します。この一覧でcan_write=TrueとなっているものだけがST_AsGDALRasterで使えます。
  • ST_GeomFromGeoJSON - Availability: 2.0.0 JSON-C 0.9以上が必要です。 ジオメトリのGeoJSON表現を入力として、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GetFaceEdges - Availability: 2.0 順序番号を含む、afaceの境界となる、整列したエッジの集合を返します。
  • ST_HasNoBand - Availability: 2.0.0 指定したバンド番号のバンドが無い場合には、TRUEを返します。バンド番号を指定していない場合には、1番と仮定します。
  • ST_HillShade - Availability: 2.0.0 与えられた方位、高度、明度、スケールの入力を使って標高ラスタバンドの仮想照明を返します。
  • ST_Histogram - Availability: 2.0.0 ラスタまたはラスタカバレッジのビン範囲で分割したデータ分布をまとめるヒストグラムの集合を返します。ビン数を指定しない場合には自動計算されます。
  • ST_InterpolatePoint - Availability: 2.0.0 ジオメトリのポイントに最も近いポイント上の補間M値を返します。
  • ST_IsEmpty - Availability: 2.0.0 ラスタが空 (幅が0で高さが0)の場合にはTRUEを返します。他の場合には、FALSEを返します。
  • ST_IsValidDetail - Availability: 2.0.0 ジオメトリが妥当か、妥当でないなら理由と位置をそれぞれ示すvalid_detail行を返します。
  • ST_IsValidReason - Availability: 2.0 フラグを取る形式。 ジオメトリが妥当か否かを示す文字列を返し、不正な場合は理由を返します。
  • ST_MakeLine - Availability: 2.0.0 - LINESTRING入力要素への対応が導入されました POINT、MULTIPOINT、LINESTRINGからLINESTRINGを生成します。
  • ST_MakeValid - Availability: 2.0.0 頂点を失うことなしに不正なジオメトリを妥当なジオメトリにしようと試みます。
  • ST_MapAlgebraExpr - Availability: 2.0.0 1バンド版: 入力バンドに対する妥当なPostgreSQL代数演算で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、1番を仮定します。
  • ST_MapAlgebraExpr - Availability: 2.0.0 2バンド版: 二つの入力バンドに対する妥当なPostgreSQL代数演算で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、どちらも1番と仮定します。結果ラスタは、一つ目のラスタのアラインメント (スケール、スキュー、ピクセル角位置)にあわされます。範囲は"extenttype"引数で定義されます。取りうる"extenttype"の値はINTERSECTION, UNION, FIRST, SECONDです。
  • ST_MapAlgebraFct - Availability: 2.0.0 1バンド版 - 入力バンドに対する妥当なPostgreSQL関数で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_MapAlgebraFct - Availability: 2.0.0 2バンド版 - 二つの入力バンドに対する妥当なPostgreSQL関数で形成された、指定したピクセルタイプとなる1バンドラスタを生成します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。"extenttype"のデフォルトはINTERSECTIONです。
  • ST_MapAlgebraFctNgb - Availability: 2.0.0 1バンド版: ユーザ定義PostgreSQL関数を使用する最近傍地図代数関数です。入力ラスタバンドの近傍の値を与えたPL/pgSQLユーザ定義関数の結果からなるラスタを返します。
  • ST_Max4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値の最大値を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Mean4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値の平均値を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Min4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値の最小値を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_ModEdgeHeal - Availability: 2.0 二つのエッジについて、接続しているノードを削除して修復します。1番目のエッジを編集して、2番目のエッジを削除します。削除されたノードの識別番号を返します。
  • ST_MoveIsoNode - Availability: 2.0.0 トポロジ内の孤立ノードを別の位置に移動させます。新しいapointジオメトリがノードとして存在しているなら、エラーが投げられます。移動に関する説明を返します。
  • ST_NewEdgeHeal - Availability: 2.0 二つのエッジについて、接続しているノードを削除して修復します。両方のエッジを削除し、1番目のエッジと同じ方向のエッジに置き換えます。
  • ST_Node - Availability: 2.0.0 ラインストリングの集合にノードを作成します。
  • ST_NumPatches - Availability: 2.0.0 多面体サーフェスのフェイス数を返します。多面体でないジオメトリの場合にはNULLを返します。
  • ST_OffsetCurve - Availability: 2.0 与えられた距離と方面に入力ラインをずらしたラインを返します。
