ST_Difference — ジオメトリBとインタセクトしていないジオメトリAの一部を表現するジオメトリを計算します。
geometry ST_Difference(
geometry geomA, geometry geomB, float8 gridSize = -1)
;
ジオメトリBとインタセクトしていないジオメトリAの一部を表現するジオメトリを計算します。これはA - ST_Intersection(A,B)
と同じです。Aが完全にBに包含されている場合には、適切なタイプの空のジオメトリが返されます。
これは、重ね合わせ関数では唯一の入力順序を気にしなければならない関数です。ST_Difference(A, B)は常にAの一部を返します。 |
任意引数gridSize
が与えらえれた場合には、入力は与えられた大きさのグリッドにスナップされ、結果の¥頂点は同じグリッド上で計算されます (GEOS-3.9.0以上が必要)。
GEOSモジュールで実現しています。
Enhanced: 3.1.0 gridSizeパラメータを受け付けるようになりました。
gridSizeパラメータを使うにはGEOS 3.9.0以上が必要です。
このメソッドはOGC Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1の実装です。 s2.1.1.3
このメソッドはSQL/MM仕様の実装です。 SQL-MM 3: 5.1.20
この関数は3次元に対応し、Z値を削除しません。 ただし、結果はXYのみを使用して計算されます。結果のZ値は複写するか、平均値になるか、補間されます。
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次では、2次元ラインストリングの差を求めます。
SELECT ST_AsText( ST_Difference( 'LINESTRING(50 100, 50 200)'::geometry, 'LINESTRING(50 50, 50 150)'::geometry ) ); st_astext --------- LINESTRING(50 150,50 200)
次では、3次元ラインストリングの差を求めます。
SELECT ST_AsEWKT( ST_Difference( 'MULTIPOINT(-118.58 38.38 5,-118.60 38.329 6,-118.614 38.281 7)' :: geometry, 'POINT(-118.614 38.281 5)' :: geometry ) ); st_asewkt --------- MULTIPOINT(-118.6 38.329 6,-118.58 38.38 5)