Name

ST_Point — X, YとSRIDの値からポイントを生成します。

Synopsis

geometry ST_Point(float x, float y);

geometry ST_Point(float x, float y, integer srid=unknown);

説明

与えられたXとYの座標値からポイントを返します。これは、XとYを取るSQL-MMのST_MakePointと同等です。

[Note]

地理座標系について、Xは経度で、Yは緯度です。

Enhanced: 3.2.0 SRID任意引数が追加されました。古いバージョンでは、ジオメトリにSRIDを与えるにはST_SetSRIDを併用しなければなりませんでした。

このメソッドはSQL/MM仕様の実装です。

SQL-MM 3: 6.1.2

例: ジオメトリ

SELECT ST_Point( -71.104, 42.315);
SELECT ST_SetSRID(ST_Point( -71.104, 42.315),4326);

New in 3.2.0: SRIDが指定できます

SELECT ST_Point( -71.104, 42.315, 4326);

例: ジオグラフィ

PostGIS 3.2より前の構文

SELECT CAST( ST_SetSRID(ST_Point( -71.104, 42.315), 4326) AS geography);

3.2ではSRIDを含むことができます

SELECT CAST( ST_Point( -71.104, 42.315, 4326) AS geography);

PostgreSQLはキャストの簡略表記として::を提供しています

SELECT ST_Point( -71.104, 42.315, 4326)::geography;

ポイントの座標が地理座標系 (WGS84等)でない場合には、ジオグラフィにキャストする前に座標系変換を行う必要があります。この例では、ペンシルバニア州平面フィート (SRID 2273)上のポイントをWGS84 (SRID 4326)に座標系変換を行っています。

SELECT ST_Transform(ST_SetSRID( ST_Point( 3637510, 3014852 ), 2273), 4326)::geography;

関連情報

Section 4.3, “ジオグラフィデータタイプ”, ST_MakePoint, ST_SetSRID, ST_Transform, ST_PointZ, ST_PointM, ST_PointZM