  • ST_PatchN - Availability: 2.0.0 多面体サーフェスのN番目のジオメトリ (フェイス)を返します。
  • ST_Perimeter - Availability: 2.0.0 ジオグラフィ対応が導入されました。 ポリゴンジオメトリまたはジオグラフィの境界の長さを返します。
  • ST_PixelAsPolygon - Availability: 2.0.0 指定した行と列のピクセルの境界となるジオメトリを返します。
  • ST_PixelAsPolygons - Availability: 2.0.0 全てのピクセルについて境界となるジオメトリを、ピクセルごとのピクセル値とラスタ座標系のXとYとを付けて返します。
  • ST_Project - Availability: 2.0.0 始点から距離と方位で算出されたポイントを返します。
  • ST_Quantile - Availability: 2.0.0 ラスタまたはラスタテーブルカバレッジのサンプルまたは母集団の分位数を計算します。値がラスタの25%,50%,75%にあるかを調べることができます。
  • ST_Range4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値の範囲を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Reclass - Availability: 2.0.0 元のラスタから再分類したバンドタイプからなるラスタを生成します。nbandは変更するバンドです。nbandが指定されていない場合には、1と仮定します。他の全てのバンドは変更せずに返します。可視画像の書式としてより単純な描画を行うために、16BUIバンドを8BUIバンドに変換する、等のために使います。
  • ST_RelateMatch - Availability: 2.0.0 DE-9IM交差行列が交差行列パターンに合致するかどうかを見ます。
  • ST_RemEdgeModFace - Availability: 2.0 エッジを削除します。削除されるエッジが二つのフェイスを分割していたなら、一方のフェイスを削除し、もう一方のフェイスを両方の空間を覆うように編集します。
  • ST_RemEdgeNewFace - Availability: 2.0 エッジを削除し、消去対象エッジでフェイスが二つに分割されているなら元の二つのフェイスを削除し、一つの新しいフェイスに置き換えます。
  • ST_Resample - Availability: 2.0.0 GDAL 1.6.1以上が必要です。 指定したリサンプリングアルゴリズム、新しいピクセル範囲、グリッドの隅、定義するか他のラスタから借りてきた地理参照属性を使ってリサンプリングを行います。
  • ST_Rescale - Availability: 2.0.0 GDAL 1.6.1以上が必要です。 スケール (ピクセルサイズ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (英語または米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Reskew - Availability: 2.0.0 GDAL 1.6.1以上が必要です。 キュー (回転パラメタ)だけを調整するリサンプリングを行います。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_SameAlignment - Availability: 2.0.0 ラスタが同じスキュー、スケール、空間参照系、オフセットを持つ (ピクセルが分割されることなく同じグリッドに置かれている)場合にTRUEを返し、そうでない場合は問題を詳述する通知とともにFALSEを返します。
  • ST_SetBandIsNoData - Availability: 2.0.0 バンドのisnodataフラグをTRUEにします。
  • ST_SharedPaths - Availability: 2.0.0 二つのLINESTRING/MULTILINESTRINGの入力が共有するパスのコレクションを返します。
  • ST_Slope - Availability: 2.0.0 標高ラスタバンドの傾斜角 (デフォルトでは度単位)を返します。地形解析に使えます。
  • ST_Snap - Availability: 2.0.0 入力ジオメトリの辺と頂点を参照ジオメトリの頂点にスナップします。
  • ST_SnapToGrid - Availability: 2.0.0 GDAL 1.6.1以上が必要です。 グリッドにスナップすることでラスタをリサンプリングします。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_Split - Availability: 2.0.0 GEOSが必要です ジオメトリを他のジオメトリで分割してできたジオメトリのコレクションを返します。
  • ST_StdDev4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値の標準偏差を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_Sum4ma - Availability: 2.0.0 近隣のピクセル値の合計を計算するラスタ処理関数です。
  • ST_SummaryStats - Availability: 2.0.0 ラスタまたはラスタカバレッジの指定したバンドについて、ピクセル数、合計値、平均値、標準偏差、最小値、最大値からなる統計情報の概要を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。
  • ST_Transform - Availability: 2.0.0 GDAL 1.6.1以上が必要です。 ラスタを既知の空間参照系から他の既知の空間参照系に、指定したリサンプリングアルゴリズムで投影変換します。新しいピクセル値のリサンプリングアルゴリズムとして最近傍補間 ('NearestNeighbor' (米式綴り方))、双線形補間 ('Bilinear')、3次補間 ('Cubic')、3次スプライン補間 ('CubicSpline')、ランチョス補間 ('Lanczos')を用います。デフォルトは最近傍補間です。
