Name

ST_ShiftLongitude — 経度座標値を-180度から180度の範囲と0度から360度の範囲との二つの範囲を行き来するようシフトします。

Synopsis

geometry ST_ShiftLongitude(geometry geom);

説明

ジオメトリの全てのポイント/頂点を読み、経度値が-180度から0度の範囲にあるのを180度から360度の範囲にシフトして、180度から360度の範囲にあるのを-180度から0度の範囲にシフトします。この関数は対称となりますので、-180度から180度の範囲のデータを0度から360度の範囲の表現にし、0度から360度の範囲のデータを-180度から180度の範囲の表現にします。

[Note]

この関数は、SRID 436 (WGS84地理座標系)のような緯度経度の座標値を持つデータの場合に限って使います。

[Warning]

1.3.4より前ではMULTIPOINTでは動作しないバグがありました。1.3.4以上ではMULTIPOINTでも動作します。

この関数は3次元に対応し、Z値を削除しません。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。

ご注意: この関数は2.0.0で"ST_Shift_Longitude"から名称変更しました。

この関数は多面体サーフェスに対応しています。

この関数は三角形と不規則三角網 (TIN)に対応しています。

--single point forward transformation
SELECT ST_AsText(ST_ShiftLongitude('SRID=4326;POINT(270 0)'::geometry))

st_astext
----------
POINT(-90 0)


--single point reverse transformation
SELECT ST_AsText(ST_ShiftLongitude('SRID=4326;POINT(-90 0)'::geometry))

st_astext
----------
POINT(270 0)


--for linestrings the functions affects only to the sufficient coordinates
SELECT ST_AsText(ST_ShiftLongitude('SRID=4326;LINESTRING(174 12, 182 13)'::geometry))

st_astext
----------
LINESTRING(174 12,-178 13)
        

関連情報

ST_WrapX