ST_AsPNG — ラスタの選択されたバンドを、単一のportable network graphics (PNG)画像としてバイト配列で返します。バンドを指定せず、1バンドか3バンドか4バンドある場合には、全てのバンドを使用します。バンドを指定せず、2バンドか4より多いバンドがある場合には、1番バンドを使用します。対象バンドはRGBまたはRGBAに対応付けられます。
bytea ST_AsPNG(
raster rast, text[] options=NULL)
;
bytea ST_AsPNG(
raster rast, integer nband, integer compression)
;
bytea ST_AsPNG(
raster rast, integer nband, text[] options=NULL)
;
bytea ST_AsPNG(
raster rast, integer[] nbands, integer compression)
;
bytea ST_AsPNG(
raster rast, integer[] nbands, text[] options=NULL)
;
ラスタの選択されたバンドを、単一のportable network graphics (PNG)画像として返します。より一般でないラスタタイプで出力する必要がある場合には、ST_AsGDALRasterを使います。バンドを指定しない場合には、前から3バンドを出力します。この関数には多数の任意引数が付くさまざまな形式があります。srid
が指定されない場合には、sridはラスタが使用しているSRIDを指定します。引数の一覧は次の通りです。
nband
単一バンド出力のためのものです。
nbands
出力バンドの配列 (PNGでは4要素が最大です)で、バンドの並び順はRGBAです。たとえばARRAY[3,2,1]は、3番バンドを赤、2番バンドを緑、1番バンドを青にそれぞれ対応させます。
compression
1から9の数を指定します。大きいほど圧縮効率が上がります。
options
PNGのために定義するGDALオプションの文字列配列です (ST_GDALDriversのcreate_optionsを見てください)。PNGの妥当なパラメタはZLEVEL (圧縮に費やす時間の合計で、デフォルトは6)です。ARRAY['ZLEVEL=9']というようにします。この関数が二つの出力を行う必要があるため、ワールドファイルはPNGでは許されません。詳細についてはGDAL Raster format optionsをご覧下さい。
Availability: 2.0.0 - GDAL 1.6.0以上が必要です。