  • ST_UnaryUnion - Availability: 2.0.0 単一のジオメトリの要素の結合を計算します。
  • ST_Union - Availability: 2.0.0 ラスタタイルの集合を結合して1以上のバンドからなる単一ラスタを返します。
  • ST_ValueCount - Availability: 2.0.0 ラスタ (またはラスタカバレッジ)の指定されたバンドで、指定した値を持つピクセルを対象として、ピクセルバンド値とピクセル数からなるレコードの集合を返します。バンドを指定しない場合には、1番と仮定します。デフォルトではNODATA値のピクセルは数えられず、ピクセルの他の値は出力され、ピクセルバンド値は最も近い整数に丸められます。
  • TopoElementArray_Agg - Availability: 2.0.0 element_idとタイプの配列 (topoelements)からなるtopoelementarrayを返します。
  • TopoGeo_AddLineString - Availability: 2.0.0 許容差を使って既存のトポロジにラインストリングを追加し、可能ならエッジ/フェイスを分割します。
  • TopoGeo_AddPoint - Availability: 2.0.0 許容差を使って既存のトポロジにポイントを追加し、可能ならエッジを分割します。
  • TopoGeo_AddPolygon - Availability: 2.0.0 許容差を使って既存のトポロジにラインストリングを追加し、可能ならエッジ/フェイスを分割します。エッジ識別番号を返します。
  • TopologySummary - Availability: 2.0.0 トポロジ名を取り、トポロジ内のオブジェクトの型に関する概要の全体を提供します。
  • Topology_Load_Tiger - Availability: 2.0.0 Tigerデータの定義領域をPostGISトポロジにロードして、Tigerデータをトポロジの空間参照系に投影変換し、トポロジの許容精度にスナップします。
  • toTopoGeom - Availability: 2.0 単純なジオメトリからTopoGeometryを生成します。
  • ~ - Availability: 2.0.0 AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスを含む場合にTRUEを返します。倍精度浮動小数点数のバウンディングボックスを使います。
  • ~= - Availability: 2.0.0 AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスと同じ場合に TRUEを返します。

PostGIS 2.0 で機能強化された関数

  • && - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 Aの2次元バウンディングボックスがBの2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • AddGeometryColumn - Enhanced: 2.0.0 use_typmod引数が導入されました。デフォルトでは制約を基にしたものでなくtypmodジオメトリカラムが生成されます。 ジオメトリカラムを既存のテーブルに追加します。
  • Box2D - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリの2次元範囲を表現するBOX2Dを返します。
  • Box3D - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリの3次元範囲を表現するBOX3Dを返します。
  • CreateTopology - Enhanched: 2.0 hasZを受け付ける形式の追加 新しいトポロジスキーマを生成し、topology.topologyテーブルに登録します。
  • Geocode - Enhanced: 2.0.0 Tiger 2010構造のデータに対応しました。実行速度とジオコーディング精度を改善し、ストリート住所の位置を中心線から側線に移動するための改訂を行いました。また、良い結果の数を指定したり、最も良い結果だけを返すようにするのに使う新しいパラメータmax_resultsを導入しました。 住所を文字列 (もしくは他の正規化された住所)として取り、可能性のある位置の集合を返します。返される集合の要素は、NAD 83経度緯度のポイントジオメトリ、正規化された住所と評価値を持ちます。評価値は低いほど可能性が高いことを示しています。結果は評価値の低い順に並べ替えられます。オプションにmax_result (最大結果数、デフォルトは10)とrestrict_region (制限領域、デフォルトはNULL)を渡すことができます。
  • GeometryType - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリのタイプを文字列で返します。
  • Populate_Geometry_Columns - Enhanced: 2.0.0 use_typmod任意引数が導入されました。カラムが型修飾子で生成されるか制約チェックで作られるかの制御ができます。 ジオメトリカラムが型修飾子で定義されるか、適切な空間制約を持つようにします。
  • ST_3DExtent - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_Affine - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリに3次元アフィン変換を適用します。
  • ST_Area - Enhanced: 2.0.0 - 2次元多面体サーフェス対応が導入されました。 ポリゴンジオメトリの面積を返します。
  • ST_AsBinary - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsBinary - Enhanced: 2.0.0 高次元が導入されました。 ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsBinary - Enhanced: 2.0.0 ジオグラフィでのエンディアン指定が導入されました。 ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKB - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリの、SRIDメタデータを持つExtended Well-Knownバイナリ (EWKB)表現を返します。
