ST_Intersects — 二つのジオメトリがインタセクトしている (少なくとも一つの共有点がある)かどうかテストします。
boolean ST_Intersects(
geometry geomA , geometry geomB )
;
boolean ST_Intersects(
geography geogA , geography geogB )
;
二つのジオメトリがインタセクトする場合にTRUE
を返します。任意の共有点を持つ場合を指します。
ジオグラフィに対しては、0.00001メートルの距離許容値が使われます (このため非常に近いポイントはインタセクトしているとみなされます)。
数学用語では: ST_Intersects(A, B) ⇔ A ⋂ B ≠ ∅
DE-9IMインタセクション行列が次の通り合致するとジオメトリはインタセクトしています。
T********
*T*******
***T*****
****T****
空間的なインタセクションは全ての他の空間関係テスト関数に含まれます。例外はST_Disjointで、全てのジオメトリがインタセクトしていないかどうかをテストすることになります。
この関数の呼び出しによって、ジオメトリで使用可能なインデックスを使用するバウンディングボックスの比較が自動的に行われます。 |
Changed: 3.0.0 SFCGAL版を削除し、2次元TINのネイティブ対応を追加しました。
Enhanced: 2.5.0 ジオメトリコレクションに対応しました。
Enhanced: 2.3.0 PIP short-circuit (ポリゴンとポイントに限定した高速判定)を少ないポイントからなるマルチポイントに対応することができるよう拡張しました。以前の版ではポリゴンとポイントの組み合わせにだけ対応していました。
ジオメトリについては、GEOSモジュールで実現しています。ジオグラフィについてはネイティブです。
Availability: 1.5 ジオグラフィ対応が導入されました。
ジオグラフィでは、この関数は0.00001メートルの距離許容を持ち、回転楕円体計算でなく球面を使います。 |
ご注意: これは論理値を返して整数を返さないのが「許される」版です。 |
このメソッドはOGC Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1の実装です。
s2.1.1.2 //s2.1.13.3 - ST_Intersects(g1, g2 ) --> Not (ST_Disjoint(g1, g2 ))
このメソッドはSQL/MM仕様の実装です。
SQL-MM 3: 5.1.27
このメソッドは曲線ストリングと曲線に対応しています。
この関数は三角形と不規則三角網 (TIN)に対応しています。
SELECT ST_Intersects('POINT(0 0)'::geometry, 'LINESTRING ( 2 0, 0 2 )'::geometry); st_intersects --------------- f (1 row) SELECT ST_Intersects('POINT(0 0)'::geometry, 'LINESTRING ( 0 0, 0 2 )'::geometry); st_intersects --------------- t (1 row) -- Look up in table. Make sure table has a GiST index on geometry column for faster lookup. SELECT id, name FROM cities WHERE ST_Intersects(geom, 'SRID=4326;POLYGON((28 53,27.707 52.293,27 52,26.293 52.293,26 53,26.293 53.707,27 54,27.707 53.707,28 53))'); id | name ----+------- 2 | Minsk (1 row)