ST_UnaryUnion — 単一のジオメトリの要素の結合を計算します。
geometry ST_UnaryUnion(
geometry geom, float8 gridSize = -1)
;
単一入力の形式のST_Unionです。入力は単一ジオメトリ、マルチ系ジオメトリ、ジオメトリコレクションが可能です。結合は、入力の個々のエレメントに適用されます。
この関数は要素間のオーバラップが原因で不正とされるマルチポリゴンを修正するのに使えます。しかしながら、入力の要素は妥当でなければなりません。蝶ネクタイポリゴンのような入力の個々の要素はエラーを引き起こすかも知れません。このためST_MakeValidを使う方が良いかも知れません。
この関数は、他に、クロスやオーバラップするラインストリングのコレクションを単純にするためのノード追加とディソルブに使われます (ST_Node も同様のことを行いますが、任意引数gridSize
を与えることができません。)
一度に結合するジオメトリの数量を調整するためにST_UnaryUnionとST_Collectとを混ぜることができます。メモリ使用と処理時間のトレードオフが可能になり、ST_UnionとST_MemUnionとのバランスが得られます。
任意引数gridSize
が与えらえれた場合には、入力は与えられた大きさのグリッドにスナップされ、結果の¥頂点は同じグリッド上で計算されます (GEOS-3.9.0以上が必要)。
この関数は3次元に対応し、Z値を削除しません。 ただし、結果はXYのみを使用して計算されます。結果のZ値は複写するか、平均値になるか、補間されます。
Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。
gridSizeパラメータを使うにはGEOS 3.9.0以上が必要です
Availability: 2.0.0