  • ST_AsEWKT - Enhanced: 2.0.0 ジオグラフィ対応、多面体サーフェス対応、三角形対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリのSRIDメタデータが付いたWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_AsGML - Enhanced: 2.0.0 プレフィクスが導入されました。 GML 3用であるoptionsの4は、曲線のかわりにラインストリングを使えるようにするためのものです。GML 3の多面体サーフェスとTINが導入されました。optionsの32はボックスを出力するために導入されました。 GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsKML - Enhanced: 2.0.0 - プレフィクスの名前空間の追加、デフォルト値と名前付き引数の追加 ジオメトリをKML要素として返します。
  • ST_Azimuth - Enhanced: 2.0.0 ジオグラフィ対応が導入されました。 北を基準とした2点間の線の方位角を返します。
  • ST_Dimension - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。空ジオメトリを与えた場合に例外を投げなくなりました。 ST_Geometry値の座標次元を返します。
  • ST_Dump - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリの要素となるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_DumpPoints - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_Expand - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 他のバウンディングボックスまたはジオメトリから拡張されたバウンディングボックスを返します。
  • ST_Extent - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリのバウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_Force2D - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ジオメトリを2次元モードに強制します。
  • ST_Force3D - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ジオメトリをXYZモードに強制します。これはST_Force3DZの別名です。
  • ST_Force3DZ - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ジオメトリをXYZモードに強制します。
  • ST_ForceCollection - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ジオメトリをジオメトリコレクションに変換します。
  • ST_ForceRHR - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ポリゴンの頂点の方向を右回りに強制します。
  • ST_GMLToSQL - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。 GML表現から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromGMLの別名です。
  • ST_GMLToSQL - Enhanced: 2.0.0 SRID任意引数が追加されました。 GML表現から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromGMLの別名です。
  • ST_GeomFromEWKB - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。 拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)から指定したST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromEWKT - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。 拡張Well-Known Text表現 (EWKT)から指定されたST_Geometry値を返します。
  • ST_GeomFromGML - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。 GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeomFromGML - Enhanced: 2.0.0 SRID任意引数が追加されました。 GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeometryN - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリコレクションの要素を一つ返します。
  • ST_GeometryType - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ジオメトリのSQL-MM型を文字列で返します。
  • ST_IsClosed - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ラインストリングの始点と終点が一致しているかをテストします。多面体サーフェスについては閉じているか (立体であるか)をテストします。
