39. 付録 A: PostGIS 関数

39.1. コンストラクタ

ST_MakePoint(Longitude, Latitude)

新しいポイントを返します。座標の順序 (経度、緯度の順) に注意して下さい。

ST_GeomFromText(WellKnownText, srid)

標準的な WKT 文字列と SRID から新しいジオメトリを返します。

ST_SetSRID(geometry, srid)

ジオメトリの SRID を更新します。同じジオメトリが返ります。この起案数はジオメトリの座標を変更せず、SRID を更新するだけです。この関数は通常、SRID なしで生成されたジオメトリに条件を与えるのに使います。

ST_Expand(geometry, Radius)

入力ジオメトリの拡張したバウンディングボックスを新しいジオメトリとして返します。この関数はインデックス探索に使うためのエンベロープの生成に使われます。

39.2. 出力

ST_AsText(geometry)

人が読める文字列フォーマットのジオメトリを返します。

ST_AsGML(geometry)

標準 OGC GML フォーマットのジオメトリを返します。

ST_AsGeoJSON(geometry)

標準 GeoJSON フォーマットのジオメトリを返します。

39.3. 計測関数

ST_Area(geometry)

ジオメトリの面積を空間参照系の単位で返します。

ST_Length(geometry)

ジオメトリの長さを空間参照系の単位で返します。

ST_Perimeter(geometry)

ジオメトリの周長を空間参照系の単位でで返します。

ST_NumPoints(linestring)

ラインストリングの頂点数を返します。

ST_NumRings(polygon)

ポリゴンのリング数を返します。

ST_NumGeometries(geometry)

ジオメトリコレクションの要素数を返します。

39.4. 関係関数

ST_Distance(geometry, geometry)

二つのジオメトリの距離を空間参照系の単位で返します。

ST_DWithin(geometry, geometry, radius)

ジオメトリが互いに半径距離内にある場合には TRUE を返し、その他の場合には FALSE を返します。

ST_Intersects(geometry, geometry)

ジオメトリが接続されていない場合には TRUE を返し、その他の場合には FALSE を返します。

ST_Contains(geometry, geometry)

一つ目のジオメトリが二つ目のジオメトリに完全に含んでいる場合には TRUE を返し、その他の場合には FALSE を返します。

ST_Crosses(geometry, geometry)

ラインまたはポリゴン境界が他のラインまたはポリゴン境界とクロスする場合には TRUE を返し、その他の場合には FALSE を返します。