4. 空間データベースの作成

4.1. PgAdmin

PostgreSQLはいくつかの管理フロントエンドがあります。主要なものとしては、SQLクエリを入力するコマンドラインツールの psql があります。他の人気のある PostgreSQL フロントエンドとしては、フリーでオープンソースの GUI ツール pgAdmin があります。pgAdmin で実行された全てのクエリは、psql でコマンドラインから実行することもできます。pgAdminはジオメトリビューア持っていて、PostGIS クエリの空間ビューに使うことができます。

  1. pgAdmin を見つけて、起動します。

    _images/pgadmin_01.png
  2. pgAdmin の実行が初めての場合には、設定済みのサーバを持っていない可能性があります。ブラウザパネル内の Servers を右クリックします。

    PostGIS という名前を付けておきます。Connection タブの Host name/address に入ります。ローカルにインストールした PostgreSQL で作業している場合には localhost を使うことができます。クラウドサービスを使っている場合には、アカウントからホスト名を取得できるはずです。

    Port5432 のままとし、Maintenance databaseUsernamepostgres のままにしておきます。Password はローカルにインストールした時に指定した、あるいは、クラウドサービスで指定したパスワードを入れます。

    _images/pgadmin_02a.png

4.2. データベースの作成

  1. データベースのツリーを開いて、現在有効なデータベースを確認します。postgres データベースは、デフォルトユーザの postgres のデータベースですが、これは気にしません。

  2. Databases を右クリックし、New Database を選択します。

    _images/pgadmin_02.png
  3. Create Database フォームに次に示すことを記入して OK をクリックします。

    名前

    nyc

    所有者

    postgres

    _images/pgadmin_03.png
  4. nyc``データベースを選択して開くと、オブジェクトのツリーが表示されます。``public スキーマが表示されます。

    _images/pgadmin_04.png
  5. 次に示すSQLクエリボタンをクリックします (もしくは Tools > Query Tool に移動します)。

    _images/pgadmin_05.png
  6. 次のクエリをクエリテキストフィールドに入力して PostGIS エクステンションをロードします。

    CREATE EXTENSION postgis;
    
  7. 「クエリの実行」にはツールバーの Play ボタンをクリックします (もしくは F5 キーを押します)。

  8. PostGISをインストールされているか確認するには次の関数を実行します:

    SELECT postgis_full_version();
    

これで PostGIS 空間データベースの生成に成功しました!!

4.3. 関数リスト

PostGIS_Full_Version: 完全な PostGIS のバージョン情報とコンフィギュレーション情報を報告します。