  • ST_MakeEnvelope - Enhanced: 2.0 SRID指定なしでエンベロープを指定できるようになりました。 座標値の最小値と最大値から矩形ポリゴンを生成します。
  • ST_MakeValid - Enhanced: 2.0.1 速度の改善 頂点を失うことなしに不正なジオメトリを妥当なジオメトリにしようと試みます。
  • ST_NPoints - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 ジオメトリのポイント (頂点)の数を返します。
  • ST_NumGeometries - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリコレクションの要素数を返します。
  • ST_Relate - Enhanced: 2.0.0 - 境界ノード規則が追加されました。 二つのジオメトリが与えられた交差行列パターンに合致するトポロジ関係があるかどうかを見るか、交差行列を計算するかします。
  • ST_Rotate - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリを原点について回転させます。
  • ST_Rotate - Enhanced: 2.0.0 回転の原点を指定するパラメタを追加しました。 ジオメトリを原点について回転させます。
  • ST_RotateX - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリをX軸について回転させます。
  • ST_RotateY - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリをY軸について回転させます。
  • ST_RotateZ - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 ジオメトリをZ軸について回転させます。
  • ST_Scale - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。 与えた係数でジオメトリを拡大縮小します。
  • ST_ShiftLongitude - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。 経度座標値を-180度から180度の範囲と0度から360度の範囲との二つの範囲を行き来するようシフトします。
  • ST_Summary - Enhanced: 2.0.0でジオグラフィ対応が追加されました。 ジオメトリについての要約文を返します。
  • ST_Transform - Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。 異なる空間参照系に投影変換された新しいジオメトリを返します。
  • ST_Value - Enhanced: 2.0.0 任意引数exclude_nodata_valueが追加されました。 指定したバンドにおけるcolumnx, rowyで指定したピクセルまたは指定したジオメトリポイントに対応するピクセルの値を返します。 バンド番号は1始まりで、指定しない場合には、1番と仮定します。exclude_nodata_valueがFALSEに設定された場合には、NODATA ピクセルを含む全てのピクセルがインタセクトするかが考慮され、値を返します。exclude_nodata_valueを渡さない場合には、ラスタのメタデータから読みます。
  • ValidateTopology - Enhanced: 2.0.0では、より効果的なエッジ交差検出が可能になり、以前の版で残っていた偽陽性を解決しています。 トポロジの問題についての詳細を示すvalidatetopology_returntypeの集合を返します。

PostGIS 2.0 で変更された関数

  • AddGeometryColumn - Changed: 2.0.0 geometry_columnsがシステムカタログを読むビューになったため、geometry_columnsを更新しないようになりました。デフォルトでは制約を生成せず、PostgreSQLの型修飾子を使います。この関数によるWGS 84のPOINTカラムの構築とALTER TABLE some_table ADD COLUMN geom geometry(Point,4326);とは等価です。 ジオメトリカラムを既存のテーブルに追加します。
  • AddGeometryColumn - Changed: 2.0.0 制約を使う必要がある場合には、use_typmodをFALSEにします。 ジオメトリカラムを既存のテーブルに追加します。
  • AddGeometryColumn - Changed: 2.0.0 ビューについては、geometry_columnsへの手動登録はできなくなりました。しかし、typmodテーブルジオメトリに対して構築されていて、かつラッパ関数が無いビューは、親テーブルカラムのtypmodの挙動を継承するので、正しく登録されます。他のジオメトリを出力するジオメトリ関数を使うビューについては、ビューのジオメトリカラムが正しく登録されるようにするため、typmodジオメトリへのキャストが必要です。を参照して下さい。 ジオメトリカラムを既存のテーブルに追加します。
  • Box3D - Changed: 2.0.0 以前の版では、box3dでなくbox2dを使っていました。box2dは非推奨型となり、box3dに変更しました。 ラスタを囲むボックスのbox3d表現を返します。
  • DropGeometryColumn - Changed: 2.0.0 この関数は後方互換のためのものです。geometry_columnsは現在はシステムカタログに対するビューですので、他のテーブルのカラムと同じようにALTER TABLEを使った削除が可能です。 ジオメトリカラムを空間テーブルから除去します。
  • DropGeometryTable - Changed: 2.0.0で この関数は後方互換のためのものです。geometry_columnsは現在はシステムカタログに対するビューですので、他のテーブルのカラムと同じようにDROP TABLEを使った削除が可能です。 テーブルとgeometry_columnsの当該テーブルへの参照の全てを削除します。
  • Populate_Geometry_Columns - Changed: 2.0.0 デフォルトでは、ジオメトリタイプの制限について、制約を確認する代わりに型修飾子を使います。新しいuse_typmodをFALSEに設定して使うことで、制約確認を使用することができます。 ジオメトリカラムが型修飾子で定義されるか、適切な空間制約を持つようにします。
  • ST_3DExtent - Changed: 2.0.0 以前の版ではST_Extent3Dと呼ばれていました。 ジオメトリの3次元バウンディングボックスを返す集約関数です。
  • ST_3DLength - Changed: 2.0.0 以前の版ではST_Length3Dと呼ばれていました 線ジオメトリの3次元長を返します。
  • ST_3DMakeBox - Changed: 2.0.0以前の版ではST_MakeBox3Dと呼ばれていました。 二つの3次元のポイントジオメトリで定義されるBOX3Dを生成します。
  • ST_3DPerimeter - Changed: 2.0.0 以前の版ではST_Perimeter3Dと呼ばれていました。 ポリゴンジオメトリの3次元周長を返します。
  • ST_AsBinary - Changed: 2.0.0 この関数への入力は不明な型にすることができなくなり、必ずジオメトリでなければなりません。ST_AsBinary('POINT(1 2)')といった構築ではもはや妥当ではなく、n st_asbinary(unknown) is not unique errorが得られます。このようなコードはST_AsBinary('POINT(1 2)'::geometry);に変更する必要があります。これが不可能な場合にはlegacy.sqlをインストールして下さい。 ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsGML - Changed: 2.0.0 デフォルトの名前付き引数を使います。 GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsGeoJSON - Changed: 2.0.0 デフォルト引数と名前付き引数に対応しました。 GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_AsSVG - Changed: 2.0.0 - デフォルト引数と名前付き引数に対応しました。 ジオメトリからSVGパスデータを返します。
  • ST_EndPoint - Changed: 2.0.0 一つのジオメトリマルチラインストリングで動作しなくなりました。PostGIS の古いバージョンでは、この関数は一つのマルチラインストリングで動作し、終端ポイントを返します。2.0.0では、他のマルチラインストリングと同様にNULLを返します。古い動作は文書化されていない機能でしたが、データをLINESTRINGとして格納していると思われるユーザーは、2.0.0 でNULLが返されることを経験するかも知れません。 LINESTRINGまたはCIRCULARLINESTRINGの終端のポイントを返します。
  • ST_GDALDrivers - Changed: 2.0.6, 2.1.3 - GUC (訳注: Grand Unified Configurationの略で、動的に変更できるPostgreSQLパラメータ)または環境変数gdal_enabled_driversが設定されていないデフォルトではドライバが全て無効になりました。 使用しているGDALライブラリが対応するラスタ書式の一覧を返します。この一覧でcan_write=TrueとなっているものだけがST_AsGDALRasterで使えます。
  • ST_GeomFromText - Changed: 2.0.0 前の版ではST_GeomFromText('GEOMETRYCOLLECTION(EMPTY)')が許されていました。SQL/MM標準への適合のためPostGIS 2.0.0では不正とされます。今はST_GeomFromText('GEOMETRYCOLLECTION EMPTY')となります。 Well-Known Text表現 (WKT)から指定したST_Geometryを返します。
  • ST_GeometryN - Changed: 2.0.0 以前の版では非マルチのジオメトリではNULLが返りました。ST_GeometryN(..,1)の場合にはジオメトリを返すよう変更されました。 ジオメトリコレクションの要素を一つ返します。
  • ST_IsEmpty - Changed: 2.0.0 以前の版のPostGISではST_GeomFromText('GEOMETRYCOLLECTION(EMPTY)')を許しました。PostGIS 2.0.0では、SQL/MM標準により準拠させるため、これは不正となります。 ジオメトリが空かをテストします。
  • ST_Length - Changed: 2.0.0 大幅な変更 -- 以前の版ではジオグラフィのPOLYGONやMULTIPOLYGONへの適用によってPOLYGONやMULTIPOLYGONの周囲長を返しました。2.0.0版ではジオメトリの挙動に従うため0を返すように変更しました。ポリゴンの周囲長を求める場合は、ST_Perimeterを使います 線系ジオメトリの2次元長を返します。
  • ST_LocateAlong - Changed: 2.0.0 以前の版ではST_Locate_Along_Measureと呼ばれていました。 M値に一致するジオメトリ上のポイントを返します。
  • ST_LocateBetween - Changed: 2.0.0 以前の版ではST_Locate_Between_Measuresと呼ばれていました。 M値の範囲に合致する部分ジオメトリを返します。
  • ST_ModEdgeSplit - Changed: 2.0 - 以前の版では名前を間違えてST_ModEdgesSplitになっていました。 既存のエッジに沿って新しいノードを生成してエッジを分割します。もとのエッジは変更され、新しいエッジが一つ追加されます。
  • ST_NumGeometries - Changed: 2.0.0 前の版では、ジオメトリがコレクション/マルチ系でない場合にはNULLを返しました。2.0.0以上では、POLYGON, LINESTRING, POINTといった単一ジオメトリについては1を返します。 ジオメトリコレクションの要素数を返します。
  • ST_NumInteriorRings - Changed: 2.0.0 - 以前の版では、MULTIPOLYGONを渡して最初のPOLYGONの内環の数を返すことができました。 ポリゴンの内環 (穴)の数を返します。
  • ST_PointN - Changed: 2.0.0 単一ジオメトリのMULTILINESTRINGで動作しなくなりました。単一のラインストリングからなるMULTILINESTRINGについては幸運にも動いていて、最初のポイントを返していました。2.0.0では他のMULTILINESTRINGと同様にNULLを返すようになりました。 ジオメトリの最初のラインストリングまたは曲線ストリングのN番目のポイントを返します。
  • ST_ScaleX - Changed: 2.0.0. WKTRaster版ではST_PixelSizeXと呼ばれていました。 空間参照系の地理的な単位でのピクセル幅のX成分を返します。
  • ST_ScaleY - Changed: 2.0.0. WKTRaster版ではST_PixelSizeYと呼ばれていました。 空間参照系の地理的な単位でのピクセル幅のY成分を返します。
  • ST_SetScale - Changed: 2.0.0 WKTRaster版では、ST_SetPixelSizeと呼ばれていました。2.0.0で変更されました。 ピクセルサイズのX値とY値を空間参照系の単位で設定します。数値は単位/ピクセルの幅または高さです。
  • ST_StartPoint - Changed: 2.0.0 一つのMULTILINESTRINGで動作しなくなりました。PostGIS の古いバージョンでは、この関数は、一つのラインストリングからなるMULTILINESTRINGについては幸運にも動いていて、始端ポイントを返していました。2.0.0では他のMULTILINESTRINGと同様にNULLを返すようになりました。古い動作は文書化されていない機能でしたが、データをLINESTRINGとして格納していると思われるユーザーは、2.0.0 でNULLが返されることを経験するかも知れません。 ラインストリングの始点を返します。

13.12.13. PostGIS 1.5 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 1.5 で新規作成された関数

  • && - Availability: 1.5.0 ジオグラフィ対応が導入されました。 Aの2次元バウンディングボックスがBの2次元バウンディングボックスとインタセクトする場合にTRUEを返します。
  • PostGIS_LibXML_Version - Availability: 1.5 LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。
  • ST_AddMeasure - Availability: 1.5.0 ラインに沿ったM値を補間します。
  • ST_AsBinary - Availability: 1.5.0 ジオグラフィが導入されました。 ジオメトリ/ジオグラフィの、SRIDメタデータを持たないOGC/ISO Well-Knownバイナリ (WKB)表現を返します。
  • ST_AsGML - Availability: 1.5.0 ジオグラフィが導入されました。 GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsGeoJSON - Availability: 1.5.0 ジオグラフィが導入されました。 GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_AsText - Availability: 1.5 - ジオグラフィ対応が導入されました。 ジオメトリ/ジオグラフィのSRIDメタデータのないWell-Known Text (WKT)表現を返します。
  • ST_Buffer - Availability: 1.5 - ST_Bufferが強化され、様々な終端と継ぎ目に対応するようになりました。たとえば、道路ラインストリングを道路ポリゴンに変換する際に終端を丸でなく平面や四角で処理したい場合などに使えます。ジオグラフィ用の薄いラッパが追加されました。 あるジオメトリからの距離が指定された距離以下となる点全ての集合となるジオメトリを返します。
  • ST_ClosestPoint - Availability: 1.5.0 g1上にある、g2と最近傍となる2次元ポイントを返します。これは、あるジオメトリから他のジオメトリへの最短ラインの一つ目のポイントです。
  • ST_CollectionExtract - Availability: 1.5.0 ジオメトリコレクションを与えると、指定されたタイプの要素だけからなるマルチジオメトリを返します。
  • ST_Covers - Availability: 1.5 - ジオグラフィ対応が導入されました。 Bの全ての点がA内にあるかをテストします。
  • ST_DFullyWithin - Availability: 1.5.0 ジオメトリが完全に他のジオメトリの指定距離内にあるかどうかをテストします
  • ST_DWithin - Availability: 1.5.0 ジオグラフィが導入されました。 二つのジオメトリが与えらえれた距離内にあるかどうかをテストします。
  • ST_Distance - Availability: 1.5.0 1.5でジオグラフィ対応が導入されました。大きいジオメトリや頂点の多いジオメトリについての速度が改善しました 二つのジオメトリ値またはジオグラフィ値間の距離を返します。
  • ST_DistanceSphere - Availability: 1.5 - ポイント以外のジオメトリが導入されました。以前の版ではポイントでのみ動作しました。 球面の地球モデルを使って、二つの経度/緯度ジオメトリの最小距離をメートル単位で返します。
  • ST_DistanceSpheroid - Availability: 1.5 - ポイント以外のジオメトリが導入されました。以前の版ではポイントでのみ動作しました。 回転楕円体面の地球モデルを使って、二つの経度/緯度ジオメトリの最小距離を返します。
  • ST_DumpPoints - Availability: 1.5.0 ジオメトリ内の座標の行であるgeometry_dump行の集合を返します。
  • ST_Envelope - Availability: 1.5.0 挙動が変更され出力がfloat4からfloat8になりました。 ジオメトリのバウンディングボックスを表現するジオメトリを返します。
  • ST_Expand - Availability: 1.5.0 出力をfloat4座標値から倍精度に変更しました。 他のバウンディングボックスまたはジオメトリから拡張されたバウンディングボックスを返します。
  • ST_GMLToSQL - Availability: 1.5 libxml2 1.6+が必要です。 GML表現から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromGMLの別名です。
  • ST_GeomFromGML - Availability: 1.5 libxml2 1.6+が必要です。 GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_GeomFromKML - Availability: 1.5 libxml2 2.6以上が必要です。 ジオメトリのKML表現の入力をとり、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
  • ST_HausdorffDistance - Availability: 1.5.0 二つのジオメトリ間のハウスドルフ距離を返します。
  • ST_Intersection - Availability: 1.5 ジオグラフィ型が導入されました。 ジオメトリAとジオメトリBの共通部分を表現するジオメトリを返します。
  • ST_Intersects - Availability: 1.5 ジオグラフィ対応が導入されました。 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
  • ST_Length - Availability: 1.5.0 ジオグラフィt対応が導入されました。 線系ジオメトリの2次元長を返します。
  • ST_LongestLine - Availability: 1.5.0 二つのジオメトリ間の2次元最長ラインを返します。
  • ST_MakeEnvelope - Availability: 1.5 座標値の最小値と最大値から矩形ポリゴンを生成します。
  • ST_MaxDistance - Availability: 1.5.0 二つのジオメトリ間の2次元最長距離を空間参照系の単位で返します。
  • ST_ShortestLine - Availability: 1.5.0 二つのジオメトリの3次元の最短ラインを返します。
  • ~= - Availability: 1.5.0 挙動が変更されました AのバウンディングボックスがBのバウンディングボックスと同じ場合に TRUEを返します。

13.12.14. PostGIS 1.4 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 1.4 で新規作成された関数

  • Populate_Geometry_Columns - Availability: 1.4.0 ジオメトリカラムが型修飾子で定義されるか、適切な空間制約を持つようにします。
  • ST_Collect - Availability: 1.4.0 - ST_Collect(geometry)が導入されました。ST_Collectがより多くのジオメトリをより早く扱えるよう強化されました。 ジオメトリの集合からジオメトリコレクションまたはマルチ系ジオメトリを生成します。
  • ST_ContainsProperly - Availability: 1.4.0 Bの全てのポイントがAの内部にあるかをテストします。
  • ST_GeoHash - Availability: 1.4.0 ジオメトリのGeoHash表現を返します。
  • ST_IsValidReason - Availability: 1.4 ジオメトリが妥当か否かを示す文字列を返し、不正な場合は理由を返します。
  • ST_LineCrossingDirection - Availability: 1.4 二つのラインストリングがどのように交差しているかを示す数字を返します。
  • ST_LocateBetweenElevations - Availability: 1.4.0 標高 (Z値)範囲にある部分ジオメトリを返します。
  • ST_MakeLine - Availability: 1.4.0 - ST_MakeLine(geomarray)が導入されました。ST_MakeLine集約関数はより多くのポイントをより早く扱うための強化が施されています。 POINT、MULTIPOINT、LINESTRINGからLINESTRINGを生成します。
  • ST_MinimumBoundingCircle - Availability: 1.4.0 入力ジオメトリを含む最小の円を返します。
  • ST_Union - Availability: 1.4.0 - ST_Unionが機能強化されました。ST_Union(geomarray)が導入され、PostgreSQLの高速なコレクションの集約が導入されました。 入力ジオメトリのポイント集合の結合を表現するジオメトリを返します。

13.12.15. PostGIS 1.3 で新規作成/機能強化された関数

次に示す関数は、新規作成または機能強化されたPostGIS関数です。

PostGIS 1.3 で新規作成された関数

  • ST_AsGML - Availability: 1.3.2 GML第2版または第3版としてジオメトリを返します。
  • ST_AsGeoJSON - Availability: 1.3.4 GeoJSON形式のジオメトリまたは地物を返します。
  • ST_CurveToLine - Availability: 1.3.0 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_LineToCurve - Availability: 1.3.0 曲線を含むジオメトリを線ジオメトリに変換します。
  • ST_SimplifyPreserveTopology - Availability: 1.3.3 Douglas-Peuckerアルゴリズムを使用して、単純化した妥当なジオメトリを返します。